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番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (2) 働き方改革で「稼ぐ自由」「成長する機会」がなくなる現実 2025.01.07

2025年01月08日 05時28分27秒 | 日記

番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (2) 働き方改革で「稼ぐ自由」「成長する機会」がなくなる現実

<picture>番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (2) 働き方改革で「稼ぐ自由」「成長する機会」がなくなる現実</picture>

 
画像: Ned Snowman / Shutterstock.com

2024年には、いわゆる「働き方改革関連法」によって、4月から建設業や運送業などにも、時間外労働に原則年間360時間の上限が設けられました。

 

2024年12月号記事「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」では、この規制が労働力への依存度が高い「労働集約型産業」である建設業や運輸業、そして関連する業種に大きなダメージをもたらしていることを取り上げています。

 

それでは、「働き方改革」の現場にいる人々は何を感じているのか。その実情を伺うと、国が進めている政策と、働いている人々の意識との間にある大きなギャップが見えてきました。

 

番外編の第二回目は、「働き方改革で『稼ぐ自由』『成長する機会』がなくなる現実」。

 

◆ ◆ ◆

 

稼げるのに稼げない

「働き方改革」が導入された大きな理由として、「長時間労働の解消」により人手不足を解消することが挙げられています。

 

しかし、トラック運転手のAさん(70代)に、「『労働時間が長いことがストレス』という声を周りから聞くか」と尋ねたところ、「それはあまり聞かない。むしろ、賃金の問題が一番ですね」との答えが返ってきました。

 

「ドライバーの間では、『仕事がなくなった』『会社の経営が大変になった』ということで、受け取る賃金が、今までの半分とか、3分の1とかになったという話も聞きます。そもそも、ガソリン代の高騰でコストも上がっていますし、荷主と運送会社の価格交渉は、あっても多分『ないようなもの』でしょう。発注側は運送費から削っていくので値上げも難しい。仕事を維持するためには、その条件をのむほかないところがあります」

 

別の会社に勤めるトラック運転手のBさん(60代)は、「多少、労働時間や仕事の内容がきつくても、お金をある程度稼ぎたいという人が、稼げなくなった」と指摘します。

 

「運送業には、『今は稼ぎたい』『これだけの収入が必要だから』といって入ってくる方も多かったんです。若い人だけではなく、50代くらいまでそういう方はいらっしゃいますね。だから、人の入れ替わりは多くても、稼げるということがモチベーションになっていたんです」

 

しかし、労働時間が規制された場合、仕事を効率化するといっても、道路の制限速度が決まっているので、運転手一人でできる仕事の量は決まってしまう。実際、一カ月の労働時間の上限に達したため、「体力があってお金を稼ぎたい人が、日数を合わせるために休まないといけなくなる」という事態も発生しているという。


元旦に2つのテロ事件が発生 トランプ支持者間で起きた移民論争 アメリカで起きている根源的変化とは 【─The Liberty─ワシントン・レポート】 2025.01.06

2025年01月07日 05時22分54秒 | 日記

元旦に2つのテロ事件が発生 トランプ支持者間で起きた移民論争 アメリカで起きている根源的変化とは 【─The Liberty─ワシントン・レポート】

<picture>元旦に2つのテロ事件が発生 トランプ支持者間で起きた移民論争 アメリカで起きている根源的変化とは 【─The Liberty─ワシントン・レポート】</picture>

 

元旦と1月2日は、アメリカはテロのニュース一色だった。

 

米南部ルイジアナ州ニューオーリンズの繁華街で、新年を迎えたばかりの1日午前3時15分ごろ、新年を祝う群衆に車が突っ込み、少なくとも15人が死亡し、数十人がけがをした。事件で使われたトラックの中に過激派組織「イスラム国」の旗が見つかっている。

 

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画像は1月1日付NBC ニュースのYouTubeより

 

