ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

杏の実きれいな風にはにかんで

2022-06-13 11:16:31 | 菜園

自分なりの老いの暮らし方リズムがわかってきた。根気が続かなく飽きっぽくなったことを認めよう。お掃除でも読書でも音楽でもぐいぐい引き込まれる以外は途中でほっぽり出してしまう。この飽きっぽさを逆手に取る方法を最近実行してるが心と身体に良いみたい。むしろ日々の暮らしが楽しくなってきた。コツは飽きたらすぐ辞めて次のことをする。次から次と移り気な浮気心でゆこう。

休日3日目の今日 朝8時オープンのプールでひと泳ぎ 行きたくない日もあるけれど毎回ああ泳いでよかったと思うので日課の一つ。帰ってから柔らかくなった身体でこれも日課のNHKダンベル体操 たった10分なので継続できる 体力が勝負の仕事してるので腕力と手首を鍛えないと。菜園に出て草取りを始めたが10分ほどで飽きてやめる。ついでパソコンを前に( わからない単語の翻訳をみるため)自分に課した課題図書を読み始めるが1時間でこれ以上オツムに入らないよとのサインにストップ。散歩がてら園芸屋さんに行く 杏の木が売られていた 爽やかな風が心地よく買ってねと囁いてるようでしばらく眺めていたがまだ決めるのは早いので色々調べてからにしよう。家に戻り断捨離に取り掛かる( 断捨離が趣味と化してる )といってもちょびっとだけ。菜園に再び戻り草取りするつもりがその気が起こらず枯れた花をつみ取ったりぶらぶら 林檎の木が小さな実をたくさんつけてるのに気づいた 撫子が鮮やかなショッキングピンク色の花を咲かせ菜園を明るくしてくれる ゼラニウムが満開 農薬一切なしのほったらかしの菜園なのに自然は不思議がいっぱい。

そろそろお昼の準備 夫の希望でお蕎麦 キューリと小エビの酢の物 卵焼き。食べ終わったら睡魔に襲われ即お昼寝 ぐっすり2時間も寝ちゃった。夏休みに遊びにみえる知人を迎えるためにあるものでリニュアール中の半地下に降りて1時間ほどいじる。飽きたので編み物をする。ただいま座布団カバーを編んでます。小さなモチーフをつなぎ合わせるもので今まで18個あみました。気が向いた時だけ編んでても溜まってゆくんですね。実は老後の暮らし方を編み物から学んだんです。編み続けてれば出来上がる。暮らしは しなければならないこと したいことがたくさんあります。急ぐ以外はどれもほんの少しづつ進めてると出来上がるんですね。ほんの少しづつだったらむしろ楽しい。10分 30分 長くて1時間単位のサイクルで動いてると変化に富みなんていうかあちこち旅行してる気分。この短いサイクルで動くというのが老後のリズム。そして嫌な仕事は朝一番 オツムも身体も元気いっぱいの時間に取り掛かりさっさとやっつけるのがポイント 窓拭きとか 今日はしたくないのでパスした。

録画してあった番組をみたい気持ちが起こらず夕食後はネットサーフィン。3Dプリントでできる家を知りびっくり 未来の住宅革命を予感させます。

暮らしを楽しめる余裕が生まれたのも週2日勤務になったお陰。もっと老いたら週1日にしよう ふと思ったんだけどいきなりリタイアするんじゃなくて仕事は年齢に応じて徐々に減らしてゆく職場というのがあってもいいんじゃないかしら。55歳まで週5日勤務 60歳まで週4日勤務 65歳まで週3日勤務 70歳まで週2日勤務 75歳から働けるまでは週1日勤務とか。ボケ防止にも良いし政府に所得税も入るしでいいと思うんだけど。ケベックは税金大国で中流層の収入のほぼ半分が税金で持ってかれます。私のようなパートお婆さんでさえ月1万円ほど払ってます。

明日は休日4日目 朝一番に窓拭き掃除から これも1ヶ月かけてふき終わる感じで飽きたらやめるです。

 

 


何と言え労働が好き梅雨にいる

2022-06-08 17:15:23 | 暮す

昨日は仕事 帰宅するなりシャワーを浴び夕食をとり8時に就寝 爆睡ゆえ朝3時起床。外は雨 静かなひととき。ケベックは梅雨がないと言われてるが梅雨入りのような天気が続いてる。去年は芍薬が満開なのに今年は蕾のままでいつになったら好天になるのだろう。

新人のシルヴィーさんと働いたが辞めないで欲しい 阿吽の呼吸で働ける人。続けるかどうか思案中とのこと。ほらみて こんなに汗びっしょりよとぬらぬらな額や首筋を見せてくれた。私も目に汗が滴り落ちるのでバンドーしようかと思ってるわよと汗くらべ。 昨日はコックさんからキッチンヘルパーさん洗い場さんお掃除のおじさんまでベストチームで冗談言いながら仕事し休憩時間もジョークばっかり。来年日本への里帰りを考えてるし95歳になる母親に会いたいと言うとここのレジダンスに入れなよ 何だったら仕事もあるよ人参の皮剥き専属にしてあげるとヨボヨボ婆さんの真似すんのよ。こんなに楽しく働けるのになんでチームによっては相手の荒探し、揚げ足どり、重箱の隅突くような なんてことないミスすら槍玉にあげる険悪な雰囲気になるのだろう。このことを心理学的に知りたい。小さな鶏小屋に鶏をたくさん押し込めると弱い鶏がつつかれ殺されるという話を聞いたことがある。何で突き合うのか知りたい。

