呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

「ひとり酒」に想う

2010-06-20 23:20:00 | 呑んだり喰ったり語ったり
平日の呑み。

ほぼ、ほとんどが「ひとり酒」です。

仕事(会社)から帰宅(家庭)する途中、
立ち寄るわけです。

「ひとり飯」は「探求」ですが、
「ひとり酒」の場合は完全に「癒し」と「回復」
そして「リセット」が目的です。

「ひとり酒」の時は、考え事をしたいな、
と思って行くことが多いのですが、
ほとんどのケース「ボケー」っと何にも考ることもなく、
ひたすら「ボー」っとしています。

「ひとり飯」の時は、緻密に行っているメニュー探求やマン・ウォッチングも、
「ひとり酒」の時はまったくやることが無いです。

ほとんど「放っておいてくれ」状態です。

よく行く店で、
馴染みの店の人や常連さんと話すこともありますが、
私の場合、ひとりで行っていてもそれは「ひとり酒」とは言わず、
まったくひとりで放っておいてくれる店に行って「ボー」と呑むことが
「ひとり酒」と言うのです。

だいたい、
実は常連って好きじゃなくって、
お店と必要以上にベタベタした関係になるのは嫌なんですよ。

適度に接してもらって、
適当に放っておいてもらえるのが
自分にとって心地いい店なんです。

よく元気を勝手にもらいに行く「石松」もそんな店です。

じゃあ、
知らない店にフラっと行くのがいいのでは、と思いがちですが、
意外にも知らない店に入った時のほうが店の人やお客にかまわれる事が多いです。

気を使っていただいてるわけで、
ありがたいことではあるのですが、
放っておいてもらいたくって行った時は
「失敗だった」と思ってしまう。

そんな時は、
開き直って思いっ切りそこのお店の雰囲気と
コミュニケーションを満喫しちゃいますがね。

頭の中をカラッポにする!
これが「ひとり酒」の一番の目的。

でも、なかなか「ひとり酒」は難しい。


旨い酒。
旨いツマミ、肴。
心地いい雰囲気。
さりげない対応、会話。
ひとりの時間。
無の境地。

そして、
嫌なこと忘れて家に帰る。

「ひとり酒」
素敵です。