連邦捜査局(FBI)によると、車で群衆に突っ込んだのは、南部テキサス州出身・在住で42歳の陸軍退役軍人の男、シャムスド・ディン・ジャバール容疑者。当局は1日に、恐らく他の者と共謀していたと発表したものの、翌日の2日に単独行動だったと発表し、前日の見解を一転させた。同容疑者は襲撃の数時間前にフェイスブックに5本の動画を投稿して「イスラム国」への支持を表明し、暴力行為を予告していたことも明らかにした。同容疑者は警察との銃撃戦で射殺された(2日付AP通信)。

 

FBIの対テロ部門の副次長クリストファー・ライア氏は会見で「これはテロ行為だ。計画的で邪悪な行為だ」「100%イスラム国に触発された」と述べている。アメリカ国内でイスラム国に触発された攻撃としてはここ数年で最悪の死者数だという。

 

また、同じく1日午前8時40分ごろ、米西部ネバダ州ラスベガスにある「トランプ・インターナショナル・ホテル」の前で、米電気自動車大手「テスラ」製の「サイバートラック」が爆発した。爆発物を車に積み込み、爆発させたと見られている。容疑者はコロラド州在住のマシュー・リベルスバーガーという男で、陸軍特殊部隊「グリーンベレー」に所属する現役軍人だった。同容疑者は爆発前に車内で拳銃自殺していた。他に7人が負傷している。

 

メディアの報道によると、同容疑者はドイツに駐留する現役のグリーンベレー隊員だったが休暇中だったという。

 

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画像は1月2日付ザ・ヒルのホームページの動画より

 

FBIのライア氏は、ニューオーリンズとラスベガスの攻撃の間には明らかな関連はないとしている。しかし、2日付ニューヨーク・ポスト紙は、ニューオーリンズでの大量殺人事件の犯人と、トランプ・ホテルの前で爆発テロで自殺した特殊部隊の兵士は、ともにノースカロライナ州の同じ陸軍基地で勤務していたこと、2009年にアフガニスタンに従軍していたことを報じた。そして「2人とも、元旦の同じ朝に、極めてまれな、明らかに計画的な国内テロ事件を起こした」と指摘している。

 

ニューヨーク・ポスト紙の取材に対し、戦略国際問題研究所の上級顧問マーク・カンシアン氏は、テロ攻撃の発生率が比較的低く、軍隊内に過激主義が蔓延していないことを考えると、驚くべき類似点を無視するのは難しいと語っている。


生徒のために、あらゆる努力を惜しまない熱血教師を描いたメキシコ映画「型破りな教室」【高間智生氏寄稿】 2025.01.05

2025年01月06日 05時41分21秒 | 日記

生徒のために、あらゆる努力を惜しまない熱血教師を描いたメキシコ映画「型破りな教室」【高間智生氏寄稿】

<picture>生徒のために、あらゆる努力を惜しまない熱血教師を描いたメキシコ映画「型破りな教室」【高間智生氏寄稿】</picture>

 

 

全国公開中

 

 

《本記事のポイント》

  • 生徒たちを信じ、可能性を引き出す
  • 生徒の"将来の成功"を願い続ける
  • 自らの可能性に気づき、夢を抱くことの大切さ

 

 

犯罪と貧困が日常化したメキシコ・マタモロスの小学校に赴任した教師が、型破りな授業で子供たちを全国トップの成績に導いた実話を映画化。

 

アメリカとの国境近くにあるマタモロスの小学校。子供たちは麻薬や殺人といった犯罪と隣り合わせの環境で育ち、教育設備は不足し、教員は意欲のない者ばかりで、学力は国内最底辺だった。

 

6年生の半数以上が卒業を危ぶまれるなか、出産のため辞職した6年生の担任の代役として、マタモロス出身の教師フアレスが赴任してくる。子供たちはフアレスのユニークで型破りな授業を通して探究する喜びを知り、それぞれの興味や才能を開花させていく。

 

