大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

山のトラブル対処法

2010年08月29日 | 山技術

先日はギックリ腰で全く歩けない事態に陥り、3日間殆ど横になっていた。
下界だったから良かったものの、これが縦走中だったらと考えると背筋が寒くなるよなあ。

今朝大好きな山のサイトを見ていたら、双六の小屋で尿路結石で強烈な
腹痛に襲われて何とか下山した記録を見た。

持病なら日頃から対処しているから問題はそう無いが(心臓疾患以外)
このような突発性の病気で歩けなくなるのが一番厄介だ。

特に殆どが単独行なので、下手をするとその場で数日間ビバーグという事態に陥ってしまう。
まあ3人程度のパーティーでは自力で下山できないだろうが、助けを求める事はできる。

さてそうするとどんな対処をすればいいのだろうか。

まずは今の日曜の日帰り山行を土曜日に変更せねば駄目だ。
歩けなくなったら翌日月曜はまずい。
せめて土曜なら何とか翌日下山できるかもしれないし、通りすがりの人に連絡をとってもらえるかもしれない。

ファーストエイド的な物はバンドエイドくらいしか持って行かないが、
きりが無いのでこれは増やす気は無い。

持病の喘息は毎日ステロイドを吸入しているから問題ないので、腰痛の予防がポイント。
縦走など泊まりの山行の後は必ず整体に行く事と、山をやらない時は月に一度は行くようにする。

それから病気ではない重大なトラブルがある。

靴底の剥離だ!

これは8年ほど前に知床縦走中に見舞われて愕然となった。
幸い6本爪の軽アイゼンを履いて事なきを得たが、これは困る。
粘着テープを1個持って行ったが安心だ。

それと歩くルートは必ず家族に残しておくこと。
これがないと捜してもらえないし、時間がかかりすぎて助からないかも。
歩く途中で携帯でメールしておけばなおいいだろう。
この頃は案外と携帯が通じる山が増えている。
八ヶ岳などは沢筋からでも通じてびっくりした。
「今○○○を通過」とメールしておく訳だ。
勿論ちゃんと立ち止まってからやること。
間違っても下界と同じ様に歩きながらやらないこと、蹴つまづいて
大怪我や滑落で命を落としかねない。

それから熊との遭遇があるなあ。
これはその時になってみないと分からない。
前もって考えていても多分その通りにはできないだろう。

本当に熊が出そうなところは鈴を鳴らしてこちらの存在を気づいてもらうしか手はない。
それでも遭遇した時は運を天に任せるしかなかろう。

但し絶対に背を向けて逃げる事だけはやらない事。

スズメ蜂対策には黒っぽい服装をしないことらしい。これは日ごろから黒は殆ど着ていないから問題ない。

他にもいろいろありそうだがこの位にしておこう。
可能な限りトラブルの発生を抑えるよう工夫せねばならない。

まだまだ猛暑が続く、熱中症対策を忘れないようにしよう。




コメント
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