今日の散歩道🚶♂️🚶♀️
歩道横の花壇ゾーンに
1輪の花が咲いた
寒咲きだ
ネットで見てみた結果
『カンザキアヤメ(寒咲文目)』
だった
遊歩道の法面の咲く
外花被片3枚 内花被片3枚
花柱もよく分かる
葉の中から花茎が伸びる
遊歩道脇だけど法面なので
誰も気付かない
散歩の友 iPhone12ProMaxにて
2022.2.2
カンザキアヤメについて
カンザキアヤメは、地中海沿岸部に分布するアヤメ科アヤメ属の多年草です。
アヤメ属の植物は、ヨーロッパからアジア、北米など温暖な気候の北半球を中心に
約260~300種が分布しており、
美しい花を咲かせることから世界で広く栽培されています。
その内の一種が本種カンザキアヤメ(Iris unguicularis)です。
カンザキアヤメの分布域は、ギリシャ、トルコ、シリア西部、チュニジアなど、地中海東部の沿岸域にあり、
岩場や丘陵、森林の開けた場所などに自生しています。
常緑性の多年草で、「カンザキアヤメ」の名の通り、冬の寒い時期に花を咲かせる珍しいアヤメです。
カンザキアヤメの花期は1月~3月。
花期になると、葉の間から花茎を伸ばし、頂部に淡い紫から青色をした花径7~10㎝程度の花を咲かせます。
花は外側の3枚の花弁(外花被片)と内側で直立した3枚の花弁(内花被片)があり、
外花被片には基部の中央に黄色い斑が入り、繊細な網目状の模様があります。
花色は写真の紫の他、白花品種も流通しています。
▼カンザキアヤメの花の構造
比べて見てみよう
葉は幅1~1.5㎝程度の線形で、根生して茂り、草丈15~30㎝程度に成長します。
アヤメは通常冬に葉を枯らしますが、カンザキアヤメは常緑性です。
花が葉よりも低い位置で咲くのがやや残念なところですが、
花の少ない時期に咲く美しい花には高い観賞価値があります。
▼カンザキアヤメの草姿
耐寒性、耐暑性共に優れており、育てやすい植物です。
植えっぱなしでもよく育ち、よく花を咲かせます。
同じように小型のアヤメにはチャボアヤメ(三寸アヤメ)がありますが、チャボアヤメの花期は4月~5月です。
カンザキアヤメ・カンアヤメの近縁種
カンザキアヤメ・カンアヤメが属するアヤメ属は、北半球に約280種が分布しています。
美しい花を咲かせる種が数多くあり、観賞用として栽培されています。
観賞用として栽培されるものには本種の他、以下のようなものがあります。