JR北海道の長期ビジョンをごくごく簡単に箇条書きにしました。
①インバウンド、札幌駅前の再開発、運賃改定で2031までに190億円の増収(とても黒字には程遠いですが)
②青函トンネルの新幹線と貨物列車との共用問題を解決して札幌・東京を4時間半に
③自治体からの支援を仰いで2031にJR北海道グループだけで最終利益を黒字化する
ただし③については金額を明確にしていませんが80億円程度ではないかと思われます。また。②についてはJR単独では解決できませんし、JR貨物の 反発が予想されます。またスピードアップ=線路利用料の上昇ですから赤字の拡大が懸念されます。
④新千歳空港アクセスの改善、新規観光列車、札幌圏の利便性拡大、北広島ボールパークアクセス
新千歳のアクセス問題もJR貨物との調整や線路改良が求められますし新千歳空港駅のスルー化と7両への増結が検討されます。
⑤2両編成電車の開発でワンマン化
⑥H100電気式気動車の導入で検査費の削減
⑦自動化・省力化により労働集約型業務の軽減
⑧赤字路線のバス転換
⑨出張費・清掃の見直し
⑩GPSによる列車運行の制御
⑪車両検修システムを刷新し苗穂工場利立て替え。
その他、社員の意識改革など抽象的な内容が挙げられています。とくにワーク・ライフ・バランスなとどいうはやりの言葉もちりばめられていますし、女性の業務拡大も謳っています。この2点は当たり前で当然のことなのですが、いまさら感が漂います。複数あると言われる労働組合は、今まで何をしていたのでしょうか
その他、261系の引退もさりげなく、得意げに書かれており、函館・札幌間はますます所要時間が増していきます。速達性は新幹線にすべてお任せなのでしょうか(^0_0^)