ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「La・La・Land」を観てきました。

2017年03月09日 10時47分29秒 | 映画
久し振りにアメリカンドリームをみました。その映画は「ラ・ラ・ランド」です。
どんな映画かと言えば、L・A(ロスアンゼルス)に住む二人の若い男女のサクセス・ストーリーでした。
女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の二人の夢がかなうまでのラブ・ストーリーです。

ストーリーの構成は5章に分けられています。
プロローグの冬の章で二人の出会いがあり、それが春、夏、秋と物語が進行していきます。
そしてエピローグは5年後の冬となっています。

この5年後の「冬の章」がそれまでの章と少し変わった造りとなっています。
どんなふうに変わっているかと言えば、ネタバレになってしまいますが、最終章で二つの後日談が観客に提示されるのです。どちらかにすればいいものを、この映画の制作者は観客に二つの後日談で気にいった方を選択しなさいと、言っているのです。
こんな映画の作り方ってあるの?と私は、観終わってあっけにとられました。

どちらの終わり方もハッピーエンドになっているので、観客は安心してみることが出来ますが、この終わり方がこの映画でのただ一つの腑に落ちない点でした。

さて、ロスの街の夜景を背景にした二人の歌や踊りなど、ふんだんにラブストーリーに相応しい場面が出てきます。
そしてミアがそれらのシーンで着ている衣装の色合いなどが、この映画に色を添えています。
ミュージカル映画としては一級品の造りであるのは間違いないのですが、さっきも言ったように最終章での終わり方をどちらか一方にした方が良かったような気がします。

この映画で使われている音楽はほんとに良いです。ほとんどがオリジナル楽曲だそうです。
その一例を一つ。これです。

なお、この動画は公式サイトからの期間限定の映像をお借りしました。

少し気分が憂鬱だなと思っている人や、何をやっても思い通りにいかないなあ、と思っている人向けの映画です。
これを観ればたちどころに、憂鬱な気分は吹っ飛び、何をやっても思い通りに行くような気分になる事、うけあいです。
良い映画でした。最終章での制作者の「ひねり」が無ければアカデミー賞もとれたかもしれません。

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