今日はお休みで明日は仕事 それから4日間の休み 最高。わずかな隙間時間を見つけて秋からのセッションに向け授業で使用する本を読み始める。専門用語に慣れるためでもあるけれどなかなか詩的なフレーズにも出会うのね。

MIREILL ROSSELETの言葉:闇は人間において普遍的なものである。

今の時代は何ていうか 素敵なお家に住み センスあるファッションで グルメ舌の食事を味わい 文化芸能に触れ 世界を旅行するのがキラキラステータスというか究極の幸福の形みたいに思われてるけどそれは否ですよ。こちらで 田舎育ちのド、庶民の私がお目にかかれないようなそれこそステータスのある方々とお付き合いしたことありますが人間の心理はおんなじ 傍目にはゴージャスな暮らしの奥様は不幸だった。幸せは心一つの置き所と思いますよ 今いるこの場所で今を幸せに生きる意欲と個人的に思いますね。また闇を知ることで人生に味わいが出てくるしね。

 


紫陽花の固き蕾やほころびて

2022-06-07 08:23:34 | 菜園

4日連チャン休みもあっという間に過ぎた。菜園に出ずっぱり 5月の花が終わり6月の花が咲いてる。極寒の地故 今年は何の花が咲くのか咲いてみなければわからない。丈夫だと思ってた花が姿を消し見るからにか弱そうで冬は越せまいと思ってた花が咲き驚かされる。

今年嬉しく思ったのは紫陽花が蕾を持ったこと 去年は葉ばかりだった。

5月から10月まで6ヶ月間 途絶えずに花が咲いている菜園にしたいと今年は目を配っている。芍薬 百合 グラジオラス マーガレット コクリコなどなどぐんぐん成長している。

春になり夏になったらどんなに幸福だろうと待ち望んでいた今その季節にいる。そして日々は怖ろしい速さで過ぎてゆく。好きな言葉に ( 明日はすぐ今日になる ) ( 今日幸福を知らないでいつ幸福を知るんですか ) という言葉。夫からノーテンキと言われようがおめでたいと言われようが これは一種の思考訓練で一日何かかにか幸せの種を見つけ味わうようにしている 老いと共に そりゃ落ち込んだり腹の立つ事もあるけれど 立ったりしゃがんだり菜園仕事ができるそれだけでも有り難く思える。

ウクライナニュースで夫と別れ子供と共に避難した女性がこんなこと言ってました。私は不幸なのよ憐れなのよと犠牲者面をしたくない 黒い鉛筆しかない あるもので絵を描き続けるの(彼女は絵本作家)それが私の戦争に対する勝利。ケベックでもウクライナから戦争難民のニュースが伝えられますが すぐに仕事を探し始めるんですね。働きぶりは評判が良いです。かつてのシリアからの難民の言葉を思い出しました。ケベックが自分達を受け入れたことに報いるよう 恥ずかしくないよう努力したいと。恥ずかしいのは私だよ。

明日は仕事 週2日勤務は最高。よし ひと汗かきに行こうと職場にゆくのが楽しみでもあります。


特売は鮭に小鱈に杏の実

2022-06-01 23:16:13 | 暮す

お休みの日は嬉しくて朝5時に飛び起きる。 先ず菜園をひと回り 8時になると徒歩5分内にある園芸店とスーパーをひと回り。今朝は何てラッキーな始まりよ スーパーで北大西洋産鮭と小鱈をワンパック入り100円で見つけました 思わず店員さんに本当に百円なのとたづねました。10袋買いました いやもっと買うべきか お昼に食べて美味しければたんまり買おう。

さてレジダンスで今日6月1日から大きな働き方改革が適用。さすがドケチなレジダンス 従業員確保に賃金値上げでなく従業員を増やし各人の勤務日を減らしました。これまで4日勤務と3日勤務採用でしたが次から次と辞め頑張り屋のネチ子でさえ4日勤務は無理と3日にしました。流石に懲りたのか方向転換です これまで働いたことのある元従業員やリタイヤした受付嬢などに声をかけネチ子を除き全員週2日勤務体制となり11人をゲットしました。この11人で入れ替わり立ち替わり働くんです。私には願ったり叶ったり。毎月載っていた求人サイトから募集が消えました。

ケベックは面白いところで日本では考えられないですが あの人と働きたくないとかこの日は働きたくないとかボスに直訴するんですね。まあ人手不足故首にならないだろうと目論んでるのかもしれないけれど。私は誰にでも合わせられるし馬鹿にされようが怒鳴られようが ああ小馬鹿にしてるなーとか見下してるなーとか思うだけで仕事に行きたくないと思ったことないです が ただ一人嫌だなーと思う人はいますよ。それでアイツと働きたくないと言う代わりに金土は一身上の都合により働けなくなりましたと言うとあっさり通りました。苦手なアイツとのシフトは金土なんですよ。私の6月のシフトを見たら毎週火木のみの勤務 何と言う解放感 アイツの顔を見なくてすみます。闘うよりは逃げろ 窮鼠猫を噛むまで追い詰められるまではあれこれ戦略を考え逃げまくれです。

夫が年度末の総会でモントリオールに3日出張で夕食時に帰宅です。普段疎かにしているのでちょっぴり豪華な食卓にしようといっても100円魚 ソースがきめてかな。