映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

広島東洋カープ 25年ぶり優勝と32年ぶり日本一を逃して思うこと

2016-10-31 | 番外編
 基本的に、このブログには映画の感想及びそれにまつわる些細なことしか書かないことにしております。

 ……が。

 80年代前半から20年ほど筋金入りのカープファンであったこと、2000年代半ばからカープの成績に不感症になろうと決めたこと、そうはいっても、一応、スポーツ欄のセ・リーグ順位表でカープの動向を無意識に必ずチェックしてしまっていたこと、、、、という、私のカープ偏愛歴から言って、今年の優勝&日本シリーズ敗戦について、思うことはあり過ぎまして、その一部を書き記しておこうと思いました。


◆全国紙がこぞって社説で取り上げた、25年ぶりのリーグ優勝

 リーグ優勝は、本当に嬉しかった。優勝決定翌日の全国紙3紙プラスαを職場から頂戴してきまして、カープ優勝に関する記事は全部切り抜きました。何たって、優勝して社説に取り上げられるチーム、カープ以外にありましょうか? 読売以外の、朝日、毎日(プラスαの産経も)いずれも社説で取り上げ、カープ苦難の歴史と、それを克服しての優勝を渋く論じてくれていました。毎日のタイトルは「ファンと走ったVじゃけえ」

 これら社説を始め、各紙の様々なカープ優勝関連記事を端から端まで読んで、涙涙でした。

 でも、、、現実に優勝が決まるまで、どれだけゲーム差が開いても安心する日はありませんでしたねぇ。トホホ……。勝てば勝ったで不安、負ければ負けたで不安。これ、カープファンの性(さが)ですね。

 でも、今年、本当に優勝したことで、この妙な不安感、、、というか、呪縛からは解放されるような気がします。来季は、不安は不安でも、もう少し前向きな不安に変質するのじゃないかな。


◆ビジターファンも大切にしてほしい

 日本シリーズは、2戦先勝したときは、行けると思ったけれど、結果はその後4連敗。まあ、勝負の世界なのでこればかりは仕方ないです。

 北別府氏のブログに書かれていたことが、多くのファンの気持ちを代弁してくれていると思うので、シリーズの試合について、感想は述べません。

 ただね、それ以外にちょっと思ったことがありまして。

 それは、シリーズ終了後、10月30日の夜、NHKのサンデースポーツを見ていてのこと。日ハムの西川選手と大谷選手がゲスト出演しておりました。そこで、2人の話していたことですが。最初の2戦の感想を求められて(正確じゃないですが)、、、

西川選手「あの異様な雰囲気が何ともいえなくて、、、。真っ赤っかで、完全アウェーっていうのが初めての経験だったのでやりにくかった」
大谷選手「思ったよりマウンドが硬くて、投げにくかった」


というもの。まあ、大谷選手のコメントはともかく、西川選手のコメントは、実は私も、ちょっと思い当たるものがあったのです。

 シリーズの中継を見て、3塁側までぜーんぶ真っ赤な球場って、一体どうなっているのだろう? と。シーズン中からではありましたが、改めて思ったのです。

 マツダスタジアム、私は行ったことがないので分からないのですが、ビジターチームのファン用の席というのは確保されていないのでしょうか? 横浜球場だったか、神宮球場だったかは、チケット買おうとしたら、3塁側は一応ビジターチーム用応援席でホームチームのユニ&小物着用禁止になっていたような。マツダにはそういうルールがないのでしょうか?

 HP見てもイマイチ分からなかったので、違っていたらアレですけど、やっぱり、ビジターのファンの気持ちも考える必要はあるんじゃないのかな、と。

 むか~し、カープファン現役だった頃に、東京ドームに広島戦を何度か見に行きましたが、(今は知りませんが)あの頃のドーム球場は3塁側にも巨人ファンが一杯いて、カープの応援しようものなら、後ろからモノが飛んでくる、なんてこともフツーにありました。「何て嫌な球場だろう、だから巨人は嫌いなんだ!」と行くたびに思ったものです。

 まあ、当時の市民球場のカープファンが、マナーがよろしかったとは思えないので、市民球場で嫌な思いをしたビジターチームのファンもたくさんいたんでしょうけれど。

 とにかく今のマツダスタジアムがそうなっていないことを願うばかりです。ただ、TV画面から見るだけだと、明らかにビジター側にホーム側ファンが占拠している状態、、、。これはやはりいかがなものか、と思います。

 選手に「異様な雰囲気」と言わしめるような状況(プロとして、調子が悪いことを環境のせいにすることには大いに疑問を感じますし、そういうセリフを臆面もなくTVで言ってしまう2人の選手にかなり幻滅しましたが)は、やはり改善した方が良いのではないでしょうか。


◆カープ戦満席なんて、、、25年前は閑古鳥。

 広島東洋カープという球団が、大変な自助努力をしてきたのは重々承知で、しかし、やっぱり「自分たちさえ勝てば良い」的な、どっかの金満球団みたいな思想には、ファンともどもならないでほしいのです。

 相手チームのファンも大事にしてほしい。自己中な応援や運営ってのは、いずれその何倍にもなって自分たちに跳ね返ってくるはず。

 相手チームのファンも、プロ野球界にとっては大切なファンなのです。プロ野球の人気凋落が言われて久しいけれど、ファンあってのプロスポーツであることを思えば、やはり、球場全体が真っ赤っかってのは、何か違う気がするのです。

 カープ女子という言葉が世に認知されているなんて、90年代、神宮や横浜球場での広島戦が閑古鳥だった(仕事帰りにフラッと観戦に行ってもガラガラで内野の最前席とかフツーに座れた)時代のファンからすれば、隔世の感がありますけれど、せっかくファンが増えて、それがチームの強化に少なからず貢献しているわけで、これからもファンは、どのチームのファンであっても大切にしてほしいです。


◆川口監督、待望!(あり得ないけど)

 シリーズを通して、監督はバッテリー出身が良い、という野村元監督の言にも一理あるのかも、、、ということを嫌でも感じさせられましたねぇ。

 ……ああ、川口が巨人のフロントなんかとっとと辞めて、カープで監督(コーチでも良いから)してくれたらなぁ。もう、東京でのカープ戦、全部見に行っちゃうのに。監督を見るために! だけど。

 川口に、手紙書こうかなぁ、、、。

 ともかく、来季は黒田選手がいなくなるし、戦力が変わるので、今年と同じようには行かないだろうけれど、また新しい強いカープを期待して。日本一という忘れ物を是非手中にして欲しい。
コメント (2)
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