作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv37577/
以下、wikiよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
一見平穏な新学期を迎えた東ヶ丘中学校。しかし、その内面は前の学期に起こった、いじめ自殺未遂事件に大きく揺れていた。
新学期初日、当該学級である2年1組に、極度の吃音症である村内(阿部寛)が臨時教師として赴任してくる。彼が初めて生徒達に命じた事は、事件を起こし既に転校している生徒・野口哲也(山崎和也)の机を教室に戻す事だった。
毎日「野口君、おはよう」と無人のその机に向かい声をかける村内の行為に、生徒・教師・保護者の間には波紋が広がるが村内は止めようとしない。
そんなある日、野口へのいじめに加担したと苦しむ園部真一(本郷奏多)は、その思いを村内にぶつけるのだった。
=====ここまで。
重松清の短編小説を映画化。
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邦画をあんまし見ない私が、わざわざDVDをレンタル(いまだに動画配信を利用していない)してまで見たのは、あべちゃんが好きだからでは、もちろんありません。本郷奏多くんが出ているからです。
というのも、今期の朝ドラ、久しぶりに毎日見ておりまして、これに2月くらいから本郷君が登場したのです。ヒロインひなたと恋仲になる五十嵐文四郎役を本郷君が演じていたのですが、この“文ちゃん”のキャラがツボだったんです。正直なところ、本郷君自身は線が細過ぎてちょっと、、、なんだけど、文ちゃんのキャラには実にピッタリで。文ちゃん、いわゆるツンデレなんですよ。私、リアルでもバーチャルでも、男も犬も、基本“ツンデレ”に弱いのです、、、ごーん。
朝ドラでは、7年も付き合ったひなたを振って(?)お別れ、退場してしまい、現在激しい“文ちゃんロス”なんですが、それよりも、番宣も兼ねて出演した「あさイチ」での本郷君を見たら、文ちゃんとゼンゼン顔が違う!! 同じ人なのに、ここまで違うものか、、、と愕然となりました。ドラマ内でも表情がコロコロ変わり、役者としても引き出しが多そうだな、とは思って見ていたのですが。しかも、私、本郷くんを今まで結構目にしていたはずなのに、名前と顔が一致していなかったのだと分かり、他の作品での本郷くんを見てみたくなったのでした。
……というわけで、映画の感想です。
◆落ち着いた良い映画
“いじめ”がファクターとなる学校モノ。あべちゃん演ずる村内先生は説教臭くなく、映画自体も説教臭くなく、邦画では珍しく静かな小粒でピリリ系の良作だった。
村内先生が吃音である必要性を疑問視する感想をネット上で見かけたけれど、重松氏自身が吃音であったこともあるだろうが、彼が吃音であることで、生徒たちは彼の発する言葉にイヤでも注意を向けさせられ、先生の言葉の重みが増す効果があるのだなぁ、、、とホームルームシーンを見ていて感じた。
主なシーンは、中学2年生の教室内でのもの。中2病とか言われるけど、中学生は一番心身ともに変化が大きい時期だから、先生も生徒も大変だよね。本作では被害者の自殺“未遂”となっているけど、現実には未遂ではないケースも起きている。
本作では、いじめがいかに良くないか、などという陳腐なお題目は見事にスルーし、“他者の痛み”にいかに思いを致すか、その難しさを描いている点が秀逸だ。道徳的な正しさとか、泣きへの誘導とかがないところもgoo。いじめの現実はそんな安易な着地点には収まらないってことを、きちんと描いていると思う。
本郷くん演ずる園部が、村内先生に、何で野口の机を戻したり、ここにはいない野口に挨拶したりするのかと聞いた時の、村内先生の答えがグッとくる。「それは責任だ」ってね。「いじめの加害者になってしまったことを忘れない責任」「被害者は一生忘れない。だから、加害者も忘れてはいけない」ということだけど、これは本当に大事なことだと思ったわ。加害者は忘れるからね、大抵の場合。
あと、バスの中のシーンも良かった。子どもたちが、ぶつかってお婆さんの荷物をふっとばしたのに知らん顔していたら、村内先生、子どもの腕をつかんで「お婆さんに謝るんだ」と一言。威圧するでなく、それでいてたった一言で子どもたちの心に届くように言葉を発するのは、なかなか難しいシーンだったろうな、と。
