ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

E -mail

2024-05-15 20:31:15 | 暮す

旅行中、Eメールがブロックされ、いっさいメール送信受信が出来なくなりました。これを解除するにハッカーから10万円が要求されました。こちらに戻ってから色々試したり、新しいメールアドレスを作ってもどうすることも出来ません。全てを消して再稼働することにしました。もし私にメールを送った方がいらしゃれば(数人ですが)しばらくお待ちください。今日の午後、お世話になってるお店に行きます。


遊ぼう

2024-04-29 20:03:11 | 暮す

一昨日、試験レポートを提出しました。

学生からの要望で1週間遅れです。この先生、教え方は下手だけれど色んな面でおおらかで助かります。クラスメートと話しながら、みなさん、授業よりも文献読解から自分で学んだという意見です。私もそうでしたが、今回、ああ、学ぶとは他人に教えていただこうという他力本願でなく、自分の頭で、ああなのか、こうなのかと思考錯誤することだと身に沁みました。

この先生ちょっとなーと思ったけれど、どうしてもわからないところがあって、バカ丸出しで先生に質問したら、あなたこっちいらっしゃいと、先生と対面でのやり取りの後、ハッとするようなヒントをいただき一気に雲が晴れる思いでした。二人のやりとりを聞いていた他の学生も、私もそこがわからないと次から次と先生と直接一人一人対話したんです。あとで、みんなで、やっぱり先生は先生だねーと納得です。あと毎回、2人から3人で組んでの実験があるのですが、お互いの意見交換で、こんな見方もあるのかと学ぶこと大です。色んな人からのお話を伺うことは自分の世界を広げることだし、何よりも自分が思ったり考えたりしてることや、生きていて出会う問題は万国共通とつくづく思い知らされます。

後期試験で私の腹に入ったのは、どうしても他人に期待してしまうことの多くは自分の価値観を知らずに押し付けているということでしょうか。身近な例で言うと、例えば、メールしても返事がない、私は遅くとも必ず返事をするのですが、このようなこともメールは返事すべきという自分の価値観の押し付けなんですね。今回の試験は人間の2極性についてで、見たくない、認めたくない自分に光を当てることは自分の世界を広げ人生をむしろ豊かにカラフルにするというゲシュタルト理論の柱の一つである二極性の統合に至る4段階のうちの1段階(CONFLUENCE )についてでした。

無我夢中ですぎる日々、やれやれと思って庭に出たら春のお花が咲いてました。なんと言う幸せ。

明日から2週間の有給休暇を利用して東欧旅行に出かけます。プラハ、ウイーン、ザルツブルグ、ブタペストです。一年かけて準備しました。鉄道切符も、コンサート切符もネットで買いました。便利な時代ですね。老夫婦の旅なので、どうしても見たいところをリストアップし、あとはのんびり気ままに旅します。ぐだぐだ寝まくってもそれで良いかも。

では皆さん、ゴールデンウイークゆったりまったりお過ごしください。


春は名のみの

2024-03-31 04:01:59 | 暮す

毎日、仕事と学業に追われる日々で気がついたら春になってました。

日差しは日に日に明るくなり、我が庭に春を告げる鳥の鳴き声を初めて耳にしました。

風はまだ冷たくコートが入ります。手袋と帽子はバイバイです。

今セッションはゲシュタルトで、ユングに比べ文献は読みやすいし、説得力ある論理力で楽チーンと思ったのが大間違い。

楽して学べるなんて甘いですよね。先生は若い頃日本の姫路で4年間英語教師された経験があります。

年齢は定かではありませんが、30代後半もしくは40代前半かなー。

正直、おっとりと優しい先生ですがパッとしなくて学生の間では評判良くないです。パワーポイントに沿って説明してるだけという感じです。

ユングの先生は迫力あり、パッションに溢れ、お年を召してるにもかかわらずインパクトがすごかったです。試験レポートも12ページと多かった。

今の先生は6ページから最長9ページ。そこは有り難いです。

なんやかんや今の先生を批評しても、やはり授業に出ないとわからないというところ多々あります。また、クラスでのグループワークから学ぶところが大き

いです。

前期試験が終わり結果待ちです。即、次回試験に向けてレポート書いてます。

いつもながら、しんどいけど面白いし、自分でも驚くような発見があります。

今回、非常に印象に残ったのは、ゲシュタルトはアグレッシブを推奨しているということです。

アグレッシブの語源は前に進むというポジチブな意味があり、誰にもある生きるエネルギー。でもそのエネルギーを内にこもらせ腐らせている。

身近な例の一つとしては、相手が強かろうと自己主張し面と向かい合いなさいというところでしょうか。はらわたが煮えかえるくらい言いたいことってあ

るでしょう。それを内に飲み込んでたら病気になるよ。

もし、言いたいことを我慢して言えないなら、その障害はどこから来るのかと探ってゆきます。

言いたいことを言ったらクビになるかもしれないし、仲間はずれにされるかもしれない、家庭教育に原因があるかも、などなど。

ゲシュタルトは実践的で効果的で現実的で、はや私が抱える職場での問題解決に一役買ってます。

案ずるよりは生むが易しという諺を思い出します。

小さい頃から染み付いたワンパターンの思考(どうせ私は、、、)とか、他人の言動(あんたって昔からこうだよね、、、)などなどのくびきから自分を解放してゆくメソッドで勇気が入ります。そして、ここが面白いところなのですが、わかっていながら実行しないのは怠け者だというんですよ。

