ここはどこだ?
新宿から乗った深夜バスが金沢駅に到着!
朝7時でどこもやっていなかったけど、
駅の構内のここだけは開いていた。
しかし、久しぶりの喰った金沢の「いなりうどん」を撮り忘れる。
やれやれ・・・
さて、
お迎えにきてくれる従姉のCちゃんから連絡があるまで街をブラブラしますか。
この喫茶店、まだやっとった!
「別院通り」
この日は9月10日で、前年に亡くなった父の誕生日です。
残暑の金沢は早朝から暑かった。
このときの金沢行きは、春先に納骨を終えた父の墓参りと、
ご無沙汰してしまった方々のお墓にもできる限り周ろうという目的でした。
「東別院」
東本願寺系のお寺です。
近くには「西別院」という西本願寺系のお寺もあるけど、
西別院の方が栄えている気がする。
昔はアーケード街だった「横安江町商店街」にある「加登長」
金沢の二大うどんチェーンと言えば、「お多福」と「加登長」です。
「横安江町商店街」も一時期は寂れて古くなったアーケードも朽ち果ててでしたが、
最近はデザイナーズショップやカフェなどの若もの向けのお店を中心に
また賑わいだしてきたみたいです。
以前は「丸越」→「名鉄丸越百貨店」として金沢市民にしたわれてたデパートも
今は「めいてつ・エムザ」という名称のショッピングモールに。
そして、その向かいには観光地化されてしまった「近江町市場」
昔、従兄がここでカットサロンをやっていたと思うけどなぁ。
と、ブラブラしていたら従姉のCちゃんから連絡が来て車で拾ってもらいました。
そして、父のお墓のある「大乗寺」へ向かいます。
父のお墓に到着。
お誕生日、おめでとう!
金沢の人らにキレイにしてもらってるようやね。
よかった、よかった。
そして、すぐ近くにある母の実家の先祖代々のお墓と
母の姉の嫁ぎ先であるO家の先祖代々のお墓、
早世した従兄のSちゃんのお墓にもお参り。
その後、Cちゃんと割りと最近できた「のと里山海道」で河北の方にドライブ。
金沢にしては青空で晴天でした。
海沿いのアウトバーンは一直線で能登まで繋がる道路。
途中、Cちゃんのお母さんのTちゃんが滞在している施設に連れて行ったもらって
久しぶりにお会いすることができました。
自分が小さいときにとってもお世話になった義叔母なので、会えてとても嬉しかった。
その大好きだった義叔母も、つい先日旅立たれてしまいました。
合掌
その後、Cちゃんの知っているお店でお昼ご飯。
できれば夜に来てみたいようなお店。
お刺身やらハタハタの煮付けなどに舌鼓。
金沢ではハタハタはほとんど甘辛い醤油で煮付けにして喰います。
焼いて喰うことは滅多に無かったなぁ~
その後、
最近亡くなってしまった母の妹のご主人さんのお墓にも連れて行ってもらいました。
自宅の目の前の墓所でビックリしたけど。
父の実家があった金石(かないわ)にCちゃんに送ってもらって、
父の弟の叔父のところを訪ねます。
Cちゃんとはそこでお別れ。
朝早くから、ありがとうございました。
やはり早世してしまった叔父の末息子の墓参り。
従姉だけど、歳が離れていたから会う機会は少なかったんだけどね。
立派なお寺さんでしたよ。
叔父が創業して今は長男が跡を継いでいる会社にお邪魔して、
跡を継いだ従弟にも会えた。
父が亡くなったときや納骨のときも顔を出してくれたからね。
そして叔父の車で、父の末の弟の叔父のお墓にも連れて行ったもらった。
お墓に行くのは初めて。
松任の先にある、自分じゃ到底行けないような場所にある墓所に叔父は眠っていた。
生前はお世話になりました。
一通り、墓参りが終わったところで車に乗せてくれた叔父が、
「さとし、『葵寿司』行きたいか?」と聞いてきた。
「葵寿司」は金沢でもなかなか評判の高い寿司屋で、
叔父はもちろん、亡き父もよく見知った店なのです。
「行きたいねぇ~」と言うと叔父は寿司屋の方向にハンドルを切ってくれて、
金石海道 長田にある「葵寿司」へ。
がらっぱちな叔父は乱暴に店に入って
「大将、こいつに寿司喰わしたって!死んだアンチャンの息子や!」
そして、オレを立派なカウンターに座らせて「ホンナまたな」と言い残して出て行ってしまった。
店の外では叔父の車のエンジン音が響く。
ひとり残されたオレは長かった一日を反芻しながらビールに喉を潤おす。
暑かったからねぇ~
大将とお話しをしながら、金沢ならではのネタでひとしきり酒を呑んでから握ってもらった。
「そこイワ」
すごかった!!
「こはだ」
「煮穴子」
あら汁呑んで、ごちそうさん。
調子に乗って喰うと、いくら取られるか判らないからね。
さて、ホテルのチェックインもまだだから
テクテク歩いて香林坊手前のホテルまで移動しますか。
小学校時代の恩師の実家の老舗フルーツショップ。
恩師もすでに鬼籍に入ったとか。
ホテルでのんびりしたら、夜の香林坊・片町に繰り出しましょうかね。
つづく