1月8日はコロナの影響で3年振りに開催された「松花堂初釜会」に参加しました。


















予定時間より早く着いたので庭園内を巡ります。



京都の庭園の"いいとこどり"の様な庭園で、地元産の竹を使った色々な種類の竹垣があります。(光悦垣や金閣寺垣、、、)



庭園内には松庵、竹庵、梅庵と3つの茶室が点在しています。
どの茶室も現代の匠が造った数寄屋造りで、落ち着いた空間を演出しています。


今回の初釜会は裏千家社中の方々が担当され、竹庵が待合に、本席には松庵が当てられています。






お道具も素晴らしい物が使われ、床間には今年の干支のうさぎの香合、茶碗は樂家当代の赤樂がさりげなく設えられています。
菓子はお正月の縁起物の"花びら餅"です。
関西では餅では無く、求肥なので粘りがあり、菓子切りでは上手くきれないのが難点ですね。
5席目で唯一の男性だった為か?お正客を頼まれました。
待合の時から会話が弾みアットホームな雰囲気だったので無事に終わりました。
本席が終わり点心席です。

点心席はあの嵐山に本店がある名料亭「京都吉兆」です。



松花堂弁当で煮物、茶碗蒸し、お造り、八寸、紅白のおこわとが盛り付けられていて、どの料理も食材の美味しさを活かしたもので、さすがは京都吉兆と思わせるに充分な内容です。
1月の"初釜"に相応しく、白味噌のお雑煮が付き、陶器でできたうさぎの器にはお造りが盛られています。