ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

寒い

2020-04-23 08:22:38 | ハンドメイド
日課の散歩は決まった時間に3回。
 
8時:強風で寒く15分で引き返す。
15時:強風で寒く15分で引き返す。
19時:底冷えがし億劫になり中止。

コロナヴァカンスまでほぼ毎日泳ぎ散歩していたのががくんと運動量が減り、顔の輪郭も体全体もブヨっとぼやけました。体重は二人とも夕食をうんと軽くし6時以降は食べないようにし1KG増加に止まってます、が、油断大敵。食べたい欲求との戦い。

ニュースを見るのが辛くなりました。老人介護施設のクラスターに首相はなす術なく弱気。死者の82パーセントは老人介護施設の入居者。日本と同じく都会に集中。モントリオール及びその近辺。日本も老人社会なので介護施設のロックダウンは急を要すると思います。私がボランテイアをしている州立の介護施設はまだ一人も感染者出してませんが30人もの死者を出した施設の映像が流れました。多分おむつを取り替えられる事なく喉の渇きを癒されることもなく亡くなられたと思います。

農業従事者募集にコロナで休講中の学生の応募が多く経営者は胸をなで下ろし、州民の食を支えるのが私たちの仕事、頑張りますと元気いっぱい。片や先が見えずデプレッションする学生も増えてます。

今日、ほぼ2ヶ月かかった襟飾り編み出来上がりました。モデルの2倍の大きさ。ショールにもマフラーにも使えます。面白いほど間違って「一回でパーフェクトにできたら先生いらねーよなー」とかぶつくさ言いながら最後までなんとか漕ぎ着けました。ちょっと気が散ったり油断すると間違うんです。スルッと棒針が抜けたり、一編み、かけ間違えると滅茶滅茶。何度も気を取り直しては編み、また間違え、また気を取り直しと、最後は間違う面白さの境地。今回しみじみと肝に銘じたのは:

自分の目と頭を信じるな、編み図を信じろ。編み図が正しいんでてめーの頭じゃねー。繰り返しパターンが頭に入ったつもりでルンルン編んでたら間違ってたこと何回もありました。

さて、今日のランチ、山崎寿人さんの本から教えていただき作ったアホエンオイルを使い、昨日の料理番組で教わった海苔をスパゲテイーに混ぜるをヒントに野菜たっぷり和風スパゲテイー作りました。
野菜は玉ねぎ、ズッキーニ、セロリ、ほうれん草とカラーピーマン。味付けは醤油とバター、一枚だけベーコン小さく切って味付けにしました。おやつは昨日のリンゴドーナツで写真なし。日本の料理人の皆さんから応援されてる気がします。お料理って面白いんだよ、作ってれば好きになるよと。実は私あんまり食に興味なくて好きな座右の銘は「今日何を食べるかではなく、毎日同じものを美味しく食べること』こんなぐーたらに限って食べるの大好き人間が伴侶になるんですよね。それこそ極端は引き合うみたいな。でも、美味しいと言われると嬉しいです。




編みぐるみ

2019-08-24 20:15:25 | ハンドメイド
 狸かなそれともトトロ編みウサギ

 昨日は月一度の編み物クラブだった。半世紀ぶりにかぎ針で編んだうさぎのぬいぐるみ。夫に見せたら狸と言う。編み物クラブメンバーは隣のトトロに似てると言う。これ、ウサギなんです。私が編んだ肥満ウサギ。これまで正直言ってかぎ針に興味なかった。棒編みが好き。でも、編み物おしえてくださるMさんのつくったかぎ針編みのぬいぐるみがかわいくて教えていただきながら半世紀ぶりにかぎ針編みをしました。食わず嫌いってありますね。編みながら楽しくなって、ついでにアマゾンでかぎ針編みの本みたらあれこれ編みたいものが出てきました。

 メンバーの一人、マレーシア人の女性がクッキーを焼いてきてくださって、まあ美味しいこと。早速作り方メモしました。

 私は根がグータラで、飽きっぽく、時々あーあー何もかもめんどくさと思うときがあるのよ。でもね、人間、美味しい物食べたり、お洒落したり、旅行したりとか、そういうことに興味なくしたら「生きる屍だ、人間おしまいだー」という思いはあるのよ。だから、こうして、狭い範囲ながら、本を読んだり、 いろいろな方との交流をとおして、自分に活を入れるわけ。

 さて、梅干しつくりの梅は完熟梅が理想とのことで、今日スーパーで2パックだけ梅の実売ってました。まだ新鮮そのものなので完熟し半額になるのを待ってます。スーパーが家の真ん前なのでオープン8時に行って確かめてます。一個だけ梅をはちみつにつけて食べたら美味しくて、これからは自分で梅干しつくります。

以下、うさぎというよりはたしかに隣のトトロににてる初かぎ針作品。嬉しー。


カーデイガン

2018-12-21 06:44:22 | ハンドメイド
 でこぼこに仕上がれど嬉しカーデイガン

 今年の課題、カーデイガンが出来上がった。あちこち間違ってデコボコで模様編みも不揃い。でも、とにかくあったかい。編み物クラブのメンバーも、下手でも自分が編んだかと思うと愛着が湧き人様がどう思おうと着てて幸せなのよねと同感。あきらめづに最後まで丁寧に教えて下さったMさんにありがとう。でなければ不器用な私には無理と諦めてた。

