ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

DR250SHの復活まで(その2:プラグコードの先端までは電気が来ている)

2014年09月10日 21時32分17秒 | バイクカスタム
前回は点火コイルを調達したところまででした。
今回はそれを車体に装着してエンジン始動と行きたいものですね。
新規に準備したイグニッションコイルを車体に装着して見ましたが、結論を言いますと変化なしでした。
すなわち点火プラグには火花が発生しなかったという事なんです。
高圧コードのプラグキャップに点火プラグを装着して、エンジンブロックに接触させてキックペダルを踏み込みますと、普通はプラグに火花が飛ぶはずなんですが、その火花の発生が見られなかったのです。
これはどうしたことでしょう。

どこまで電気が来ているのかを検証するために次の物を用意しました。

高圧コードの先端に付ける点検用の針を作ってみました。
これはそこらに転がっていたステンレス製の釘です。
その釘の頭をペンチで切り取ります。高圧コードに差し込みやすくするため切り取った部分をヤスリやグラインダーなどで少し尖らせます。
それを高圧コードの先端に差し込みますと次のようになります。


この高圧点検針をエンジンの金属部分から15mmぐらい離れるように保持した状態でエンジンのキックペダルを踏み込んで見ました。
エンジン本体の発電コイルで発生した電気が点火用のCDIに行きイグナイターコイルで高圧電気に増幅され高圧コードの先端まで届けば高圧点検針の先端からエンジンの金属部に向かって火花が飛ぶはずなのです。

この点検では見た目にはちゃんとしたスパークが飛んでいました。

上の画像の〇で囲んだ部分に青白い火花が飛んでいるのを確認できると思います。
この火花が燃焼室内の混合気に着火可能なエネルギーを持っているのかはここでは判断できません。
大気中でスパークが可能だからといって安心してはいられません。
燃焼室内の混合気は大気圧の10倍もの圧縮された高圧の状態ですので、火花は大気中より飛びにくくなっているのです。(真空状態が火花が一番飛びやすい)

今日の作業はここまででした。
次は混合気を作り出すキャブレターの整備に向かう予定です。


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1 コメント

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キャブレター (DR250SN)
2014-09-17 12:15:12
拝見させていただいてます
当方もDR250Sに乗っております
BST33キャブのハウジングを落とし割ってしまったため
現在BST36はご使用になられているのでしょうか?私も載せ替えを考えております
ハウジングだけ手に入れば文句はないですが、やはり高いですね
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