村内先生が、何で校舎の屋上に度々上がって物思いにふけっているのか、とか、時々取り出して眺めているあの写真は何なのか、とか意味深なままで終わってしまった描写もあるけれど、とにかく村内先生のバックグラウンドが全く描かれないので、それは敢えてそういう描写にしたんだろう。私がちょっとイヤだな、と思ったのは、あの目安箱みたいな箱に「青い鳥」と名付けていること。青い鳥って、、、ねぇ。
でもまあ、全体的には好感の持てる良作でした。
◆本郷くんとか、文ちゃんとか、、、
本郷くん演ずる園部は、割と優等生っぽい位置付けかな。野口とも対等に話せる仲だったけど、野口をからかっている連中のノリに一度だけ乗ってしまった。それを、園部はとても悔いていて、葛藤している。
結構、難しい役どころだと思うが、本郷くん、繊細そうなルックスで好演でした。
朝ドラの文ちゃんは、一見無愛想ながら、ひなたの家族にすんなり馴染むところとか、実はひねくれていない性格なのが本郷くんの雰囲気に合っていた(本郷くん自身は、自分のことを“子役からキャリアが長いせいか、うまく立ち回ることのできるひねくれ者”と言っているみたいだが)。ひなたと別れるシーンは、見ているこっちまで号泣しちゃったよ。
ひなたは、文ちゃんに振られたと言っていたけど、文ちゃんはひなたに「東京に一緒に帰ってほしい」「自分にとって一番大事なのは、叶わない夢なんかじゃなくひなたなんだ」とその前に言っており、それを蹴ったのはひなたやろ、、、と思うんだが。若いから、文ちゃんが夢を諦めることをひなたは受け入れられなかったんだろうなぁ。
私がひなただったら、絶対一緒に東京行くね。夢を食っては生きていけないし、何より好きな人をそう簡単に手放すなんて、私は絶対したくないので。相手が一緒に来てくれと言っていて、物理的な障害がなければ、行くしかないでしょ。それで結果的に上手くいかなくなったとしても、だ。文ちゃんが最初から「別れたい、一人で東京帰る」と言ったのなら、そりゃ振られたことになるし、それでも着いていくとは言いにくいけどさ。一緒に来てくれ、、、って言ってるのよ、好きな人が。行かない理由がないわ、私なら。
なんか朝ドラの話ばっかになってしまったが、文ちゃんはこの後また登場すると私は思っている。理由は、2つあって、1つは、来週(25日)、本郷くんが「チコちゃん」に川栄ちゃんと一緒に出演するから。朝ドラは4月8日までで、3月25日の後2週間もあるわけで、これっきりの人が、ヒロインと一緒に番宣兼ねてラストに向けて盛り上がる時期に別番組に出てこないだろ、、、という勘ぐりから。
もう1つの理由は、ひなた編になってから、すぐに文ちゃんは登場しており、ひなたと7~8年付き合っていた設定になっている。実際にドラマに登場していた時間は長い。現実にはどんだけ長く付き合おうが、ただの通過人であることは珍しくないが、これはドラマである。ひなたにとってただの通過人に過ぎない男のことを、これだけの尺を割いて描写するはずはない。藤本さんが書く脚本で、そんな意味のない構成になることは考えにくい。ひなたとハッピーエンディングになるかどうかはともかく、文ちゃんのその後は必ず描かれ、それはひなたと何らかの関わりがあるものになっているはず。
チコちゃんに叱られている本郷くんには興味ないけど、文ちゃんのその後には興味津々なのだ。
人間の集まるところ、いじめアリ。
すねこすりさん、もー、めちゃくちゃ文ちゃんロスですやん(^^)
邦画のDVDまで借りられて!笑
でも、私もカムカムの文ちゃんのキャラはなかなかよく作られているなーと見てました。
ひなたとの出会いから別れまでとても可愛いかったですよね!
少し前のあさイチのゲストに出てたのも私も見ました。
こちらの勝手なイメージとは全く違っておもしろかったですよね!
テニスの王子様とか見てないけど、すごく可愛いけど
、どの写真も笑ってないし、どこかすかした印象で、まさか朝ドラの所要キャラに抜擢されるとはほんとに意外でした!
あと、気になるのはオダジョーの髪型です。
カツラでしょうかね??心配。
あと、2週間ほどですっけ?!
私も楽しみにしていますー^ - ^
はい、かなり重症な文ちゃんロスでございます(^^;
そうなんですよ、かわいいんです、すごく、若い2人の恋模様が。
若いってええのぉ、、、(遠い目)。
本郷くんは、大河ドラマで近衛前久を演じていたのだと知り、びっくり。
この人、公家役ピッタリ……と思って見ていたので、、、。
でも、文ちゃんと同じ人とは全く気付きませんでした(+o+)
オダジョー、かつらじゃないですか? ヘン過ぎますよね、あの髪型。
あの頃のファッションで、男性がシャツをウエストにインしているのって、ダサいと言われていたような気がするんですが、、、違いましたっけ?
ひなたとは同世代なので、ちょいちょい時代考証的に気になる部分があります。