『コーダ あいのうた』の音楽教師役で注目を集めたエウヘニオ・デルベスが教師フアレスを熱演。2023年サンダンス映画祭にてフェスティバル・フェイバリット賞(映画祭観客賞)を受賞した。

 

 

生徒を信じ、可能性を引き出す

この映画の主人公である教師フアレスが心がけているのは、生徒の好奇心を刺激し、自分の頭で考えさせることを通じて、子供たち一人一人が宿している可能性を引き出すことである。

 

そのためにフアレスは、他の教師が進める学力テストの準備を無視し、カリキュラムから逸脱して、子供の知的好奇心に寄り添いながら、さまざまな実験や議論を重ねていく。

 

それが原因で、他の教師の密告に遭い、2週間の停職になってしまうのだが、そこまで突き進むフアレスの信念は見上げたものだ。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は著書『勇気の法』の中で、子供の中に何らを残そうと願って、真摯に向き合う教師は、それだけで成功者であるとして次のように語っている。

 

子供たちの一人ひとりが、『いかにして長所を伸ばし、短所を抑えながら、すくすくと大人になっていけるか』ということに心を砕き、生徒を導いた教師は、やはり、成功者と言えるのです。

 

教師のなかには、『とにかく、その日一日を過ごせばよい』と考え、その日の授業時間を潰している人もいますが、そういう駄目教師が幸福になることは、おそらくないでしょう。英語では『時間を潰す』と言うときに、『kill time』という、きつい言葉を使いますが、まさしく、時間を"殺して"いるのです。

 

『自分のクラスにはいろいろな生徒がいるが、このクラスに巡り合えたのは、一生に一度の機会である。一期一会である』と捉え、『それぞれの人に何らかのものを残そう』と思って生きている教師が、やはり、成功者であろうと思います

 

劇中でフアレスは、自らの車を売り払って教材を調達するなどして、向上心という、人間が持つ輝きを生徒たちの中から磨き出していったが、その情熱と行動力には、改めて驚かされる。

 

 

生徒の"将来の成功"を願い続ける

映画は、一人一人の生徒が背負う、どうしようもなく過酷な"重荷"の描写を通じて、メキシコ社会が抱える複雑な現実を巧みに映し出している。

 

悲惨な生活のなかにあって、フアレスは、その中にある素朴な疑問を次々と生徒たちに問いかけることで、日常を超えた、純粋な"学問の世界"、"真理の世界"を垣間見せようと奮闘する。そして生徒もまた、フアレスとの出会いを通じて、学びや人生に前向きな人間へと変化し始める。

 

フアレスが、子供たちの心の中に芽生えた"将来の可能性"への希望を後押ししながら、生徒たちがぶつかる"現実の壁"を乗り越えようと、共にもがき苦しんでいくところは、この映画の見所にもなっている。

 

優れた教師の条件について、大川隆法総裁は著書『教育の使命』の中で、次のように指摘している。

 

先生というものは、自分が追い抜かれていくことに喜びを感じるような不思議な種族でなくてはなりません。教え子たちに追い抜かれていくことに喜びを感じなければいけないところがあると思うのです。

 

それは微妙に生徒に伝わります。そして、『先生は、〈自分のほうが偉くなくてはいけないのだ〉と考えているのではなく、〈自分を超えていけ〉と考えてくれている』と思うことが、何とも言えない信頼感になるのです。

 

教師は、どうか縁の下の力持ちになってください。これも一種の菩薩行なのです。人様を頭の上に乗せ、大井川を渡しているようなものであり、これは菩薩行です。教師というものは、縁の下の力持ちであり、人が偉くなって出世していくのを喜ばなくてはいけない職業なのです

 

実際にフアレスのクラスは全国最底辺だったが、子供たちが探求する喜びを知ることで、成績は飛躍的に上昇。そのうち10人はメキシコで全国上位0.1%のトップクラスに食い込んだのだという。

 

 

