有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

湿原はほんの少し秋めいて

2023年09月02日 | 山野草
まだ少し早いかな?と思いながら15時頃に何時もの湿原へ。
センニンソウ(仙人草)が花盛りです。

センニンソウなので葉に鋸歯が有りません。 

逆光透かし撮りを狙うも、花弁が細いので難しい、いや無理でした。(^^;)
右端の葉が透けて葉脈が見えてるので、葉を狙った方が良かったかも。

ムカゴニンジン(珠芽人参)は湿原の縁で沢山見られます。 

セリ科ムカゴニンジン属(ヌマゼリ属)の多年草で北海道~九州に分布。
葉脇に小さなムカゴを付けますが、この日はまだ見られませんでした。
花は小さく直径約2mm。

ヒメシロネ(姫白根)も咲いてます。
葉が段毎に直角に対生します、陽射しを効率良く浴びる為でしょう。

シソ科シロネ属の多年草で多年草で北海道~九州に分布。
この花も小さく直径(長さ)約5mm。

ミズギボウシ(水擬宝珠)も咲いてます。(珍しく木道を入れて撮ってみました) 

キジカクシ科ギボウシ属の多年草で愛知県以西~九州に分布。 

シラタマホシクサ(白玉星草)が咲き出してました。
ホシクサ科ホシクサ属の1年草で東海地方に分布する日本固有種。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されてます。

花序に雄花と雌花が多数混生し花弁は3個、黒い点に見えるのは雄蕊の葯。
この一花を星に見立てたのが名前の由来。
↓は毎年お馴染みのシラタマホシクサを名の通り星に見立てた「白玉星草の宇宙」。(^^ゞ

ミミカキグサ(耳掻草)が4種類咲いてました、今回はその内の3種を。
2番目に小さなムラサキミミカキグサ(紫耳掻草)、環境省の銃絶滅危惧(NT)指定種。

タヌキモ科タヌキも属の多年草の食虫植物で北海道~九州に分布。(以下全て同科同属)
画像は上から見た下唇で長さ2~3mm。(上唇は上から見ると下唇と重なってます)

横から見たムラサキミミカキグサ、斜め下に付き出してるのは距で長さ4~5mm。 

4種類のミミカキグサの中で一番大きなホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)。
北海道~九州に分布し、花の長さは4~5mm、目のように見えるのが下唇、尖ってるのは距。

こちらは開き掛けのホザキノミミカキグサ、距がしゃくれた顎のよう。(^^) 

一番小さなヒメミミカキグサ(姫耳掻草)ですが、小さ過ぎてAFが認識しません。
私のカメラではピントが合ってもこれ以上の画質は無理。(花までの距離約3m)
花の長さは2~3mmとなってますが、多分1.5~2mmくらいかと。
花の影が水面に映ってます、影の方が花の形が分かるような・・・。(^^;)
東海地方だけに分布し、環境省の絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されてます。

2番目に大きな黄色のミミカキグサは既に載せてるので省略。
花の大きさはホザキ>ミミカキ>ムラサキ>ヒメの順になります。
次回も湿原の花等を。
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