今年に入ってから、地元紙の魁新報に建築家の白井晟一氏の手になる建造物に関する記事があった。旧雄勝町役場は白井氏の設計になる建物で、現在は湯沢市雄勝庁舎として使われているのだが、古くなっていることもあり取り壊しの計画があるとの内容であった。それに対して、数人の建築家の方が湯沢市に対して解体の中止と建物の活用法を提言していくとの内容の記事であったように記憶している。
さて、建築家の白井晟一(しらい せいいち)は戦時中の疎開の折、秋田県の南部の知人宅に家財道具を預かってもらった縁で、秋田県内とりわけ湯沢市を中心とした県南部に多くの作品を残している。そのうちにそれらを訪ねてみたいと思っていたところ、先日、バイクの試運転も兼ねて出かけてみた。
まず最初に向かったのは記事にあった旧雄勝町役場である。
1956(昭和31)年に建てられたそうだが、今でも現役で使われている建物ということもあり、それほど古さは感じさせないというのが目にしたときの第一印象である。
建物の幅いっぱいの二階のベランダが特徴である。ベランダの手すりの下が単なる面格子ではなく丸い穴のあいたデザインになっているのが目に入ってくる。
さて、次に向かったのが旧秋ノ宮村役場である。この建物は現在は秋ノ宮温泉郷の稲住(いなずみ)温泉の敷地の一角に移築されている。
この建物にも二階部分にベランダがあり、玄関の上部がアーチ型になっているのが特徴である。
アーチの形状が良く判るように建物の側面側から見てみましょう
また、玄関入り口の右の壁面には白井晟一の作品と彼の年賦を紹介した説明板がかかげられてあった。
この稲住温泉は歴史ある温泉ですが昨年負債を抱え、倒産をしていまいその後、競売に掛けられたの事ですが、私が訪ねたときには建物の改築工事が行われていました。競売で入手した方が温泉の再開を目指しているのかなと想像しました。
さて、この稲住(いなずみ)温泉には旧秋ノ宮役場のほかに数点の白井晟一氏の作品があります。
この建物がそのひとつです。稲住温泉浮雲という建物です。
稲住温泉は現在は改築工事のため関係者以外立ち入り禁止なので他の白井作品を確認することはできませんでした。
現在行われている改築工事でそれらの作品が保存されることと願ってやみません。
稲住温泉にある旧秋ノ宮役場の建物は、先に述べた稲住温泉の倒産と現在の改築工事のため管理する人が不明なこともあり、内部に立ち入ることは、かないませんでしたが工事の完了後にもう一度行ってみたいと思いました。
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さて、建築家の白井晟一(しらい せいいち)は戦時中の疎開の折、秋田県の南部の知人宅に家財道具を預かってもらった縁で、秋田県内とりわけ湯沢市を中心とした県南部に多くの作品を残している。そのうちにそれらを訪ねてみたいと思っていたところ、先日、バイクの試運転も兼ねて出かけてみた。
まず最初に向かったのは記事にあった旧雄勝町役場である。
1956(昭和31)年に建てられたそうだが、今でも現役で使われている建物ということもあり、それほど古さは感じさせないというのが目にしたときの第一印象である。
建物の幅いっぱいの二階のベランダが特徴である。ベランダの手すりの下が単なる面格子ではなく丸い穴のあいたデザインになっているのが目に入ってくる。
さて、次に向かったのが旧秋ノ宮村役場である。この建物は現在は秋ノ宮温泉郷の稲住(いなずみ)温泉の敷地の一角に移築されている。
この建物にも二階部分にベランダがあり、玄関の上部がアーチ型になっているのが特徴である。
アーチの形状が良く判るように建物の側面側から見てみましょう
また、玄関入り口の右の壁面には白井晟一の作品と彼の年賦を紹介した説明板がかかげられてあった。
この稲住温泉は歴史ある温泉ですが昨年負債を抱え、倒産をしていまいその後、競売に掛けられたの事ですが、私が訪ねたときには建物の改築工事が行われていました。競売で入手した方が温泉の再開を目指しているのかなと想像しました。
さて、この稲住(いなずみ)温泉には旧秋ノ宮役場のほかに数点の白井晟一氏の作品があります。
この建物がそのひとつです。稲住温泉浮雲という建物です。
稲住温泉は現在は改築工事のため関係者以外立ち入り禁止なので他の白井作品を確認することはできませんでした。
現在行われている改築工事でそれらの作品が保存されることと願ってやみません。
稲住温泉にある旧秋ノ宮役場の建物は、先に述べた稲住温泉の倒産と現在の改築工事のため管理する人が不明なこともあり、内部に立ち入ることは、かないませんでしたが工事の完了後にもう一度行ってみたいと思いました。
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