 ラジオで、面白いこと言ってた。ひと昔前のケベックはヴァカンスというと冬のことだった。春から夏に大いに働き、秋の収穫を終えたら保存食作りなど冬支度をすませ、春まで家にいて機を織ったり編み物したり昔話をしたり3か月ほど冬を楽しんだと。これは日本でも宮本常一のみならず、いろいろな方が昔を回想して話していることで、特に日本独特と思ったのは農民俳句が盛んだったということ。俳句のみでなく、農民歌舞伎とか能とか、芸能活動が盛んだったことに驚く。農社会の生活サイクルから工業社会へのサイクル移動は、退職まで「お勤めに出る」「雇い雇われる」世界。真冬,零下20度まで下がるケベックでも、仕事に出かけ、休日と夏のヴァカンスがお楽しみ。

 農生活はそんなに過酷なものだろうか。年貢を納めなくて良いし、地主もいない。なのに、農業の後継者は激減するばかり。アメリカ人の可愛らしい女性が日本の里山に惚れ、日本の農家に嫁ぎ子供を4人産み育て生活しているルポルタージュを見た。家の中は賑やかで、ごちゃごちゃで、昼食は自家製の味噌煮込みうどんを食べていた。職場は建物の中でなく外の自然。夫に「いい若者が、ごちゃごちゃ社会に不平不満ごたくならべんで帰農という道があるんじゃないか」と言うと、「ネット社会で何不自由なくものが手に入り快適に育った若者には無理だし強制できないよ」とのこと。

 大学でビジネスを学んだ甥が年収400万で社会人スタートをきったが半年もせず辞めた。理由は、人出不足であれこれ下っ端がする雑用をいいつけられたから。自分はこんな最低の雑用をするために勉強したんじゃないからと言うのが理由。親が買ってくれたシェアハウス(といっても借りは返すけど)の家賃収入があり生活に困らないが、内心「いつまでもあると思うな親と金、ばっきゃやろー」と思う。また一方、空気や人心を読み、ビジネスの才知にたけた、こういった若者が金満家になるのかなとも頭をよぎる。仕事での最初の研修会はトロントで「いかに組合結成を阻止するか」だったという。

 編み物を始めてからお金を使わなくなった。なんでも自分で作れるんじゃないかと思ってしまう。また、その方が楽しい。洋服もだんだんに手縫いしようと思う。来年から夫の年金が万単位で下がることになったから昔の知恵を頼りにいろいろ工夫しながら暮らそうと思う。

以下、生まれて初めて編んだカーデイガン。似合おうと似合わなかろうと、お気に入りのレトロなワンピースにあわせた。


 
あらためてMさんありがとう。



 

靴下

2018-05-30 20:30:28 | ハンドメイド
 靴下は一日にして編み上げず

今日、手編み靴下一足完成。2か月かかりました。泣きたくなったのは、細い編み棒がちょっとした不注意からするっと抜けて何度もほどいたこと。まったく気が抜けない。だから疲れた時や、欲張ってもう少し編もうという気持ちの時は、即編むのをやめた方が良いと肝に銘じます。気が向いたら編む、疲れたら休む、いつ完成するか計画なしに編む、これが老婆スタイル。

編み物始めて、オートクチュールが100万も200万もするのわかります。手間暇が半端なくかかってます。お針子さんの労働時間代だけでもすごいだろうな。一般庶民にオートクチュールなんて美術館で拝見するのがせいぜい。でも靴下は自分でオートクチュール気分味わえます。自前オートクチュール。靴下なら極上の毛糸買っても庶民でも手に入ります。一足2000円かかりません。なにしろ労働時間計上しないから。手編みの手触り、着心地にはまりました。そして、編み物は、秋、冬と思ってたけど、夏に秋冬物に向けて帽子編んだり手袋編んだり冬支度。冬には春夏に向けて編む。できれば、洋服も手縫いするのが夢です。

8月に、姉夫婦とそのお友達ご夫婦の4人が2週間我が家に遊びに来ます。滞在中、編み物や家庭菜園に目覚めてくれたらいいなと思います。姉にお友達は何が好きですかと聞いたらショッピングだって。ショッピングのかわりに皆さんに草取りしていただきます。6人だったらすぐ終わる。2週間、老人ホームになります。還暦、古希過ぎの6人の共同生活がどうなるかお楽しみです。

以下、らうとらさんから教えていただいた進化した手編み簡単靴下。ゴーヤのような、でも履き心地満点。



忙中閑あり

2018-03-11 22:01:42 | ハンドメイド
 義父母の引っ越しのことであれこれ忙しい日が続いたが、毎日少しづつ編んでた前回と同じパターンの2枚目のセーターが出来上がった。姪の子供のプレゼントに買ったが気に入り我が物にしたカエルのぬいぐるみとお揃い色。一昨年初めて買った毛糸を使用。

このセーター着て、ぬいぐるみを抱いて自撮りしたら、ホスピスの患者さんを思い出した。車椅子に座りいつもぬいぐるみを抱いている。

生きていれば「ああ、情けない、なんて自分はあほなんだろう」と自分の愚かさに胸が痛む過去がありすぎるほどあるけど、ホスピスでボランテイアはじめてから、「そんなことでクヨクヨしてたら時間がもったいないよ、今度から気をつければいんだから、恥をかくのも後悔するのも、失敗するのもボケてないからこそ」と少し元気になる。

オリンピックの羽生選手の金メダルフィギュアを観ながら感動するね。何回も何回も失敗してもあきらめず自分のミスを矯正すべく精進してきた。私は年ばかり取ってもいろんなこと未熟で、尊敬する友達から人格を磨くことの大切さをそれとなく示唆されてきた。羽生選手の金メダルへの道のりはミスがあるからこそ生きがいもあるって励まされる。

2枚目のセーターでもミスがあった。今度はここに注意してと自分のミスの原因がわかってくる。ミスの原因がわかるのも失敗してこそ。さて、これからいろいろ忙しくなるが、忙中閑ありで、次は靴下編みにチャレンジ。

カエルとおそろいのセーター。ちょっと派手だったかなー。