福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

サルトリイバラ(猿捕茨)の実も大きくなって来たなぁ❣️散歩道🚶‍♂️🚶‍♀️

2022-06-04 00:10:00 | 福ちゃんの散歩道(iPhone14ProMax)
散歩道🚶‍♂️🚶‍♂️

散歩道ルートで余り見かけない
サルトリイバラ(猿捕茨)
緑道から入った一角にあった
真っ赤に熟す果実は秋の一コマだ
食してみたいな

ガキの頃、田舎では「ぐい」と呼んでいた気がする
柏餅の包む葉にこの葉を使っていたなぁ

サルトリイバラは
雌雄異株で開花期(4~5月)になると雌株には雌花を、雄株には雄花を咲かせる。
花弁は長さ4ミリほどで反り返り、雄花では黄色い葯(雄しべの先端)が、
雌花では先端が三つに裂けた柱頭(雌しべ)が見られるが、
いづれも淡い黄緑色の小さな花であり、バラのように目立つことはない。

残念ながら花は見ていない
この木に実がめちゃ付いている

日本各地に分布するサルトリイバラ科の落葉樹で、山野のみならず平地の林縁でも普通に見られる。
蔓に生じる棘の様子をバラに見立てて名付けられたが、イバラ(ノイバラ)の仲間ではない

面白い名前でけど・・・
これが繁茂したところへ追いやられると猿さえも脱出できず、
人間に捕らえられてしまうという意味合いでサルトリイバラ(猿捕茨)となった。
つるに生じる棘は鈎状で鋭く、
葉元から生じる巻きヒゲと相まって自らの蔓や他物に絡まって育つ。

雌株には画像のような果実ができ、9~12月に赤く熟す。直径1センチほどの大型で、
光沢があるためよく目立つ。
有毒成分は含まれておらず、生食、果実酒として利用できる。
果実の中にはクリーム色の堅い種子が二粒入っており、これを蒔けば増やすことができる。




場所は緑道から入った所

何ともう一ヶ所見つけた
西原公園の一角に
秋の楽しみが増えた





散歩道🚶‍♂️🚶‍♀️


その他

サルトリイバラの根茎は地上のツルと同様によく育って木質化し、節の多い独特の形状になる。
根茎にはサポニンやタンニンが含まれ、秋に採取したものを乾燥させれば「和山帰来」という漢方薬になる。
ニキビ、腫物、むくみ、利尿などに効果が期待されるが、実際にはさほどの効き目がないという。
・別名のサンキライは、
サルトリイバラから作られた漢方薬を中国に分布するサンキライ(土茯苓)の代用としたことによる。
ちなみにサンキライは「山帰来」であるがその語源には、梅毒を患って村を追われた男が、この薬草で治り、
村に帰ってきたという故事に由来するという説と、
山の珍しい食糧を包む葉を意味する「山奇粮(さんきろう)」が転訛したとする説がある。


サルトリイバラについ

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