I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

ミゾソバ(溝蕎麦)

2006年10月30日 | 植物のお話

                    轟峡の近くの川縁で見つけました

この花は私が大好きな野草の一つ、タデ科のミゾソバです。日本各地に分布し、原野、道端などの水辺に群生して生える多年草で、名前の由来は読んで字のごとく、溝の近くに生え、蕎麦に似ていることから「ミゾソバ」なんだそうです。

                   

この写真を撮った時も小さな小川の側に群生していました。満開できれいでしたよー

                   

同じ日にたまたまソバ(蕎麦)の花も発見しました
ミゾソバと比べてみると、確かに葉のカタチとか似てるかも!

                   

夏から秋にかけて花を咲かせるミゾソバ。そろそろミゾソバの季節もおしまいかと思っていたら、連日の秋晴れで気温が高かったせいか、いまだにたくさんの花が咲いていました 気が付けば明日で10月も終わりだというのに、日中は半袖でも過ごせそうなこの暖かさ。今日の長崎の最高気温は24度で、明日はもう少しあがるんだそうです

毎年こんなもんでしたっけ!?

 

油断してたら風邪を引いてしまうこの季節。実は私も昨日からくしゃみ&鼻水が出始め、ちょっと風邪気味のようです 皆さんも油断は禁物ですよー 


サイヨウシャジン(細葉沙参or細腰沙参?)

2006年10月30日 | 植物のお話

                    秋の鬼岳にちょこちょこ生えてます

花のカタチがスズランのようで可愛いこちらの植物はキキョウ科のサイヨウシャジン。九州以南、台湾にかけて分布する多年草です。

                   

「サイヨウシャジン」
カタカナで書くとなんだか覚えにくい名前ですが、この名前には二つの説があるようです。

①細沙参 → 葉が細いツリガネニンジンの意味
②細沙参 → 花の美しさを柳腰の美人に例えて

う~ん、どちらもうなずけるなぁ
でも「腰が細い」っていう発想は今までなかったからちょっとおもしろいかも。

ツリガネニンジンは同じキキョウ科の多年草で、サイヨウシャジンと同じように釣り鐘形の花を咲かせます。サイヨウシャジンはご覧のように花の口が少しすぼんでいるのに対し、ツリガネニンジンの方は広がっているという違いはあるものの、どちらも淡い紫色であまり区別がつきません。

                   

白いサイヨウシャジンも発見しました。もしかしたらツリガネニンジンだったりして…

それにしても可愛いカタチをしているなぁ インターネットでいろいろ調べてみたところ、山口県の秋吉台にも咲いているとのこと。学生時代を山口県で過ごしたkero-keroにとって、秋吉台はとっても思い出深い場所なんです。この時期にドライブしたらすんごく気持ちがいいだろうなぁ 

なんだか山口に行きたくなってきました