散歩道🚶♀️🚶🏾
栂美木多駅北バスターミナル法面に
1本のクマシデ(熊四手)
この法面には
イヌシデ・ハンノキと並んで植栽されている
クマシデ
葉は互生し、葉身は狭卵形-卵状長楕円形、先は鋭尖頭、基部は円形あるいはわずかに心形。
縁は重鋸歯がある。
雌雄同株、雌雄異花
5月頃、雌雄それぞれの尾状花序を出す
雄花序は、前年枝に束生して下垂する
雌花序は、新枝に頂生する
果穂は、種子を抱いた果苞(葉の変形)が、房状になったもの。
夏まで緑色をしているが、秋に熟すと茶色になる。
シデの名は、この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、
シデの名は、この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、
紙を折ったもの)に見立てた。
雌花序
見上げて見る
1個持ち帰る これは雌花
種子は苞に包まれたまま果軸を離れる。
苞が翼のようになって、風に運ばれ遠くに飛散する
らしい
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【クマシデとは】
・本州、四国及び九州に分布するカバノキ科の落葉高木。日当たりのよい谷沿いを好み、各地の山地あるいは低山帯に自生するが、稀に庭木として使われる。
・イヌシデやアカシデに比べて葉が大きくゴワゴワした雰囲気を持つため、たくましい様子を表す「クマ」を付けて「クマシデ」と呼ばれる。シデは「四手」で、果実が垂れ下がる様子を、注連縄や神事に使う紙垂に例えたもの。
クマシデの花期は4~5月で新葉の展開と同時。雌雄同株で雄花は前年に伸びた小枝から穂状に垂れ下がり、雌花は新たな枝の先端に上向きに咲く。
・アサダに似た果穂は長さ5~9センチで、小さな葉っぱのような「果苞」からなる。シデの仲間では最も太く、ピンクに色付く。長さは5センチ程度。10月頃に熟して地面に落下すると、やがて粉々になり、中に含まれる種子だけが残る。種子は直径5ミリほどのゴマ状。
・クマシデは葉が大き過ぎるため観賞用として人為的に植栽されることは少なかったが、雑木ブームとともにその価値が見直され、近年ではシンボルツリーとして植える例も見られる。葉は長さ6~10センチ程度で、枝から互い違いに生じ、条件が良ければ綺麗に黄葉する。
・材は硬質で「イシシデ」、「カタシデ」などの別名があり、建材、家具、器具、椎茸の原木に使われる。