ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

Adieu 志村けんさん

2020-03-31 09:07:08 | ニュース
 朝食に卵を割ったら双子、これって縁起が良いの?ニュースで志村けんさんの訃報を知る。辛い日々が続いた時、バカ殿やドリフのドタバタ劇みて泣き笑い、どんなに慰められたことか。具合が悪くなり入院し麻酔を打たれ昏睡状態のままの旅だち。2週間もかからなかった。彼の死は国民の多くにコロナウイルスの危険性を自覚させるという大役をこなす形になり最後まで人々に尽くしました。たくさんの笑いありがとう。

 今日はしとしと雨降り。少しの晴れ間をぬっての散歩は30分のみ。1キロ増えた体重を減らせず、これ以上太らないようにラジオ体操やソフトトレーニング続けてます。再度新しい編み物(赤で編む飾り襟)にとりかかり425目編んだだけ。実は何回もチャレンジして失敗して諦める寸前の作品。そんな時、昨日編み物クラブメンバーらうとらさんからお電話がありアドバイスいただき、よっしゃーやったるぜー。お昼は炒飯、中のグリーンピースは去年菜園でとれて冷凍していたもの。日本のあれこれ品数が並ぶ食卓に較べたら寂しいもんですが体の調子は良いです。だらっとした1日でしたが、こんな日もあるさ。4月末までほぼ戒厳令下生活、先は長い。

 毎日あるケベックジョークから一つ。
ケベックの鶏は コケーコココココロナウイルス と鳴きます。



育苗

2020-03-30 06:45:10 | 菜園
 毎日、午後1時に首相の州民に向けてのコロナウイルス対策の現状説明会見、ジャーナリストとの質疑応答があります。首相の第一声は政府の対策に協力してくれる国民、日夜奮闘する医療関係従事者、ボランテイア活動に参加する若者達(一人暮らしの老人へ食料配達とか、買い物代行とか)、そして様々なアドヴァイスをしてくれる野党への感謝の言葉でした。国家的危機にどう対応するかで首相の資質が問われますが、これほどまでにスピーデイーに次々と決断し実行に移した首相に脱帽です。世界で一番ウイルス感染テストが多いそうです。また、ウイルス感染者のいない地域のロックダウンは、高齢化が進んだ地域であり、病院も必要十分な設備がないとの判断からです。感染のスピードはゆっくりとなり死者はきょうのところストップしてます。もし、首相がこれだけ厳しい対策を取らなければイタリア、スペイン、アメリカのようになってたかもしれません。



 今日、3種の育苗をしました。トマト、キューリ、オクラです。これまである程度育った苗を買ってたのですが種から育てるは初めてのチャレンジ。ちょこまか動くようにして狂いっぱなしの生活リズムが整ってきましたが以前の朝4時起床から5時と遅くなりました。早寝早起き、日中はめいいっぱい動いて、夜は早々とコテンと爆睡するのが理想ですが、まだまだ眠りが浅いです。体力も落ちてます。



 寝る前に明日何をしようかと思い浮かべながら、一つだけ自分に課します。お料理だったり、お掃除だったり、編み物だったりいろいろ。明日は何しようかなー、まだ決まってません。そうそう豆乳はすごいです。私はたった1合の大豆で作ったんですが2リットルの豆乳取れました。分量通りにしたら濃厚すぎて2倍の水にしてちょうど良いくらい。おからもたくさん取れてお焼きを作っておやつにしました。次はお豆腐作ろうと思ったのですが難しそうだし時間がかかりそうなのでゼラチンか寒天で固め、冷奴にして試食してみようと思います。以下は、おからお焼きにジャムのっけて豆乳抹茶ラテで大豆おやつです。わかったことは大豆はすごい食材。保存食リストランク1位かも。




 コロナバカンス、普段はできないことに取り掛かれる幸せもあります。

また閉鎖

2020-03-29 02:10:54 | 暮す
 思ったより簡単で拍子抜けした豆乳作り、チョコを溶かすとチョコラテ、抹茶を溶かし泡立てると抹茶ラテ。美味しいし安いしで、こんな機会がなければ作らなかったなー。明日はおから料理にしよう。



 レストランオーナーから電話があり、おしゃべり。ただいまモントリオールの娘さんとこにいる。母親、娘さん夫婦、3人のお孫さんと久々に一緒に過ごしてる。当市のお宅も大きいが、娘さんのお家も大きく、各人各部屋があり、それだけでも独立空間が保てラッキーと思います。ビジネスは損する時もあれば得する時もあり、すなわち何でもありで、株で5000万円損したり、貸しマンションで失敗したこともあり、いろいろなお話を伺ってるので大丈夫切り抜けると思います。いざとなれば農地があるしね。コロナウイルスで年金破綻したら農作業に雇ってください、お給料はカボチャでお願いしますと言うと笑ってました。もちろんOKとのこと。この一家は、危機管理対策というか、常に万が一のこと考えてキャッシュで5000万円は手をつけないでおくと話してました。また、3人の子供さん達は、勤め人からビジネスに転向しましたが、各人特殊技能があり、レストランで働いている息子さんも即病院関係の仕事に臨時採用されました。モーテルはお客様数えるほどとのこと。それぞれの子供さん達の伴侶も薬剤師とかお医者さんとかで何かあると一族で結束するんですね。ファミリーがお互いに助け合う。そして、やれお医者さんだの弁護士さんだのと言ってもレストランが忙しい時はお手伝いに見えて、お掃除とか皿洗いとか手伝うんです。皆さん、とっても働き者。働き者だけれど遊び人の父を見て育ち、働いて遊ぶが身についた私は、うーん、年金破綻時はカボチャ作りかも。

