キラークイーン

三菱からスバルへの禁断の移籍
ランエボの魂を右手に、左手にスバルの情熱を。

@killerqueenmomo

新章・島左近 1年目

2012-08-10 19:45:10 | 雑談
某日。ユベントスは来年に向けて構造改革を行う事を発表した。世代交代を本格的に行うのである。それに伴い、デルピエロはベンチを温める事がほとんどになり、多くのベテラン選手が放出された。世代交代を行い新しく生まれ変わるユベントス、かつて優勝請負人(詳しくはビカム・ア・レジェンド参照だぜ!)として入団した島左近も全盛期のようなプレーに陰りが見え、契約は打ち切られたのである。

とはいえトッププレイヤーである島左近の元にはイタリア、スペイン、フランス、ドイツなどから数多くのオファーが届いた(プレミアでは評価されない選手である)。ビッグクラブから多額の給料でオファーが届く中、ひときわ低い給料でオファーを出したクラブがあった。カリアリである。

おそらくほとんどの人は覚えていないだろうが、島左近のキャリアはカリアリから始まった。1年間カリアリでプレーし、その時はシーズン4位、カップ戦2位というカリアリとは思えない結果を残したのである。カリアリ会長から「1年間でいい…十数年前のような、あの輝いたカリアリがもう一度見たい」という手紙に心を打たれた左近は、武者震いをしながら再びカリアリの門を叩いたのであった…。



それから約1年、ユベントスはインテルとの優勝をかけた最終節、カリアリ戦である。








「さすがユーベ、リーグ最少失点で切り抜けている守備力は半端じゃないですぜ…」



実況「おおっと!島左近抜けた!得意のカウンターから切り込みます!」



「さぁサコン!!どんどん打って来い!!」



「陰陽弾を喰らえ!ジジ!」

ピカーッ!



「うおっ、まぶしっ!」



実況「入りました!カリアリ先制!ジャンルイジ・ブッフォン、一歩も動けず!」



「ぎゃ…逆光だ…」



ユベントスは痛い敗戦。



リーグ戦はインテルが勝ち点1差で優勝。2位ユベントス、そしてカリアリは3位。見事来季のチャンピオンズリーグの出場権を得た。長いシーズンが終わり、残るはカップ戦である。カリアリは島左近の活躍もあり、決勝戦へ駒を進めていた。




対戦相手はリーグ制覇した長友所属のインテル。日本人による頂上対決である。長友似てない。

その結果…









カリアリ優勝!

シーズン3位、カップ戦優勝という奇跡のような結果で終わったカリアリ。優勝請負人としてシーズンは優勝できなかったものの、カリアリで3位であれば上等である。



輝きを取り戻した左近にはセリエA最優秀選手賞が送られた。約束の1年を終えた左近は新しいオファーを待つ事になった。カリアリでチャンピオンズリーグ戦えよお前。



そこへインテルからオファーが届く。週給180万ユーロ。日本円で約1800万、年俸にすると約9億円での契約である。インテルは若き頃半年だけ所属した事のあるチーム。再びチャンピオンズリーグで頂点を目指すべく、島左近は契約をした。



背番号は27。拍手で迎えられ、チャンピオンズリーグ優勝という険しい道程を再び実現させるべく島左近は戦うのである。