暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定ワンポイント受験講座 No.15 (2018年最終回)

2018-11-23 11:08:11 | ビジネス・教育学習
◇エコ検定受験講座における、気になるポイント整理「その15(最終回)」です。
◇このエコ検定ワンポイント講座も、今日で一応、締めようと思います。
◇今朝の新聞で、世界気象機関(WMO)から、CO2濃度が過去最高になっているとの記事です。
◇12月2日からのCOP21の展開に影響がありそうです。
◇もう、パリ協定のレベルでは、地球温暖化は防止できないのだろうか?
◇ということで最後のエコ検定受験講座を終え、学生の演習結果を踏まえ弱点を整理していきます。

◇ポイント①: 環境ラベルの整理
 ・ISO14000シリーズ(国際標準化機構)では、環境ラベルを3つのタイプに分類しています。
 ・環境配慮型製品の判定基準を制定し、学識経験者等の第三者が認証する「タイプⅠ」
 ・企業や業界団体が独自の基準を設定し、基準適合を自己宣言する「タイプⅡ」
 ・製品の環境負荷をLCAなどで定量的データを表示して判断を購入者に委ねる「タイプⅢ」
 ・公式テキストで読み込めないのは、「エコリーフ」が「タイプⅢ」であること。
 ・重要なのは、「エコマーク」などの「タイプⅠ」の、良く目に入る環境ラベルを知ること。

◇ポイント②:地球温暖化のリスクとフロンのリスクを混同しない
 ・オゾン層が薄くなり、生物のDNAにダメージを与えることは、フロンに関する問題。
 ・地球環境問題には違いないが、地球温暖化問題ではないので、注意が必要。
 ・地球温暖化問題は、二酸化炭素を軸とするGHG(温室効果ガス)増加へのリスク対策です。
 ・GHGは、二酸化炭素だけでなく、温室効果の強いメタン等も含まれる。
 ・新聞報道によれば、二酸化炭素が産業革命前比で1.5倍(405.5PPM)
 ・新聞報道によれば、メタンが約2.6倍

◇ポイント③:環境活動主体の整理
 ・自助:個人や家庭の自分たちで行う事
 ・共助:近隣や地域社会、NPO主体で行う活動
 ・公助:行政が主体となって行う活動

◇ポイント④:日本のエネルギー政策は3E+S
 ・経済効率性の向上(Economic efficiency)
 ・安定供給の確保(Energy security)
 ・環境への適合(Environment)
 ・安全性(Safety)

◇ポイント⑤:2020年度に向けての循環型社会形成推進基本計画の3つの数値目標
 ・資源生産性(入口):資源生産性=国内総生産(GDP)÷天然資源等投入量
           2020年度目標は46万円/t
・循環利用率(循環):循環利用率=循環利用量÷(循環利用量+天然資源等投入量)
          2020年度目標は17%
 ・最終処分量(出口):2020年度目標1,700万t

◇マスメディアからの地球環境問題の情報整理を継続しながら、今後も整理していきます。
◇その情報を基本に、2019年も、新たな気持ちで「エコ検定」の解説にチャレンジします。
◇桜の花が満開になる頃に、このブログ講座も再開したいと思っています。

2018年11月23日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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