大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

金峰山から瑞牆山 1995年10月

2010年07月07日 | 関東周辺
95年に会社の先輩、T氏とKu氏の3人で登った。
もう随分と昔の話なので当時の記録とエピソード位にしておこう。
結構綺麗な紅葉だったし、山頂からの眺めは絶景だった。

1995年10月21-22日 (営業小屋、T氏とKu氏)

1.初日 廻目平から金峰山小屋まで

  信濃川上から村営バスで廻目平まで入る。金峰山荘までは紅葉、黄葉の
  オンパレードで結構いい感じ。
  瑞牆山みたいな岩峰が多くて一風変わった風景だった。
  コースは沢沿いで大した事はなかったが、T氏は相変わらず弱く、途中で
  水1.5Lを持ってやったがペースは戻らず、体力的にちと無理そう。
  夕陽が甲斐駒の右手に入り、雲が黄金色に輝く美しい夕景色だったが、
  見たのは10人程度だった。
  相変わらず眠られずに12時40分頃目が覚めて星空を見上げた。
  この時は雲がかかっていたが、4時頃見た時は雲一つ無く、流れ星を
  続けて3個見た。
  小屋は超満員で100人程が入っており、毛布を半分に折って敷布団。
  もう一枚を掛けて寝たが、ちとひどくは無いか?
  若い娘がオヤジの跡を継いだらしいが、テキパキと捌けずイライラした。
  また、自炊小屋があまりにお粗末でウンザリ。
  経営努力が足りぬ。


まあ、言いたい放題だが昔からあまり眠れなかったらしい。
この当時はまだ娘、娘した人だったが今は立派な山小屋の女主人だろう。
この時の事でまだ憶えているのが二つある。
一つは途中の道の真ん中にタバコの吸殻を山盛りにした奴がいた事。
もう一つは「老いらく山岳会」のクソリーダーが夜うるさかった事。
タバコについては仕様が無いので俺が拾ったが、ゴミを捨てる奴を見かけたら
ボコボコにしてやろうと思っているが不思議と目に掛からぬ。
さすがに見回してから捨てるらしい。
クソリーダーは8時頃皆が寝静まっているのに横の部屋でどでかい声で
自慢話をする無神経さ。
もうすぐキレそうになった時にどこからか「うるさいぞ」と声が飛んだ。
まったくアホなジジイだったぜ。

2.二日目 瑞牆山をやって下山

  今朝は5時20分と早立ちし、5時50分頃頂上着。
  ご来光は雲の為見えなかったが、皆のように絶対見たいという気はしない。
  眺望は甲斐駒と違い、南アルプスが甲斐駒から荒川三山の先まで全て見え、
  目前の八ヶ岳、鹿島槍から白馬、木曽御嶽、木曽駒から空木岳、浅間山等
  グルリと見渡せ、かつ雲海上の富士が鋭く太い三角錐と、全く見事の一語。
  降りは途中まで岩稜帯でピッチ上がった。
  途中の大日岩が五丈岩よりもデカく驚く。
  瑞牆山の往復は2時間でやっつけたが、文字通りのカミカゼ登山。
  その上降りきったらT氏がおらず4時半まで待つが「遭難」かと肝を冷やす。
  昨日、今日と同じコースを歩いた品のいい老夫婦が折りよく下山してきたので
  聞いたところ、富士見山荘の近くまで一緒だったとの事で一安心し、帰路につく。

眺めは本当に一級品だった。遭難騒ぎには本当にまいった。風呂にでも入ってノンビリ
待つてればいいだろうに。こんなのがいやで単独が多くなった?
瑞牆山は一旦降ってから直登気味に登ったが、グイグイと高度を稼ぐので気持ちがいい。
危険箇所も無く、馬力があれば楽しい山だろう。山頂は岩なので気をつけること。


 
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