自らの可能性に気づき、夢を抱くことの大切さ

この映画の印象深い点の一つは、メキシコ社会の底辺で生きていた子供たちが、フアレスとの出会いを通じて、考えもしなかった自らの可能性に目覚め、夢を抱き、未来に向かって前向きに生きることの喜びを感じ始めていくところだ。

 

特に、廃品回収を手伝っている少女が、自らの数学や物理の類稀な才能に気づき、宇宙飛行士を目指すという、今まで考えたこともない夢を抱いていく姿は、感動的でさえある。

 

大川隆法総裁は著書『Think Big!』の中で、夢を抱くことの大切さについて、次のように指摘している。

 

まず、大きな夢を持ってください。そして、夢を持ったなら、次に、その夢を実現しようと努力してください。これが大事です。夢を持たなければいけませんが、夢を持っただけでは駄目なのです。夢を持ち、さらに、その夢を実現しようと努力することが大事です。

 

これは、一見、当たり前のことのようですが、実は、当たり前のことではありません。そういう努力ができるだけでも、すでに未来の開拓が始まってきつつあるのです

 

犯罪が日常茶飯事の荒廃したメキシコ社会の中にあって、教育の力に懸ける情熱溢れた教師。そして、自らの可能性に気づき、夢を抱いて前向きに生きることに目覚めた生徒たち。彼らの熱い交流を描いたこの映画は、"貧困からの脱出"を成し遂げるために必要な、自ら学び努力することの大切さについて、改めて気づかせてくれる。

 

 

『型破りな教室』

【公開日】
全国公開中
【スタッフ】
監督:クリストファー・ザラ
【キャスト】
出演:エウヘニオ・デルベスほか
【配給等】
配給:アットエンタテインメント
【その他】
2023年製作 | 125分 | メキシコ

公式サイト https://katayaburiclass.com/

 

【関連書籍】

いずれも 大川隆法著 幸福の科学出版

 

 

【高間智生氏寄稿】映画レビュー

過去記事一覧はこちら


元国家主席の息子による「習近平亡国論」の上申書が波紋を呼ぶ【澁谷司──中国包囲網の現在地】 2025.01.04

2025年01月05日 05時39分01秒 | 日記

元国家主席の息子による「習近平亡国論」の上申書が波紋を呼ぶ【澁谷司──中国包囲網の現在地】

<picture>元国家主席の息子による「習近平亡国論」の上申書が波紋を呼ぶ【澁谷司──中国包囲網の現在地】</picture>

 

 

澁谷 司

 

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

最近、北京では退役将軍の劉源(元国家主席、劉少奇の息子)が、党中央委員会に上申書を提出したというホットな噂が流れている(*1)。

 

豪州在住の著名な法学者・袁紅冰は、中国共産党体制内の有識者から得た情報に基づき、劉源の上申書の主な内容を明らかにした。

(*1)2024年12月10日付『中国瞭望』

 

 

「党と国が亡びる危険さえある」

奇妙にも、この上申書のタイトルは、かつて中国共産党の最高指導者、瞿秋白が1935年、国民党に処刑される直前に書いた有名な文章「余計な言葉」を模倣している。

 

劉源は、習近平主席の多くの統治上の"過ち"によって、中国の社会的危機は爆発寸前であり、「党が滅び、国が滅びる危険さえある」と指摘している。

 

おそらく劉源の上申書は、共産党と国家の滅亡の危機に悲痛な叫びをあげている多くの「太子党」(「紅二代」)の声を代弁しているのではないだろうか。


中国が沖縄・宮古海峡の封鎖演習を実施 遠くのパナマ運河も同時に封鎖すれば、米軍来援も遅滞させられる 2025.01.03

2025年01月05日 05時37分05秒 | 日記

中国が沖縄・宮古海峡の封鎖演習を実施 遠くのパナマ運河も同時に封鎖すれば、米軍来援も遅滞させられる

<picture>中国が沖縄・宮古海峡の封鎖演習を実施 遠くのパナマ運河も同時に封鎖すれば、米軍来援も遅滞させられる</picture>

 
宮古島。

《ニュース》

中国の艦艇が昨年12月、台湾有事で懸念されている沖縄県・宮古海峡を海上封鎖するかのような行動をとっていたことが分かりました。読売新聞が元旦の記事で報じました。

 

