人消えしシュールな街に寒灯下

昨夜より午後8時から午前5時まで外出禁止令が発布、人も車も消えた街はシュールな世界。



コロナ感染が止まらない。私たちにできることは不要不急の外出を控えることと心身の健康管理。ショッピングセンターも小売店も医食関連以外は閉鎖。高齢者レジダンスのカフェテリア閉鎖をも政府が要請したが、老人にとっての楽しみであり社交の場でもある交流の場を奪うことは老人を囚人の如く各部屋に閉じ込め、軽度の認知症者の悪化を招くと反発が多くどうなるかわからない。確かにカフェテリアで食事される皆さんは、あたかも外のレストランにお出かけするようにきちんとした身なりでお化粧しお洒落して降りてくる。それは女性にとっても男性にとっても大事なこと。クリスマスなど男性は蝶ネクタイ女性はソワレ正装で、芸達者なレジダンスのバンド演奏あり、ワインも提供され夜会の如くでした。

個人的に、人間は幾つになっても楽しみを見つけたり、上達する喜びというものが大切と思っており、こんな時勢なればこそ自分で自分を幸福にしたいです。何年たっても一向に上達しない編み物でも続けてるとすこーしづつながら進歩してるのがわかり褒めてあげます。ちんたらちんたら編んでても完成する日が来るので達成感と共に新しいチャレンジしたくなります。男性にもおすすめ。完成品は春になったらお披露目します。

去年からハマってるのが筋肉体操。プール閉鎖で体が硬くなり柔軟性が失われてます。なんとかしなくちゃと、まずラジオ体操第一を日課としました。すると第二体操もしたくなります。だんだんに、もうチョイいけるかなとスクワットに挑戦、最初は足元ふらふらヨロロロ、それが今は明らかに上達してるのがわかるくらいになりました。すると面白くなってきて年甲斐もなくビートの効いた筋肉アップダンスなんかしてみる。うっすら汗ばむまでになりました。大事なのは飽きっぽいので最低ラジオ体操は欠かさず、後は気が向いた時にと無理しないこと。私のモットーはハードルは低くです。

俳句など記憶力減退で死ぬまで初心者で終わりそうですが、たとえば俳句の本を読み一句のみでも感動する句に出会えればその時だけでも幸せ。明日は忘れてるけど。昨日なに食べたか記憶になくても人間食べ続けないと死にます。読書も編み物も音楽も続けないと、きっと何かが死んでゆくと思うんです。だから、今日もちょっぴり体操、ちょっピリ読書に編み物、音楽とお休みを過ごします。明日は仕事、カフェテリアはいかに。

見つけた

古い画像を次から次と消してあるのでまさか残ってると思わなかったのですが、羽生のコーチ、ケベック人ブリアンの記事見つけました。カナダでオーサンやブリアンから羽生が学んだのはガムシャラに頑張れば上手くなるというド根性ガエル主義から運動工学と訳すのかな、身体機能を科学的に研究し自分の理想のパフォーマンスにたどり着くに動きの一つ一つを最大限に生かすよう分析しコントロールする知的身体訓練。今回の羽生の演技、セイメイよりもオリジンよりも更に肉体の動きは精密に計算され精神も昇華され透明感すら感じました。羽生とケベック、そしてカナダとの縁に嬉しい限りです。羽生に世界中から感謝の嵐、どれだけの人に生きてる喜びを与えたことか。

3D

アメリカ大統領選挙戦を追いながら夫がこんな事を言った。

高校生の時、社会科の先生が黒板に3Dと書き、こう説明したそうです。いまだに忘れられないと言います。

DーDEMOCRATIE
DーDICTATURE
DーDEMOCRATIE

民主主義の後には独裁が、独裁の後には民主主義と。歴史はそれを繰り返す。

アメリカ大統領選挙で驚愕だったのはトランプ支持の信じられない数字。また、なりふり構わず奔走するトランプのエネルギーに比べればバイデンの存在のなんたる希薄さよ。何であなたは大統領になりたいの❓人は自分が社会から不当な扱いを受けてると感じる時、自分達の叫びを聞いてくれないエスタブリッシュメントの壁に無力感を感じる時、破壊的な憎悪が芽生える。テロリストは絶望から来るアクトと言ったのは確か加藤周一だったような気がする。

