「真果」とは?
「真果(しんか)」とは、「受精後に種子の形成と合わせて子房のみが成熟・肥大し、その中に種子を含んでいる果実」のことを意味しています。
「真果」というのは、成熟した子房が果実になっていく「ブドウ・桃・梅・キュウリ・トマトなどの一般的な果実」のことを指しています。
「偽果」とは?
「偽果(ぎか)」とは、「花托(かたく)・萼(がく)・総苞(そうほう)などの子房以外の部分が生長・肥大して、その植物(果物)の果実の主要部分になったもの」のことを意味しています。
「偽果」に分類される植物(果物)には、大きく生長した花托が全体を包み込む「ナシ」、花托が肥大化してその上に種子状に退化した果実が散らばっている「イチゴ」、花軸が肥大化して壺状となり、その壺状の内側にたくさんの果実を包み込んだ「イチジク」などがあります。
「真果」と「偽果」の違い!
「真果」と「偽果」の違いを、分かりやすく解説します。
「真果」も「偽果」も「植物(果物)の果実の種類」ということでは類似した意味を持っている言葉ですが、この二つの言葉の違いは「子房が成熟して果実になるのか、子房以外の部分が生長して果実になるのかの違い」にあります。
「真果」というのは「ブドウ・桃・梅・キュウリ・トマトなどの一般的な果実」のことで、「子房のみが成熟してその中に種子を含んでいる果実」を意味しています。
真果に対して「偽果」のほうは、ナシ・イチゴ・イチジクなどに代表される「花托(かたく)・萼(がく)・総苞(そうほう)などの子房以外の部分が生長・肥大してできる果実」を意味しているという違いを指摘できます。
まとめ
「真果」と「偽果」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「真果」とは「子房だけが成熟してできる果実で、その内部に種子を含んでいるもの」を意味していて、「偽果」は「子房以外の部分が生長・肥大して、その植物の果実の主要部分になっているもの」を意味している違いがあります。
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