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地球温暖化対策:どこまで進むか「ESG投資」と気候変動への「適応策」

2018-11-01 08:39:45 | ビジネス・教育学習
◇昨日(2018年10月31日)の毎日新聞朝刊の「くらしナビ・環境」の記事からです。
◇地球温暖化対策を考えるうえでの最新情報として、有効な情報だと思っています。

◇ひとつは「環境配慮・社会貢献・企業統治」を評価して投資行動をする「ESG投資」の実態です。
◇先だっての気候ネットワークの「気候市民サミットin京都」のセッションでも取り上げられました。
◇欧米の投資家が環境負荷の大きい企業から投資撤退(ダイベストメント)する傾向があります。
◇その中で、日本の金融業界「メガバンク」の「ESG投資」への動きが鈍いのです。
◇この新聞記事でも、日本のメガバンクの石炭火力、化石燃料関連への投資額の多さを憂いています。
◇世界のESG投資額は、全体の1/4を占める約2,500兆円に達し、世界的潮流との情報である。
◇ところが、日本のメガバンクの動きは鈍く、言うまでもなく、政府の政策にその根拠があります。
◇石炭火力、化石燃料関連からの撤退が、頭で分かっていても、現実問題としてできないのです。
◇政策を一度決めて動き出すと、簡単には方向転換が出来ないのが「日本丸」のようです。
◇「政策は、急には止められない!」ということですか。
◇せめて、再生可能エネルギーへの政策転換を、実体を伴わせてほしいと願うところです。

◇もうひとつは、パリ協定に定義した「適応策」を推進している事例です。
◇夏の夜の気温が下がらないと、ブドウの色づきに影響するようです。
◇これから温暖化傾向は止められないので、その対策として「環状剥皮」という手法の活用です。
◇ただ、剥ぐブドウの樹木の皮の厚さが、デリケートのようで、研究が重ねられたようです。
◇食品産業技術総合研究機構による研究の結果、2~5㎝の厚さで剥ぐという結論のようです。
◇我々は、ともすれば他人事のように「緩和策」ばかりを声高々に提唱します。
◇やはり、自らの行動を伴う「適応策」としてのライフスタイルを推進する必要性を感じます、
◇「緩和策」だけでは、地球温暖化というか、気候変動は止められないとの思いです。
◇温暖化を防ぎきれないとの前提で、果樹、野菜の強靭性向上(適応策)を図っている事例です。
◇この考え方で、我々のライフスタイルの見直しも急務ではないかと思うのです。
◇我々自身が、「適応策」としての気候変動に耐えられる強靭なライフスタイルが必要なのでは?

※詳細は、2018年10月31日毎日新聞朝刊(大阪版)くらしナビ(13P)をご参照ください。

2018年11月1日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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