鯨が戻ってきた

モントリオールまで鯨がやってきました。コロナで大型観光船クイーンエリザベスなどが航行中止になり川が浄化されたが故か、それとも病気のせいか。観光大型船は当市にも停泊しローカル紙のトップを飾り市長も出迎えます。お金たくさん落としてねと。何回も繰り返し見たいと録画しておいた「ガブリエルマルクス　イン　ニューヨーク」　の番組で彼こう話してました「インデアンは森に神を見て、企業は資材を見る」　視点の違いとはこういうこと。来週夫が3泊4日出張でその時再度録画をじっくりみようと思います。



ランチは冷凍しておいたロールキャベツ、付け合わせは黄色くなったブロッコリーを胡桃だれで、和風と洋風と組み合わせてもいいのよね。お料理は自由自在でいいんですと言う日本料理科家のお言葉に解放されてます。おやつは定番の超簡単チーズケーキ、これもレシピが頭にあり準備に30分とかからないのですが次回は別なレシピも試してみようかなと思います。

風流陣

強い春風にリンゴと梨の木の花が見事に全部散ってしまった。開け放たれた窓から入り込む風は淡く甘い果物の香りを運んでくれた。先週録画しておいた日本の芸能は日本舞踊若手の踊りで梅、桃、桜の精が自分達を散らす風を捕まえ縛り上げようとする「風流陣」、楽しませていただきました。田舎育ちの私は小さい頃から人間よりも自然と遊んでる方が多かった。山も川も滝も樹々も花々も雨も風もあらゆる森羅万象が心を持ち命を宿して見えたし今もそう。古くから人間は老木に老人を観るように自然界のあり様を人間の姿形や行動と重ねてしまう。想像力を刺激し歌や物語が生まれてくる。



風流陣を観ながら、ふとボッチチェリの絵画「春」を思い浮かべました。こちらは梅、桃、桜の代わりに真、善、美の3美神が踊ってます。春風が口を膨らましてます。ネットでちょっと調べて風流陣の起源は唐時代の玄宗皇帝と楊貴妃の花遊びが原点なんですね。このようなことを知るにつけ、文化交流がどこかであったのかしら、それとも人間の想像力、感性は交流なしでも同じものかしらとの疑問が湧きます。

若い頃には興味もなければ、退屈にしか思えなかった日本の芸能のあれこれ、知識ゼロなのに何故か舞台に引き込まれるようになりました。根が飽きっぽいので全てが全てではないけれど、今回の風流神のように我を忘れて魅入った後は美味な食卓にありつけたような幸福感に包まれ、また菜園のリンゴや梨の木、そして春風がそのまま風流陣の世界に変身します。

ランチは風流とは程遠い市販冷凍ピザとサラダ。デザートは初物のスイカといつものクっキー。

埃だらけ

浴槽のタイル張りは3日間かかり、資材やタイルを切る機械などで家の中は埃と騒音で1日も早く終わって欲しいが、ガラスの仕切り、窓の取り替え、ファンの設定とまだまだ時間がかかります。窓は7月に届くとのこと。コロナで中断された仕事優先で私たちのようなちっぽけな浴槽リニュアールは後回し、思うように行かないことは受け入れるだけ、いろいろなことさっぱり諦めてゆく年齢になったのかも。コロナがなければ今頃は義妹と一緒にウイーン に滞在してました。長年の夢だった東欧旅行、悲しいでしょうと言われるけどそうでもないのよ。縁が無かっただけ。

いつのオリンピックだったかな、カナダのフィギュアスケートペアがいろいろな国際大会でメダルをとってもオリンピックでは2回失敗したのね。練習ではいつも成功してメダル候補だったのに、その時のインタヴューを思い出しました。こうおっしゃったのね『自分達はオリンピックに縁が無かったんです」と、後悔するでもなくあっさりしたものでした。私もアルバイトしお金を貯め、あれこれ計画しコンサート用にワンピースを買い、それはそれは楽しみにしてました。でもね、何故なんだろう、ショックですらないんですよ。夫が銀婚式に一緒にゆこうと慰めてくれますが行けたらゆくし行けなかったら行かなくて全然構わないです。旅行できなくても毎日菜園で草取りしたり断捨離したりパン焼いたり普通に暮らしてることが楽しいです。