夫と良くぶつかるのは、トランプ政権時に一体知識人は何をしてたのという事。日本でも学術会議をめぐり知識人と称する人達の真価が問われている。トランプ支持者は低学歴、失業者が多いと言われている。私だって失業し冷蔵庫に食べるものが何もなく、かたやマリーアントワネットのようにパンがなければお菓子を食べればなんて言われたらぶっちぎれるよなー。でも、人を殺したくもないし殺されたくもないので不耕作地でも探し農生活に入ると思う。

今日はわりと暖かく先日植えてる途中で雨に降られ中断した球根を植えます。

パラダイムが変わる

老人介護施設の人手不足は何年も前から問題になってたが今回の施設内クラスターは政府にとって次から次と対策を講じても解消できない難題だったが思い切った政策を打ち出した。それは介護職員のお給料を、急を要するために短縮した3ヶ月間の職業訓練期は週700ドル（日本円で6万円ぐらい）、以後年棒49000ドル（400万円ぐらい）に引き上げるもの。1万人の需要にすでに6万人の応募があり30代の仕事をなくしたコックさんも応募したとのことです。昨日の新聞ではエアカナダのパイロットが介護施設で働いてるとの記事もあり、彼はそのまま残るのだろうか。この賃上げにあちこちから文句が出てます。だったら私達のお給料もあげてよと。ルゴー首相はこう言いました。「どんな批判も受ける、が、もし自分の任期中、老人介護問題を解決したらそれだけでも自分は使命を全うしたと思う」と。ホロリとしました。政府レベルのみでなく老いて赤児になった親を自分の夢やいろいろなことを諦めてお世話をするかという問いかけに思えます。当市にね、病気持ちなのに働きながら老人施設にいるご両親に仕送りされてる方がいるんですよ。美人さんでお洒落さんで（ご本人曰く20年前の洋服とか）ちっともそう見えないのに淡々としてる。人って恵まれてるほど不満が出るのかも。私気をつけよう。



コロナパンデミー人間が生きてゆくために最低限必要なものは何かを浮き彫りにしたと社会学者でなくともわかります。食料、医療そしてネット。これまでのパラダイム、高学歴であればあるほどお給料が高いという歴史的パラダイムが変わるとのことです。これまでできれば避けたいと思っていた仕事、農業、介護などの重要性が増してゆくと。

介護施設で3年間ボランテイアしてた時、仲間と話してたんですよ。いくら仕事とはいえ献身的なハートないとできないよねー。時々プーンと廊下が臭うんです、おむつの取り替えが遅れてるんですね。また、会うたびにオシッコとかウンチとかいうお婆ちゃんがいました。これが毎日ですよ。私はルゴーの政策賛成です。これから年金が下がり、税金が上がるかも知れない。そうなったらと覚悟しなくちゃ。

ランチ：　作り置き冷凍ワンタンスープ。夫不在だとお料理する気減速。

鯨が戻ってきた

モントリオールまで鯨がやってきました。コロナで大型観光船クイーンエリザベスなどが航行中止になり川が浄化されたが故か、それとも病気のせいか。観光大型船は当市にも停泊しローカル紙のトップを飾り市長も出迎えます。お金たくさん落としてねと。何回も繰り返し見たいと録画しておいた「ガブリエルマルクス　イン　ニューヨーク」　の番組で彼こう話してました「インデアンは森に神を見て、企業は資材を見る」　視点の違いとはこういうこと。来週夫が3泊4日出張でその時再度録画をじっくりみようと思います。



ランチは冷凍しておいたロールキャベツ、付け合わせは黄色くなったブロッコリーを胡桃だれで、和風と洋風と組み合わせてもいいのよね。お料理は自由自在でいいんですと言う日本料理科家のお言葉に解放されてます。おやつは定番の超簡単チーズケーキ、これもレシピが頭にあり準備に30分とかからないのですが次回は別なレシピも試してみようかなと思います。