ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

巻きずし

2017-12-31 12:44:59 | 暮す
 義妹にお疲れさまと寿司届け

義妹は寛大な女性で、昨夜、義母方の親戚をお招きしビュフェ式パーテイーを開いた。身体の弱った義母を喜ばせようとの発案。34名の参加。義妹は口に合わないと遠慮していたお寿司が好きになってきたとのことで巻きずしと生春巻きを持参した。


今年の秋から、こちらでテレビジャパンがみれるようになり、今朝、生中継で日本の紅白を観た(ただいま日本は新年、こちらは大晦日)。サロンにこたつと蜜柑を置けばそこは日本、すごい世の中になったなと思う。「わろてんか」の朝ドラマは欠かさずみてます。俳句、お料理、テレビ体操、園芸、語学、、、何でもありで日本のテレビ番組はお役たち情報満載で素晴らしいです。いろいろ参考にしてます。

今年の思い出NO4は テレビジャパン登場




2017-12-30 07:48:26 | 読む
 酒ゆえと病を悟る師走かな 其角

半藤一利さん解説の「其角俳句と江戸の春」から、酒と女のイメージがつきまとう其角像は表層的なものとの思いがあり、酒飲みでつとに知られる中島らもの「異人伝」と、其角と言うと即浮かぶ幇間について知りたく、江戸末期の芸人と直に接した悠玄亭玉介の「幇間の遺言」を読んだ。今年の素晴らしい出会いだった。二人のような人間にはもう本の中でしか出会えないのかもしれない。私たちは賢く用心深くなった。其角学会というのがあり、「其角生誕三五0年記念集」を取り寄せて読んだ。二上貴夫さんの其角についてのガイドが其角に深く迫ってると思った。

「、、、其角は芸術至上主義ではないと知るべきです。作品に執着する勿れ、作品と心中する勿れ、作品表出の為にいきてるのではなく、生きるために人間に付与された機能として言語表出がある、それを弁えろと。しかし、句は言い捨てとばかりに、質のままで良いのではありません。」

もしかして其角が現代に生きていたら中島らものような生き方をしたのだろうか。酒故、妻にも見放された其角の最期の顔は中島らものようだったのだろうか。

中島らも(2冊しか読んでません)に、無頼派というより其角についても同じだが、むしろ健全なものを感じる。

酒は呑むほどに意識が冴えわたるというのは中島らも同様吉田健一も語ってる。

自分がひそかに好きなものは実は誰にも明かしたくなくて、それは愛する人を悪口にさらしたくないから奥に隠してるような心境に似ている。そんな作家のひとりが吉田健一。若い時夢中で読みまくったが、其角から思い出し再読し始めた。吉田健一はかなり過激なことを言っている。だが、内心、誰でも、もしかして心の深いところで思ってることかもしれない。極端な例では、人生一冊の本を読まなくてもりっぱに生きてる人間はざらにいるということかもしれない。吉田健一が何回も繰り返して言うのは、観念にやられた時代に私たちが生きており、生きるという自然なありようが歪められているということ。

私は読書家ではなく、どちらかというと同じ本を何度も何度も繰り返して読むほうで夫から最新作も読んだらとすすめられる。日本の新人作家の仏語訳を夫の方がはるかに読んでて私はついてゆけない。たまたま総合文学ネット金魚というサイトを見つけて目を通して、日本語が難しくてわからなかった。なんだか日本人の脳が異常に進化して宇宙人みたいに思えた。



今年の思い出 NO3は 中島らもと悠玄亭玉介との出会い。ちなみに私の新しいメールアドレスに其角らも(中島らもと好きな作曲家ラモーと二人の名前をひっかけて)kikakurameauとしアルファベットで入れたんです。ふふふ、ひそかな遊び。

鬼ごっこ

2017-12-29 06:36:48 | 菜園
 鬼ごっこ 幼なじみの 月と遊ぶ

小さい頃から月が好き。今年はとりわけ季節と時間帯によって月があちこちに居場所を変えるのが面白くて追いかけてた。まるで鬼ごっこしてるようだった。いまだに上弦の月とか下弦の月とかいろいろな呼び名があるのに覚えきれない。宇宙とかいうと難しい世界と思いがちだが、宇宙で私たちは遊んでるというのを感じる。月では兎が跳ね、地上では人が跳ねる。

今年の思い出NO2は お月様との鬼ごっこ

雪の花

2017-12-27 06:12:54 | 菜園
 雪の花 両手ですくい 匂いかぐ

ホワイトクリスマスで雪かき。駐車場など大きな場所は契約している会社の除雪車がガーっと除雪してくれるが、ベランダや小道はシャベルで取り除ける。これまでは、預かってた甥や、お隣の息子さんがしてくれた。が、今年は自分達でしなければならない。

奥様と息子さんが家を出て火の消えたような右隣さん、どうするんだろうと思っていたら、左隣のパーフェクトおじさんの声がけで老人一人暮らしとなった右隣さんの雪かきをすることになった。家の改修で親しみが増したお隣さん。お節介だけど親切なのね。あちこち目を配ってる。どこを修理しなけらばならないか、我が家のぼろ状態を私達より知っている。雪かきしながら冬空の美しさに見とれる。グレー、ブルー、ホワイトの淡いパステルカラーがひろがってる。

さて、今年の思い出はと振り返り、一番浮かんだのはアシダンテラという白い花。それだけ強烈な印象を受けたと思う。夕暮れの菜園いっぱいにあまやかに匂う花。世の中が、どんどん無臭に清潔になってゆく気がする中、生命の営みが発散する力に魅了された。ちなみに、バラの花の完璧な色や形を目指し品種改良を重ねていくうちに匂いが激減し、今新たにバラの花に匂いを呼び起こす研究がなされてるという。姿形が均一に美しく揃ったバラを理想としたのだろうか。子供の頃見かけた、垣根に咲いているバラの思い出は蟻が這っており虫食いで、それでもバラの匂いがあたり一面にただよっていた。

今年の思い出 NO1はアシダンテラ。


クリスマス

2017-12-24 06:22:46 | 買う
 クリスマス 家族総出で お引越し

今夜がクリスマスイヴ 昨日 4人家族が我が家に引っ越してきました。
それはフライパン一家 クリスマスプレゼントをCDからフライパンに変更し買ってもらいました。

フライパンも寿命。テフロン加工が剥げて調理するときも洗う時もひっかかりがあった。
新しいフライパン家族いらっしゃい。



プレゼント用最後の帽子が編みあがった。これが1番いい出来。自分なりに帽子とマフラーはこなせるよう自信がついた。今編んでるセーターは練習用で、何回もほどいてばっかり。夫に言わせると編むよりほどいてばっかりに見えるとのこと。器用じゃないので人並の5倍は時間かけてる。それが面白い。



今年悟った一つに、プロの人は何でもさらに前にと精進してる。何につけあきらめやすく自信のない私は落ち込むことしばしばだが、ふと、プロの一歩前進と、アマチュアの一歩前進は、その一歩という歩みにおいて同じだと気が付いた。プロが完成と思われる100歩からさらなる200歩を目指し101へと歩む。アマチュアは0から100目指して1歩あゆむ。その一歩は同じと。私の脳内は 花や果樹や野菜が豊穣に咲き実ってる菜園だが現実は2年たったので2歩の歩み。だからまだまだまだ初心者。だが来年は3歩目だ。そして「二人の桃源郷」のご夫婦が自給自足生活に入ったのは60才からだった。励まされる。