京都ハリストス正教会 京都生神女福音大聖堂の歴史は明治6年(1883)船井郡園部村と言われています。











11月初旬の公開でしたが大聖堂入口には鉢植えの"藤袴"が咲いていました。
その後、明治30年(1897)に現在地に移転しています。


設計・工事監理は京都府庁本館の設計者としても知られる京都府庁技官・松室重光です。
鐘楼の高さは22mあり、当時は相当に目立つ建物だった事でしょう。

ロシアから運ばれてきたイコノスタス(聖障)は横幅が広く、建物に合わせて両端は屈折させて対応されています。

イコン(聖像)には一部に破損があったそうですが聖像画家山下りんにより修復されています。
京都聖堂は宮城県石巻市の聖堂、秋田県大館市の曲田(北鹿)の聖堂に次ぎ日本で3番目に古い聖堂です。
昭和42年(1967)には京都市有形文化財に、令和4年(2022)には国指定重要文化財に指定されています。

今日の御朱印ブームの影響でしょうか?
こちらの京都でも綺麗な切り絵の"御朱印?"が授与されていました。
聖堂内は撮影禁止なので、内部の写真は購入した絵葉書からです。