ここのところ、同業の大先輩をはじめ、いろんな方々からブログを見てるよ
とおっしゃっていただいているので、たまには不動産に関係するお話も
ただ、いろんな考え方もあると思うので、私の独り言としてご容赦を
まず、最近のメディアで大きく取り上げられている森友学園への国有地の払い下げ問題
もともとの焦点は、なぜ不動産鑑定価格の10分の1の低価で売却されたのかということだった
これに尾ひれはヒレがつき、阿部首相夫人が名誉校長になっていたから首相サイドから圧力がかかり
安く売ったのではないかとなっており、いまや防衛大臣と面識があったとか云々の話にまで
広がってしまっている
我々不動産業者がある古家付きの土地建物を売却したいと相談を受けた際に、
築年数もかなり古く一般的には解体して更地として売却したほうがいい場合があるのだが、
売主にその費用を先行負担する余裕がない場合もあるので、
その際は、建物解体費用を予め減額して価格を設定し、買主に解体を行ってもらうのが
一般的なのだ
もちろん建物を解体するしないは買主の自由だ
森友学園の場合は、どうだろう
鑑定価格が10億円、これはもちろん地中埋設物などのいわゆる瑕疵がない状態での価格だから
財務省の主張する地中埋設物除去費用が8億5千万円、よって10億-8.5億円=1.5億円
これって、ごく当たり前の数字なのではないのか
野党も与党を攻撃することだけしか頭にないから完全に争点がずれている
ここで検証しなければいけないのは、8.5億の除去費用が妥当な価格なのかであり
それが妥当とすれば、払い下げ価格については問題なしとなる
で、森友学園サイドが地中埋設物を実際に除去しようとしなかったかは、価格形成においては
問題視されることはないのだと思う。
が、小学校という施設のグランドに地中埋設物があるまま使用して問題かは、
それはそれで検証すべきだが、価格問題とは別問題なのだ
それを大事な外務委員会で、時間を使って延々とやってることには、野党の資質を疑ってしまう
もっと議論することがあるのでは!