ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

写真展を観る(秋田県美術展覧会)

2017年07月03日 15時18分23秒 | 写真とカメラ
今月の5日まで秋田県美術展覧会(略称県展)というのが開かれています。
県内より美術の各分野で公募された作品を公開するというものです。
小学校のときの友人が写真の分野で特選(秋田県知事賞)に入選したとの新聞記事がありましたので、それらを観に行ったわけです。

今、仮にその友人の名をT君としましょう。
彼とは小学校の6年間は一緒のクラスで過ごしました。その後、中学校と高校が同じ学校でした。
T君は大学卒業後は地元で地方公務員として過ごしていました。
地方公務員の定年後に写真を始めたそうです。

地元にある古くからの写真のサークルの会員になり、そこの先生から指導を受けて今に至っているとの事です。
そして、その先生の作品が賛助出品として展示されていました。
これです。

この作品は「時化(しけ)」と題されていました。

ぼくの友人の作品は「嵐のあと」と題されていました。表題の画像がそれです。
両者の取り上げたモチーフには共通のものがあると感じました。

T君はこれまでも県展の写真の分野では何回も入選を果たしたことのあるセミプロ級の腕前の持ち主なのですが、特選という最上級をとったことは今回が初めてです。
いずれにせよ、喜ばしい事ですので、近日中に小学校時代の仲間うちで祝杯を挙げる計画があります。

何事も、その道で上位に位置するという事は普段の研鑽と地道な努力があるからこそ、なのでしょう。

さて、この写真展を見た限りでは、出品されている作品には、人物を被写体にしたものが少ないように感じました。
自然は時折、色んな表情を見せることがありますが、人の生活が現す表情にも豊かなものが数多くあると思うのですが、それらを題材にした写真は少なかったのです。

数少ない人物をモチーフにした作品で気にとまった二つの作品がありました。

これは「私の生きる道」と題されたものです。
草焼きをしている老婦人と思われる人物の後姿を撮ったのですね。これは奨励賞を貰っておりました。

また更に、入選ではないのですが興味を惹かれたものに次の作品があります。

これは「ファンタジー」と題されていました。
水族館の水槽のクラゲの大群と、女性の姿が幻想のように撮られた作品で斬新な写真と受け取りました。

この写真展の作品はいずれも力作でした。

終わりにお断りしておきますが、この展覧会では写真に限らず他の分野での作品でも写真撮影は禁止ではありませんでした。
但し、撮った写真の商用利用は禁止、そして私的利用に限るとの事でした。
それ故、作者の名前は出さないことにします。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 50年前の記憶の事。 | トップ | あすは七夕。(どんな願い事... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

写真とカメラ」カテゴリの最新記事