京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

卯年の聖地で開運祈願めぐり

2023年01月19日 08時17分00秒 | 日記
 1月14日はJR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員企画で表題のイベントに参加しました。

霊鑑寺妙見堂と岡崎神社、最後に金戒光明寺と三ヶ所を巡りました。

① 霊鑑寺妙見堂




 
霊鑑寺は江戸時代初期の天皇・後水尾天皇の皇女が入寺した尼門跡寺院です。

庭園に咲く椿の花が名高く、毎年の秋には一般公開が行われます。







霊鑑寺の表門へ向かう石段の北側に妙見大菩薩をお祀りする妙見堂があります。

あまり聴きなれない菩薩さまですが、北極星・北斗七星を神格化した菩薩で諸星の王として宇宙万物の運気を司り支配・鎮宅霊符神・玄武神として鎮護国家の守り本尊とされて来ました。



ここ霊鑑寺の妙見堂は「洛陽十二支妙見めぐり」のひとつです。

② 岡崎神社







御祭神は素戔嗚命・奇稲田姫命・八柱御子神の三柱です。

東天王とも呼ばれ、延暦13年(794)に桓武天皇が長岡京から平安京へと遷都された際に、王城鎮護の為に、四方に建立された社のひとつで、都の卯の方向(東)に鎮座する事から東天王と称されています。







また、境内一帯は野うさぎの生息地であった事から、うさぎは神さまの使いとされ大切にされて来ました。

うさぎは多産である事から子授けの神として崇敬を集めていて子授けの神としても崇敬を集めています。

今年は"卯の年"でもあり、普段は静寂に包まれる境内ですが、お詣りの人の行列が凄かったです。



いつもは御朱印帳に書いて頂けますが、この日は書置きのみの授与でした。

③ 金戒光明寺





江戸時代末期に会津藩が本陣を構えた寺として、また、新選組発祥の地として名高い寺院です。

浄土宗七大本山のひとつでもあり、法然上人43歳の承安5年(1175)、比叡山での修行を終えられ、この地で最初に念仏道場を開かれた場所です。





獅子に乗られた文殊菩薩像です。(渡海文殊形式)

文殊菩薩は知恵や学問を司る菩薩さまで卯年の守護仏とされ、物事のあり方を、正しく見極める力・判断力を意味する"智慧"を司っています。

こちらの文殊菩薩は中山宝幢寺(ほうどうじ)のご本尊でしたが、応仁の乱の兵火により廃寺となり金戒光明寺に来られたようです。

一説には運慶の作とも言われ、日本三文殊のひとつに数えられています。



三カ所、卯年にゆかりの深いお寺や神社を参拝しました。
今年も文殊菩薩さまのご加護を頂き、健康で過ごせる一年でいたいものです。