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エコ検定ワンポイント受験講座 No.12

2018-11-16 11:08:02 | ビジネス・教育学習
◇エコ検定受験講座における、気になるポイント整理「その12」です。
◇今週は、第21回問題の演習による学生の習得状況から、必要な項目を整理していきます。
◇総論的には、相変わらず、環境政策関連の問題に弱さが目立ちます。

◇ポイント①:生物多様性国家戦略
 ・1993年発効「生物多様性条約」実行のために1995年に最初の「生物多様性国家戦略」策定。
 ・2008年に「生物多様性基本法」を施行し、「生物多様性国家戦略」を位置づける。
 ・同時に、「生物多様性地域戦略」を策定。
 ・2012年「生物多様性国家戦略2012‐2020」を閣議決定、2020年短期目標2050年長期目標設定。
 ・「生物多様性の4つの危機」、「生物多様性に関する5つの課題」の整理。
 ・100年先を見通した「自然共生社会」における国土のめざす方向性やイメージを提示。

◇ポイント②:環境教育推進の流れ
 ・1975年「ベオグラード憲章」により、環境教育の目的や内容を明確にし世界に影響を及ぼす。
 ・1997年「第3回環境教育世界会議」の「テサロニキ宣言」の中に盛り込む。
 ・ESDとは、「持続可能な開発のための教育」という考え方。
 ・2002年ヨハネスブルグサミットで「ESDの10年」を日本政府と市民団体の共同提案。
 ・「ESDの10年」とは、「国連・持続可能な開発のための教育の10年」である。
 ・2015年から「ESDの10年」の後継となる政策枠組み「GAP」が策定され、現在に至る。
 ・「GAP」とは、「ESDに関するグローバル・アクション・プログラム」のことである。
 ・国内法としては、2003年に「環境教育推進法(旧法)」が誕生。
 ・2011年に「ESDの10年」の動向も勘案し、改正法として「環境教育等促進法」が成立。
 ・同法により、環境教育の指導者の育成に関する認定登録制度」が設けられる。

◇ポイント③:再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)
 ・「再生可能エネルギー特別措置法」に基づき2012年7月開始。
 ・再生可能エネルギーによる発電された電力を対象とする。
 ・国が定める期間・価格で電力を電力会社が買い取る事を義務付けする。
 ・買取に必要な費用は、「再生可能エネルギー賦課金」として電気料金に上積みする。
 ・各家庭や需要家が電気使用量に応じて負担する。
 ・2017年4月から、同法改正により、入札制度へと移行している。

2018年11月16日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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