時忘舎は地下鉄東西線東山駅から岡崎へと抜ける白川沿いにあるカフェで、かっては竹中精麦所でした。
「水車の竹中」と呼ばれていたように琵琶湖疏水を引入れた石垣の水路が残ります。
今はカフェを経営されていて、敷地や母屋もイノベーションされていますが、内部には大きな梁がそのまま残り、当時の面影を留めています。
旧竹中精麦所の前を流れる白川には通称「もっこ橋」が架かり、白川の向かいには明治31年から昭和55年まで製氷工事があり、工事で保冷剤として使用する"おがくず"を天日干しする為にかけられた橋です。
もっこ(持籠)を担いで渡った事から名付けられたようです。
映画のロケ地にもなりました。
少し北へ歩いた仁王門通の手前には、白川を堰き止めプールにした「白川児童プール」の跡が残り、東側には石碑が建立されています。
琵琶湖疎水の水質悪化で、わすか1年で閉鎖になったそうです。
右手の方が"まいまい京都"の以倉代表です。