私などの年齢では唐十郎という演劇人の名は広く知れているかと思います。
彼の著作に「特権的肉体論」というのがある事を知りました。
唐十郎はその著作で次のように語っている事も、知りました。
「今、大事変でも起こって君のペンがなくなっても、君のカメラが失われても、君が生きているならば肉体だけは残っているだろう。その時、ただ一本の火さえあれば始まるのは演劇なのだ」(唐十郎「特権的肉体論」1968年)
. . . 本文を読む
いま、手元に「物理学と神」という本があります。この本の著者は池内了(イケウチサトル)という物理学者によって書かれたものです。
この本のあとがきに著者は次のように書いております。
「本書のもう一つの狙いは、難解そうに見える物理法則の特徴を神の性格に託して語る事にある」と記述されています。
そしてまた、次のようにも言っております。
「専門用語を使わずに、物理学の概念を説明する為の助っ人として神にご登 . . . 本文を読む