《詳細》

読売が取材した日本政府関係者によると、中国海軍のフリゲート艦や、海警局の76ミリ砲を搭載した大型巡視船など計6隻が、12月22日に宮古海峡を通過しました。海軍のフリゲート艦はこれに先立ち、台湾と先島諸島(宮古諸島及び八重山諸島)を取り囲むように航行していました。

 

海軍と海警局の共同航行は、2023年夏ごろに与那国島周辺で確認されており、当時は「海上封鎖の一環である」と日本政府は分析していました。しかし今回は、さらに沖縄本島に近い宮古海峡で同様の動きをとり、「海上封鎖のエリア」を拡大させている可能性が浮上しました。

 

また読売によると、中国側が「分離主義者」と見なす台湾の頼清徳政権が発足して以降、76ミリ砲などを「重武装」した中国巡視船の活動が際立つようになっており、台湾への圧力を強化していると見られているといいます。

 

一方、台湾有事が近づく中、沖縄では、沖縄タイムスが今回の記事が掲載された同じ日に、「忍び寄る『戦争前夜』 取り沙汰される台湾有事 沖縄離島住民の島外避難 沖縄戦の疎開と酷似」と題した記事を掲載。日本政府が南西諸島防衛を強化することについて"不安"を煽るかのような内容を載せ、対中脅威論を広げる読売の論調とは全く異なるものでした。

 

《どう見るか》


5人に1人が後期高齢者になる「2025年問題」が話題 「生涯現役人生」や「家族の助け合い」が必要になる時代へ 2025.01.03

2025年01月05日 05時35分42秒 | 日記

5人に1人が後期高齢者になる「2025年問題」が話題 「生涯現役人生」や「家族の助け合い」が必要になる時代へ

<picture>5人に1人が後期高齢者になる「2025年問題」が話題 「生涯現役人生」や「家族の助け合い」が必要になる時代へ</picture>

 

《ニュース》

2025年は、「団塊の世代」が全員75歳以上になり、国民の約5人に1人が後期高齢者となることが問題視されています。

 

《詳細》

団塊の世代は、1947~49年の「第一次ベビーブーム」に生まれた人たちのことで、3年間の出生数は約800万人に上ります。その団塊の世代が今年、後期高齢者に分類される75歳以上になり、「2025年問題」としてかねてより懸念されてきました。

 

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、後期高齢者は今年で2154万人と人口の約5人に1人の割合になる見通しだといいます。65歳以上の割合は3人に1人となる見込みです。一方、少子化が加速しており、24年の出生数は初の70万人を割ったと見られます。

 

戦後1950年時点では、高齢者1人に対し現役世代は約12人でしたが、年を下るごとに減少し、25年には高齢者1人に対する現役世代の人数は1.9人になると予測されています。

 

《どう見るか》


番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (1) 運送業の働き方改革で「荷主」「運送会社」「ドライバー」にかかる負担 2025.01.02

2025年01月05日 05時33分44秒 | 日記

番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (1) 運送業の働き方改革で「荷主」「運送会社」「ドライバー」にかかる負担

<picture>番外編「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」 (1) 運送業の働き方改革で「荷主」「運送会社」「ドライバー」にかかる負担</picture>

 

2024年には、いわゆる「働き方改革関連法」によって、4月から建設業や運送業などにも、時間外労働に原則年間360時間の上限が設けられました。

 

2024年12月号記事「働かないことを奨励する社会はどこかおかしい」では、この規制が労働力への依存度が高い「労働集約型産業」である建設業や運輸業、そして関連する業種に大きなダメージをもたらしていることを取り上げています。