 さて、今日新たなケベックのコロナ対策は、ウイルス感染者ゼロの地域への移動が禁じられました。姪がユネスコ遺産地区に貸し別荘を持っており、主にヨーロッパからの富裕層対象で一年中お客様があり、当市でアパート経営なんてやってられないと今年の2月にアパートを売り、それで2軒目の貸し別荘を買ったばかりです。5000万円です。今夜の12時をもって、この地域へのアクセスは禁じられ貸すことも禁じられました。まだ27歳ですが、怖いほどにとんとん拍子だった姪夫婦。姪は別荘管理の傍、忘れないようにと週15時間の歯科衛生士のアルバイトしてましたが解雇。一寸先は闇と思います。幸に彼女の伴侶が政府の仕事に就いており失業しませんが、これから顧客ゼロでも銀行に毎月ローン返済しなければなりません。

 今年の夏、半地下をリノヴェーションして秋からでも学生さんに貸そうと計画してたのですがやめました。冬の停電に備えて薪を保管したり、保存食をおいたりの倉庫にします。日本からのお客さまはだいたい夏が多いので一部屋は確保しておきます。車であちこち旅行し、海外旅行もしたいと思ってたのですが、今のような食費以外はほとんど出費のない暮らしでも結構楽しいので、これで行こうかということになりました。

ただいまケベックのコロナ状況は 感染者2021人、入院者141人、死亡18人です。あれっ下に22人とでた。中継中にも増えてる。




パエリア

2020-03-28 07:18:38 | 食べる
 お昼にパエリアを作った。お魚屋さんのシールが貯まったので、いつ閉店になるかもしれないので使いきった。ムール貝なしでも美味しくできて夫も思わす美味しいを連発。クーポンでもなんでも無料券は使い切ろうと思う。クリスマスに自分達ではもったいなくて入れない高級レストランの招待券をいただいてあり6月の結婚記念日にと思っていたけど、さてこのレストラン倒産してるかも。紙屑と化します。散歩と食料品買い出し以外は自宅に篭ってるので、皆さん食べる飲むが楽しみになりお酒の売り上げは上々。

 ケベックは寒冷地故、大豆、蕎麦粉、りんごが安価に手に入ります。日本の納豆業者が買い付けに来ていますがこれからどうなることやら。で、明日は大豆から豆乳とおからを作ろうと思ってます。年金大幅減額など視野に入れて対策を考えます。カボチャやサツマイモなど保存が効くのですが我が菜園で上手く収穫できません。レストランオーナーが広大な農地を持っており、いざとなったら頼んでそこで働こうと思ってます。去年いただいたカボチャが日本の栗カボチャとおんなじ味がして感激しましたよ。夏場は自分ちの菜園で賄えますが冬への備えということ考えます。

 当市で消防隊員の感染があり、全部で8人になりました。初めての死者も出ました。スーパーに入るに一人づつで質問されます。外国旅行しましたか、身内に外国旅行された方と接触しましたか、熱がありますかと。ほとんどがキャッシュを受け付けません。70歳以上は外出禁止。散歩中お会いした知人が二人ともこう言いました。地球の浄化が始まってると。

 よく訪問するサイトに「ろん農園」というほぼ自給自足を実践してるサイトがあり、いろいろ教えていただきます。柿からお酢も作れるんです。私の理想の暮らしですが無理なのでいつもせめて10パーセント、20%でも自給自足を目指します。





長引けば

2020-03-27 07:29:58 | 暮す
 カナダ政府が増大する失業者対策として、失業保険を受けられない自営業者、フリーランサー、派遣社員等に4ヶ月間、1ヶ月20万近く援助すると発表した。家賃、食費など暮らしに困らないようにと。穿った見方をすれば、お金がなくなり人心が荒み暴動や盗難、犯罪の蔓延を防ぐ国家危機管理対策とも思う。すでにモントリオールの宝石店に泥棒が入り店主が苦労して築き上げた財産全てを失ったと泣き崩れていた。毎日、首切りのニュースばかり。長びけば、どんな事態になるか予想もつかない。まさか自分が生きてるうちにこんなことを経験するとは。

 第二次世界大戦前、誰もが戦争に突入し欠乏の時代がやって来るなど思いもよらなかったという。ドイツの戦前が、いかに華やかで芸術文化が絶頂期を迎えていたか何かの本で読んだ記憶がある。まるで一夜にして没落する旧家のように、何代続こうが失う時はあっという間。タイタニックのよう。

 先行きがわからない、けれど私たちは、いかんせん、流れてゆくのみ。毎日、時間があればあれもしたいこれもしたいと思ってることを一つづつ実行するのみ。と言っても大したことでなく、恒例の春の大掃除に取り掛かる。義母が電話で大掃除に入り、今日はキッチンの棚を掃除したと話していた。

 おはぎが食べたくなって作った、が、怠け者な私。なんとか簡単にできないものか。餅米を丸めて餡子で包むのが面倒くさい。グッドアイデアが浮かんだ。押し寿司の型に餅米、餡子と二段に重ね、押して、切り分けて形を整えるだけ。楽チーン。もちろん下まで餡子で包んでませんが問題なし。毎日むしゃむしゃ甘いおやつばっか食べてそのうち肥えるぞ。2週間自宅待機を命じられた義弟は見る見るうちに太り、常に運動を欠かさずお洒落でカッコよかったのに、一気にじっちゃんになっちゃった。太ると身体が重くなり何をするにも億劫になるので気をつけねば。