ともあれ、3ヶ月もブログほったらかしなのに訪問される方がおられびっくりです。

くどくど うんたらかんたらのブログを読んでくださり赤面の至りです。

でも読者がおられる限りは続けようかな、、、

セッションが終わる4月末までブログお休みします。

みなさまお花見を楽しんでくださいね。

 

 

 

 


クリスマス飾り

2023-12-24 09:46:04 | 暮す

年々、ケベックでクリスマスが廃れてゆく。私も例年なら12月1日から家中をクリスマス一色に飾り立てるのが今年は20日に最低の飾り付けをした。夫は別に飾らなくてもいいよというけど寂しいじゃありませんか。体力も気力も落ち、飾り付けに1時間もかからなかった。久々の3連休で何をしてるかというと2025年予定の義家族の日本旅行日程表作り。明日のイヴに皆さんに渡す約束をしているので2日間かかりっきりで作り上げた。大学生の甥や姪も行くのでアルバイトしてお金貯める準備もあるので早めに予定立てました。毎日、あれやこれやと、こうして死ぬまでわちゃわちゃ暮らしてゆくのかなーと頭をよぎる。まあ、精神的に未熟なのでいまだに学生気分、いや死ぬまで学生気分かも。中古屋さんに遊びに行って面白そうな本二冊ゲット。「音楽と脳」はクラシックからヒップホップまで音楽になぜ人は喜んだり悲しんだりするのか脳医学からアプローチした本、もう一冊は大好きな作曲家「ラモー」の伝記。しめて1100円。こうして生きてるといろんな出会いがあって幸せです。リサイクルショップで明日着る洋服もゲット。自分も中古のせいか中古好き。


明日はクリスマスイヴ、義妹の家に集まります。


セッション終了

2023-12-20 21:05:38 | 暮す

18日に2回目の試験レポート提出でセッション終了。

充実したセッションだった。すべてのお付き合いをキャンセルし学びに没頭。1回目の試験は50点満点の44点。ホッとしました。2回目が26点なら合計70点となり落第を免れます。好きな著者に出会うと全集読みたくなるのですがユングがそれです。ずっと読み続けると思う。自分がのめり込んだ著者を思い出すと日本人ばかり。堀田善衛、宮本常一、永井荷風、吉田健一、今でも読み返します。だから新しくユングが加わったことが嬉しい。

最後の授業は童話のユングメソッド分析でした。

クラスメートとため息をついたのは先生の博学ぶりです。映画からアニメ、絵画から漫画、日常暮らしのあれこれ、、、。おったまげ〜。心理学の博士号がありコレージュで心理学を教えているカトリーヌですら自分がアホに思えると言いました。私、カトリーヌを尊敬します、というのも、こうして試験をうけ先生の盛りだくさんの批評を受け入れる。2回目の試験は難しく、ズームでお互いに相談し合いました。彼女言うんですよ、内容がありすぎで頭が混乱しまとまりがつかないと。一体、この試験は何を要求しているのかと。色々話し合って、結論は、先生がおっしゃるとうりこの授業はユング入門編にすぎないから頭がこちゃこちゃするのは当たり前、間違った解釈をしてるのなら先生が指摘するでしょう。それにユングが言ってるじゃないですか、自分は失敗からより多く学んだと。私もやっと、わかったきたところがあるんです。そして、わからない わからない、その迷妄の中からだんだんに霧が晴れるようにわかってくる。そこに面白さと喜びがあるんです。

夫に試験へのコメントを見せたら、この先生立派だと言うんですよ。各ページにそれと同等ページのコメントが記されているんです。一言一言にコメントするそのエネルギーは膨大なもので先生には感謝ものだよというんです。そこまで真剣に向かい合う先生はいないと。例えば、無知な理想主義者という私の表現に理想主義者に無知はないとか、ファンタスムとそれを実際に行動に移すか否かの分析が欠けているとか。

冬のセッションをなんにするか話し合いながら、理論ではなく実践に関する少し楽な授業を受けたいと言われたのですが、私はおつむも身体も年取る一方なので、理論の授業をとりたいというとカトリーヌは合わせてくれました。

職場は一昨日、組合の説明がありました。これまでの数回の交渉で前進なく、パトロン側はとにかく設備投資で金がないの一点ばり。組合は設備に投資するように従業員にも投資すべきと主張しています。政府からかなりの助成金を受けている施設なので、大手組合専属の会計監査部にお願いし、本当にお金がないのか調査を入れることになりました。皆さんの失望の気持ちはわかります、でも、むやみやたらにストライキに入るのではなく段階を踏まなければならないという説明会で皆納得しました。

いつもなら12月1日にクリスマス飾りをするのですが、20日の今日やっとこさ飾ります。

みなさま、楽しいクリスマスを過ごされますように。