 

それでは、「働き方改革」の現場にいる人々は何を感じているのか。その実情を伺うと、国が進めている政策と、働いている人々の意識との間にある大きなギャップが見えてきました。

 

番外編の第一回目は、「運送業の働き方改革で『荷主』『運送会社』『ドライバー』にかかる負担」について。

 

◆ ◆ ◆

 

「2024年問題」は、労働力への依存度が高い「労働集約型産業」である建設業や運輸業、そして関連する業種に大きな影響をもたらしています。帝国データバンクの調査では、2024年上半期に「人手不足」が原因で倒産した事業者のうち、45.4%が「建設・物流」の2業種で占められており、そのうち従業員10人未満の企業が8割となりました。

 

また、「働き方改革」に伴う労働時間の制限により、2030年には19年比で34%分の荷物が運べなくなることが危惧されています。これは、個々の会社にとっても請け負える荷物が激減することとなり、収入も減少するため、死活問題です。

 

そうした中、従来と同じ量の荷物を運ぶために、トラックを大型化して、一度に運べる量を増やす取り組みも進んでいます。大型・中型免許の受験資格は従来、21歳以上で普通免許を3年以上保有している必要がありましたが、22年以降は「19歳以上で普通免許を1年以上保有」へと引き下げられ、緩和されました。

 

こうした動きの中で、日経新聞は2024年10月31日付の1面で「トラック輸送力は落ちていない」と報道。特に大型の「特大車」が6%増え、複数の荷主の荷物を一台のトラックで運ぶ「共同輸送」が進んでいること、また、一台の車に2つの荷台をつないだ「ダブル連結トラック」による中継輸送が進んでいる、としました。

 

ところが、全日本トラック協会は当日、この記事について「簡単な話ではない」と反論。一部の取り組みを取り上げて、問題が生じていないかのような印象を与える記事は、「誠に遺憾」だとしています。

 

それでは、何が「簡単な話ではない」のでしょうか。


「柏崎刈羽原発再稼働の是非問う県民投票」実施に向け、署名10万筆超 しかし石破首相よ、これはあなたの仕事だ! 2025.01.01

2025年01月05日 05時31分21秒 | 日記

「柏崎刈羽原発再稼働の是非問う県民投票」実施に向け、署名10万筆超 しかし石破首相よ、これはあなたの仕事だ!

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《ニュース》

新潟県の柏崎刈羽原発をめぐり、地元住民団体が行っていた再稼働の是非を問う県民投票条例の制定に向けた署名活動で、10万筆以上集まったことが報じられています。

 

《詳細》

住民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」は、その名の通り、「柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う」県民投票を実現するために、2024年10月から県に直接請求する署名活動を実施し、同年12月28日に終了しました。

 

県民投票の実施には県議会における条例の制定が必要で、その制定を直接請求するには県内有権者の50分の1を越える署名が必要となります。同住民団体によると、県内全体で10万筆以上が集まり、直接請求に必要な約3万6000筆を大きく上回ったといいます。

 

12月から署名が急増したといい、政府が発表した「エネルギー基本計画」の原案に「原発の最大限活用」が盛り込まれたことがその背景にあると見られています。

 

同団体は25年1月に各市町村の選挙管理委員会へ署名を提出し、有効な署名数などを確認した上で、同年3月に県に条例制定を直接請求する方針です。

 

柏崎刈羽原発は全7基のうち6、7号機についてはすでに原子力規制員会から「合格」と判断されているものの、県の合意が取れていないことなどから、再稼働が進んでいない状況です。

 

地元住民の"民意"を知る上で住民投票は確かに有効です。しかし、国の安全保障にもかかわる原発再稼働は本来、国策として行うべきであり、県民投票に是非を委ねる方向に進んでいる現在の流れには、歯止めをかける必要があります。

 

