野花つみ童女に還り母咲う
姉から介護施設に入った母の写真が送られてきた。去年の里帰りで、まだ髪を染めに美容院に行き、日課の散歩もしてたが、転倒し入院し、認知症が加速しそのまま家に帰ることなく介護施設に入ることになった。質問すれば答え、ときどきやたら明晰、まだらぼけだが帰宅は無理と姉は判断した。今年92才になる。花が好きで、小さい頃からいつも家に花が飾ってあった。去年の里帰りに散歩がてら摘んだ野花を、なめたけの空き瓶や牛乳瓶に挿しながら「買った花もいいけれど野花もきれいだべ」と見せた母の笑顔を思い出す。母の写真も、友達の写真もブログに載せたことはないが、これが最初にして最後の母の写真。施設は明るく綺麗でスタッフの方も親切とのこと、姉に、これから赤ちゃんに還ってお世話され、安らかな日々が続くといいねとはなした。
姉から介護施設に入った母の写真が送られてきた。去年の里帰りで、まだ髪を染めに美容院に行き、日課の散歩もしてたが、転倒し入院し、認知症が加速しそのまま家に帰ることなく介護施設に入ることになった。質問すれば答え、ときどきやたら明晰、まだらぼけだが帰宅は無理と姉は判断した。今年92才になる。花が好きで、小さい頃からいつも家に花が飾ってあった。去年の里帰りに散歩がてら摘んだ野花を、なめたけの空き瓶や牛乳瓶に挿しながら「買った花もいいけれど野花もきれいだべ」と見せた母の笑顔を思い出す。母の写真も、友達の写真もブログに載せたことはないが、これが最初にして最後の母の写真。施設は明るく綺麗でスタッフの方も親切とのこと、姉に、これから赤ちゃんに還ってお世話され、安らかな日々が続くといいねとはなした。