ケーシー高峰さん

2019-04-11 13:47:42 | 日記
 医療漫談家のケーシー高峰さん(本名門脇貞夫)がお亡くなりになった。85歳。お正月の東西演芸会などにはなくてはならない存在だった。白衣の医者の格好で黒板の前での医療漫談で大いに笑わせて頂いた。初めてケーシー高峰さんを知ったのはNHKのドラマ「夢千代日記」であった。役は田舎の医者というもので地区の弱者のよき相談相手として登場するが、医者の免許のないいわばニセ医者であってその葛藤をうまく演じておられたのが印象的だった。出身地の山形では医者の家系での日本大学医学部を卒業されているが持ち前のキャラで医者にはならずに芸能方面に向かわれた。東北弁を巧みに使ってダジャレを交えての医療漫談は大いに受けて大抵が演目のラストということで客が待ちに待っている証といえるだろう。お笑いの世界で貴重な存在を失ったのではないだろうか。
 ケーシー高峰という名前は米国の俳優ベン・ケーシーからとあこがれの日本の女優高峰秀子さんから取ったという。