I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

女三人福江島探検ツアー

2006年10月10日 | 五島のお話

               今回のツアーは魚津ヶ崎からスタート!

先週末、高校時代の友人メグとカズちゃんが遊びに来てくれました。一泊二日の滞在ということだったので、かなりタイトなプランとなってしまいましたが、ほぼ予定通り案内することができました 二人にもチラっと登場してもらいつつ、ツアーの様子をアップしてみます

ケロケロツアー1日目

まずは12:55分着のジェットフォイルで到着した二人をお出迎え 港からほど近い「なかまさ(そば屋)」で腹ごしらえを済ませ、14:00から探検ツアースタート!

最初に向かったのは遣唐使船が寄港したと言われている岐宿町の魚津ヶ崎公園。国道384号線を岐宿方面に向かっていくと、車で20分ほどで到着します。しばらく海風に吹かれながら青い海を眺めた後は、すぐ近くにある真っ白で美しい佇まいの水之浦教会へ。初めて中に入ったのですが、シンプルなステンドグラスとコウモリ天井が印象的なステキな教会でした。

       

再び国道384号線にのり、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がる三井楽町へ。魚藍観音像がある高台からは日本の渚100選にも選ばれている高浜海水浴場を一望することができます。近くにある神社には柏の木があるのですが、夏に来た時とは違って、まるまるとしたドングリをたくさん実らせていました。椎や樫になるドングリは知っていましたが、柏のドングリを見たのは初めてです。

 

高浜海水浴場のお隣には、遠浅でこれまた透明度が高い頓泊海水浴場があります。海の底がはっきりと見えているのがお分かりでしょうか?この日は潮が満ちていて、いつもは砂浜になっている所まで水が来ていました。青く澄んだ海に二人とも感動していたようです。      

              

またまた国道384号線にのり、頓泊海水浴場から荒川を抜けると大宝地区に入ります。ここで訪れた大宝寺は空海が唐から帰ってきて最初に真言宗を開いたと言われているお寺です。西の高野とも言われ、境内には弘法大師空海の像や観音様やお地蔵様などが立ち並び、なかなか見応えがあります。

国道384号線から玉之浦に続く県道50号線に乗りかえ、島山島を目指していくと、左手上方に煉瓦造りの井持浦教会が見えてきます。井持浦教会にはマリア様が何度も出現したと言われているフランスのルルドの泉を再現したものがあり、そこには本物の泉の水が混入されているそうです。蛇口がついているので飲むこともできますよ

      

次に目指した場所は、私の大好きな玉之浦のアコウ樹。あまり観光客は来ないようですが、初めて見た時にその不思議なカタチと見事な枝振りに魅了され、それ以来お客さんが来る度にここへ連れて行きたくなっちゃうんです

               

福江島にはたくさんのアコウが自生していますが、この玉之浦のアコウは本当に珍しい形をしています。福江を訪れた際には是非間近でご覧になってみてください

              

玉之浦のアコウ樹から小浦海水浴場を挟んで向こう側に見えるのが、たくさんの野生の鹿が住む島山島。玉之浦大橋を渡ってすぐの所にちょっとした公園があって、そこでは野生の鹿たちと出逢うことができます。この写真にも隠れていますよ!

 

この日は1匹も広場に下りてきておらず、あまり近くで見ることができなかったのですが、諦めて帰ろうとしていた時に一頭だけお散歩をしている鹿に遭遇することができました。旅の途中で拾ってきたドングリを与えると、美味しそうに食べていましたよ。最後に愛らしい鹿に見送ってもらえて二人とも嬉しそうでした

              

ちょうど日が暮れかけてきた午後5時半頃、再び玉之浦大橋を渡り、九州本土で最後に沈む美しい夕日を見るために大瀬崎灯台園地に向かいました。「今日はどんな夕日が見られるかしら?」とワクワクしながらくねくね道をどんどん上ります

              

