地元・東高円寺
やきとり屋も何軒かあるけど、
やっぱり喰うなら「膳呂(ZERO)」
寡黙なご主人と元気な奥さんのご夫婦で切り盛りしている
地味で小さな店だけどいい焼き鳥屋だ。
オープンしてもう10年以上経つと思うけど、
当時からたまに行かせてもらっていた。
地元だと逆にちょくちょくは行かなくなって、
冷えたビールと旨いやきとりが喰いたくなって
久しぶりにお邪魔してみた。
本当に久しぶりだったので、
特別な会話が無かったのは別段構わないとして、
なんだか昔と雰囲気が変わったなぁ、とすぐに感じてしまった。
ちょっと暗い。
まず、
焼き物を全然注文せず奥さんとの会話に終始している常連の女性。
このパターンは飲食店ではよろしくない状況です。
他の客ドン引き。
まあ、
自分はあまり気にしないので、
(気にしないけど、店の惨状は気になる)
喰いたいものを注文。
ここの一番の名物「きも(レバ)」を2本。
タレと塩で1本ずつもらった。
う~ん、
変わらず旨い。
絶妙の焼き加減。
表面だけサッと炙って中は微妙な火加減だけで
トロットロに仕上げてある。
ここは特別な素材を使っているわけではなく、
焼きの加減でいい味を引き出している。
う~ん、絶妙!と思った瞬間、
舌先にヒンヤリした部分があたった。
「焼きムラ?」
嫌な予感が過ぎる。
相変わらず機関銃のようにしゃべり続ける女性常連客。
気を取り直して次の注文。
「きも(レバ)」に次ぐお店の名物「こころ(ハツ)」
ここの「ハツ」は
ややスパイシーなシーズニング(カレー粉かなぁ)で
焼いてあって旨いんだよね。
って、焼き過ぎ??
で、塩っぱい!!
なんだマスター、いったいどうした。
体調がよくないんだろうか。
でも見た目元気そう。
1日限定数本の「はつもと」
普通でした。
しかも焼きがキツイ。
前日からの限定品かも。
「ぼんじり」と「ねっく」
「ぼんじり」も普通。
「ねっく」はクリーンヒットでした。
この2本は焼き加減も塩加減も納得のものでした。
結論
とても残念ながら、お店は繁盛していないのだろう。
素材の状態から
焼きをきつくしなければいけないものもあるんだろうか。
頑張って欲しい店だけに、とても残念な状況だった。
東高円寺なんて村じゃなければ、
もっと繁盛してもおかしくない店。
地元の常連さんの集会所としてのポジションを守るか、
旨いものを出す店としてのスタンスをもう一度構築して貫けるか。
厳しい選択だと思いますが、
座したままではイカンと思うのよ。
偉そうなこと言ってゴメンなさいね。
でも、足が遠くなったお客さんは同じ想いじゃなかっただろうか。
偉そうに言えるほど行ってねぇしなぁ。。。。。