《どう見るか》


人物伝 イチロー アナザーストーリー(後編) 「その努力をやめてしまったら、自分は"ただの人"になってしまう」 それを知っていることが非凡なのだ 2024.12.31

2025年01月01日 05時24分50秒 | 日記

人物伝 イチロー アナザーストーリー(後編) 「その努力をやめてしまったら、自分は"ただの人"になってしまう」 それを知っていることが非凡なのだ

<picture>人物伝 イチロー アナザーストーリー(後編) 「その努力をやめてしまったら、自分は"ただの人"になってしまう」 それを知っていることが非凡なのだ</picture>

 
画像: John Kershner / Shutterstock.com

メジャー4年目の2004年、イチローにとって苦しいシーズンとなった。

 

(本欄は、全2回のうちの後編。前編は「人物伝 イチロー アナザーストーリー(前編)

「ボールの縫い目が見える」ゆえの驚くべきスランプの原因 そして、その乗り越え方」)

 

4月、マリナーズの成績は8勝15敗で、イチローの打率も.255と低迷。マスコミからは、チームの不振の戦犯はイチローとされ、叩かれた。

 

だが、5月に入ると、イチローは本来の自分を取り戻し、21日に日米通算2000安打を達成。21日間の月間打率は.427で、20試合連続出塁も記録。この月には、月間50安打というピート・ローズに次ぐ記録をも打ち立てた。しかし、チームは11勝16敗。低迷の原因は、主力選手の高齢化、投手陣の弱体化、新しい選手が期待外れだったことなどが様々に挙げられるようになった。

 

自分の力ではどうすることもできない部分が大きかったが、当時のイチローはこう語っている。

 

「チームの調子が悪いときは……」「なおさら活躍しようという意欲を持たなければならない。それが僕の目指しているところです」(ボブ・シャーウィン著『ICHIRO 2 ジョージ・シスラーを越えて』)

 

 

「やっぱり、一流と、二流や一・五流を分けるところの差は、そこじゃないかな」

この年、低迷するチームに幻滅していたマリナーズファンは、イチローの活躍だけを楽しみにしていた。

 

大川隆法・幸福の科学総裁による霊言で、イチローの守護霊は、ファンへの思いを次のように話している。

 

やっぱり、責任感って言うか、『観客を喜ばしたい気持ち』みたいなものが結びついているところがあるね。

 

自分の技に集中はしているんだけれども、同時に、『チームを勝たせたい』という責任感があるし、『ここ一番』のところでチームを勝たせることで、観客を喜ばせることができて、お金を払って来てくださった方々が、『今日の試合はよかった』と言って帰ってくれるのが、プロとしての喜びなんだよ。『あの一番でイチローが打てなかったのは残念だよな』と、みんなに言われたら、思い返しても悔しくて悔しくてしかたがないのでね。

 

やっぱり、一流と、二流や一・五流を分けるところの差は、そこじゃないかな」(『天才打者イチロー4000本ヒットの秘密』)

 

2004年、チームが63勝99敗で地区最下位と低迷する中、イチローは歴代シーズン最多安打262、最高打率.372を記録した。

 

 

「自分に厳しくしなかったら"腐敗"しますよ。堕落しますよ」

当時、シアトルタイムズのコラムニストは、2004年8月にこう書いた。

 

「チームが最下位に甘んじているシーズンの残骸に埋もれながら、イチローはひそやかに、歴史に向かって驚くべき前進を続けている。今シーズンの残り48試合をこのままのペースで打ち続ければ、ジョージ・シスラーの年間最多安打記録257に届くのだ」(『ICHIRO 2 ジョージ・シスラーを越えて』)

 

84年ぶりに、ジョージ・シスラーが打ち立てた年間最多安打の壁を突破できるか否か、というファンの期待が、重いプレッシャーとしてのしかかってくる。

 

10月1日、シスラーの記録を突破し、シーズンが終わった時点で262安打を達成。イチローは当時、このように語っている。