この日の夕日はとっても幻想的でした。うす紫色に染まった海は橙色の光を映し、水平線と空の境目には帯状の雲が広がっています。そのため太陽は海に沈む手前で雲に隠れてしまいましたが、空がとってもきれいだったので、私たちは夕日が沈んだ後もしばらくの間美しい夕景を眺めていました

  

夕景を観賞した後は同じ道を辿って荒川まで戻り、県道27号線でまっすぐ福江へ帰りました。夕食は私の大好きな「すし春」で江戸前寿司に舌鼓。特上2000円はとってもお得で、しかも美味しいかなりオススメです。午後7時頃にお店に入って1時間ほどお食事を楽しんだ後、プランにはなかった福江祭りの見学に向かったのですが、すでにメインのねぶたは終わっており、ねぶたを見せてあげることができませんでした。初めからちゃんとプランの中に入れておけばよかったとちょっと反省 二人ともごめんね

1日目の終わりは旅の疲れを癒しに鬼岳温泉へ。夜の入浴料は600円ですが、午後5時までなら半額の300円で入れます。鉄分の多い露天風呂の真っ赤なお湯に二人とも驚いていました。3人でおしゃべりをしながら1時間ほどゆっくりと温泉タイム。気持ちよかったな~

この日の走行距離は約150㎞。お天気にも恵まれて楽しい1日となりました 

ケロケロツアー2日目

2日目は朝から雨模様だったのですが、自称晴れ女メグの本領発揮か、車を降りた時にはピタッと雨が止むという奇跡を起こしてくれました メグ、あなたはスゴイ

              

県道49号線にのり最初に向かったのは波が穏やかな香珠子海水浴場。ここではたくさんの貝やカニに出逢うことができます。見慣れない生き物たちの姿に二人とも驚いていたようでした

 

メグが懐かしい植物を発見してくれましたよ 

              

この植物、本当の名前をオナモミといいますが、幼い頃私たちはなぜか「バカ」と呼んで人の洋服に向かって投げつけて遊んでいました。先がカギ状のトゲトゲがついているので、投げると繊維に引っかかるんです。 皆さんも遊んだ覚えがありませんか?

      

ここまで来たら富江方面も案内しちゃえ!と勢いづいて連れてきたのはエンビスポットの勘次ヶ城。ミナ(←貝の仲間)好きのカズちゃんがエンビにも興味を示したので、岩場を歩いてちょっと磯遊びをしてみました。残念ながらエンビは時期が過ぎてしまい、一匹も見ることはできませんでしたが、きれいな貝殻も多く、気付いたら3人とも貝殻拾いに夢中になっていました プランにはなかったコースだったけど、一番長くいたかもね

              

勘次ヶ城で磯遊びを楽しんだ後は、福江方面に戻り、鬼岳が噴火した時に流れ出した熔岩でできたと言われている鐙瀬熔岩海岸へ。亜熱帯植物が多く自生しているこの周辺ではハイビスカスの花がきれいに咲いていました。

 

昼食はカレーが美味しい「バイクハウス」で二輪車カレーをいただきました ハンバーグが二つ載っていて700円とはお得です サラダも付いてきますよ。

旅の締めくくりは鬼岳山頂まで登り、福江島を一望しました。山頂まで登ると3人ともハァハァと息切れを起こしていましたが、海は見えるし火口は見えるし、なかなかの絶景でした

              

この後少しだけ時間があったので、奥浦にある堂崎天主堂にもちらっとだけ連れて行きました。最終的に港に着いたのはちょうど15:30。港でお土産を買って16:05分発のジェットフォイルで帰る二人を見送って、今回のツアーはおしまい。とっても充実した二日間でした。友達ってやっぱりいいですね

メグ、カズちゃん、来年もまた遊びに来てね!
kero-keroはいつでも皆さんのお越しをお待ちしております

<追記>

二人が帰った日の夜、ねぶたが出ていたので写真を撮ってきました。この「福江祭り」は毎年10月の第一週目に行われるようです。なかなか勇壮で見応えがありますよ