I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

葛(かずら)をいただきました

2006年10月23日 | 手作りのお話

                    取っ手のとれたマグカップを花器にして

先日「すし春」の奥さんにいただいた葛を使って、ちょっとしたカゴを編んでみました

                   

手先がとっても器用な奥さんとは、お店に行くたびにいつも手作りの話で盛り上がるんです 先日訪れた時に私が「そろそろ葛の季節ですね!」と言うと、「たくさんあるから持って行く?」と言って、葛を大量に持ってきてくださいました これらの葛は一昨年に採ってきたもので、一週間ほどあく抜きをした後、乾燥させ、保存していたものなんだそうです。こんなにいただけるなんてうれしいなー さてさて、何を作ろうかな?

                   

ちょうど取っ手のはずれたマグカップ(洗ってるときにシンクにぶつけちゃった)があったので、それと組み合わせて花器にすることにしました さっそく制作開始!編む前に2時間ほど水に浸して葛を柔らかくした後、芯を2本ずつ十字に組んでしっかりと固定し、二本取りで編んでいきます。

                   

        

できあがったのがコチラ! 底の部分をしっかりと編んだ後は、花器に合わせて好きな形をイメージしながら編んでみました。籐(とう)と違って、節があったり太さが微妙に違ったりするのが葛のいいところ!今回は葛の曲線をそのまま生かして、不規則な形に仕上げてみました

                   

ワインの瓶もサルトリイバラの赤い実をちょっと飾ってインテリアとして活用しています。去年山で採ってきたものなのに、まだこんなにきれいな色をしてるんですよ 取っ手のとれたマグカップも再利用できてよかった!

ちなみに一枚目の写真の後ろに写っている籐のカゴは私の母の作品です。昔は籐工芸の先生をしていたこともあって、さすがに作品の完成度も高いです もう随分前の作品ですけどね。私も小学生の頃母に教えてもらいながらよくカゴを編んでいたものです。あの頃の経験が今に生かされているのでしょうね。葛をくださった「すし春」の奥さんと母に感謝です

もう少し寒くなったら今度は自分でとりに行かなきゃな 今年はもっといろんな編み方ができるように自分で研究してみたいと思います。頑張るぞー