6月1日からショッピングセンターオープンで準備が始まり散歩がてら外から中を除いてます。目と鼻の先にあるセンター、コロナの思い出は朝晩の散歩で駐車場を1周するとちょうど30分になります。お世話になりました。



ランチはビーフの味噌カツ、硬くて美味くなかった。デザートはレシピより3倍量のニンジンを入れたキャロットケーキ。タイル屋さんにお出しすると最初は少しだけといってましたが、食べ終わってからもう一切れいかがですかと言うと『NOとは言いません」とのことで美味しいと2切れペロリ。NOとは言いませんというこの表現、よく耳にします。単純な私だったら喜んでもう一丁お願いと言うと思いますが、これから、この表現を使いたいと思いました。



以下のコロナジョーク笑えるかな。題名はウイルスの馬鹿野郎。

猛暑日

昨日は猛暑で室内外とも33度まであがった。滅多に汗をかかない私もじとじと。これからの菜園仕事は早朝7時から9時と陽が落ちてからの夕方7時から9時近くまで。夜がいつまでも明るいので働けます。日中は涼しい半地下で断捨離続行。ラジオで2ヶ月の間おこもり生活だった働く女性達がステイホームが気に入って外で働く意欲が失せてきたのこと。お料理をし、子供達と遊び、何よりも時間がゆっくりすぎるという充実感を味わったそうです。これまでのリズム、朝起きて子供達のランチを用意し保育園や学校に送り、仕事を追えてからは子供のお迎え、夕食の支度、それが終えると子供の宿題をみたり洗濯したりフル回転。経済的に許せば3人の子持ちの姪のように週15時間か20時間勤務とかになれば仕事と家庭を無理なく両立できると思うのですが、車にネットに子供のおけいこ代とかお金がいる時代なんですよね。私は子供がいないので何も言えませんが、4、5人の子持ちで実に質素に暮らしてる女性を何人か知ってますが皆さん家事労働が楽しいとおっしゃってます。主婦業ってすることたくさんあるんですよね。

ランチは暑くておにぎりとサラダ。デザートは豆乳プリンにリンゴのコンポート。夫が毎日でも飽きないデザートはクッキーとリンゴのコンポートです。

夏休み

30度をこす暑さで汗ばむ。ノースリーブワンピースを着て庭仕事したり、ゴロンと横になって読書したり、お料理したり、鳥のさえずりやあちらこちらで耳にする芝刈りや工事の音に夏休み気分。温度や湿度が日本の夏休みを体感させます。

スーパーで日本のお米といってもカリフォルニア米を見つけました。小袋ゆえ割高になるけど急場しのぎに買い、アボガドやシーチキン、錦糸卵を乗っけてちらし寿司。美味しいと言われると嬉しいですね。おやつは冷やしたリンゴのコンポートにくるみをちょこっと、これも美味しいと、うちの父ちゃんグルメじゃなくて楽チーン。今年初めての麦茶。お隣さんにお裾分けしたら気に入られ喜ばれました。



お隣さん、いつの間にか我が家の前庭の芝生を潤すべくクルクル自動でまわる散水機を設置してました。他人事のように書いてるけど自分ちの庭なのよ。夫が一度心苦しいからやめていただきたいと話したら、楽しみで喜んでしてるので好きにさせて欲しい、お礼いらないと言われました。お隣さんの提案で8月にちょっと珍しい植物園を訪問することになりました。ヌーベルフランスの初期開拓当時の植物や日本庭園もあるそうです。ガイドさんの説明で見学できるとのこと楽しみにしています。私達が普段口にする野菜は少なく限られていますが、実はケベックでも200種類もの食用植物があり昔の人の方が現代人より多種類の植物を食べていたそうです。日本でも私が子供の頃は思い出すだけでも、春には芹、よもぎ、たらぽ、ミズ、たけのこ、わらび、夏には瓜、秋には栗拾いにキノコ採りと川縁や山などに行き山菜取りしてたのを思い出しました。野苺や野葡萄も摘んでました。コロナ対策、外で働き陽を浴び、なるべく自然食で免疫力を高めなくちゃ。

パンを焼きました。今回レシピを見ないでつくり分量が頭に入りました。超簡単で、こうでないと毎週作れないよなーと思います。お料理は負担になるようじゃいけないと思いますね。楽しいと思えるレヴェルで簡単で良いのよ、毎日のことだから。