京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京都モダン建築祭⑨ ハリストス正教会

2023年01月26日 07時53分00秒 | 日記
 京都ハリストス正教会 京都生神女福音大聖堂の歴史は明治6年(1883)船井郡園部村と言われています。






11月初旬の公開でしたが大聖堂入口には鉢植えの"藤袴"が咲いていました。

その後、明治30年(1897)に現在地に移転しています。 





設計・工事監理は京都府庁本館の設計者としても知られる京都府庁技官・松室重光です。
鐘楼の高さは22mあり、当時は相当に目立つ建物だった事でしょう。



ロシアから運ばれてきたイコノスタス(聖障)は横幅が広く、建物に合わせて両端は屈折させて対応されています。



イコン(聖像)には一部に破損があったそうですが聖像画家山下りんにより修復されています。

京都聖堂は宮城県石巻市の聖堂、秋田県大館市の曲田(北鹿)の聖堂に次ぎ日本で3番目に古い聖堂です。

昭和42年(1967)には京都市有形文化財に、令和4年(2022)には国指定重要文化財に指定されています。



今日の御朱印ブームの影響でしょうか?
こちらの京都でも綺麗な切り絵の"御朱印?"が授与されていました。

聖堂内は撮影禁止なので、内部の写真は購入した絵葉書からです。


溝縁ひろし写真展 昭和の祇園〜花街とともに〜美術館「えき」KYOTO

2023年01月25日 08時58分00秒 | 日記
 1月19日は東本願寺を拝観後、JR伊勢丹7階にある美術館「えき」KYOTO で行われている溝縁ひろし写真展「昭和に祇園〜花街とともに〜」を鑑賞しました。



3年前の1月19日にJR東海「そうだ 京都、行こう。」の会員イベント"溝縁先生に聞く!舞妓さんの美の秘密"で花街の魅力についてたっぷりとお話して下さいました。



その時の舞妓さんは先斗町の市結さんでした。
3年前の事ですから今は芸妓さんになられているかもしれないです。





溝縁先生は、大学卒業と同時に就職で京都へ移住されます。
休日になると趣味のカメラを片手に、京都観光をして過ごされていたそんなある日、夕暮れ時の四条花見小路で初めて出会った「舞妓」に心奪われます。

そんなご縁で祇園に足を運ぶようになられ、少しずつ馴染みの方が出来ていったそうです。

あるお茶屋のおかあさんに声をかけられた事がきっかけとなり京都の花街を写真で残す決意をされます。

1970年代当時は舞妓さんの成り手が減っていた時期です。

また、花街だけではなく祇園町の日常風景を写す事も写真家としてのライフワークとされます。

今回の展覧会は昭和48年(1973)から撮り始めた「昭和の祇園」の作品を中心に、今日までの町の風景や芸舞妓の姿など約150点の作品が展示され「写真家・溝縁ひろし先生の活動50年を振り返る」内容となっています。

以下の写真は、購入した絵葉書からです。

「祇園と白川女」1981年


「スマイル」1973年


「桜の下で」1989年



「後ろ姿」2010年

どれもいい作品ですね。
購入する時には随分と迷いました。

カラー写真もいいですが、昭和の香りのするモノクロ写真も捨てがたいものがあります。



妙心寺 玉鳳院 「京の冬の旅」②

2023年01月24日 07時40分00秒 | 日記
妙心寺境内には46もの塔頭があり、その組織運営が得意な事から"妙心寺の算盤面"と称されています。

建仁4年(1337)に花園法皇の離宮を禅寺に改めたのが妙心寺の始まりとされています。

玉鳳院は花園法皇が伽藍の傍に建てた山内最古の塔頭寺院です。









方丈は明暦2年(1656)に仙洞御所を模して建てられ、内部の障壁画は狩野永真と伝わり、上間一の間は「拈華室(ねんげしつ)」とも言われ、花園法皇の玉座があります。





開山堂「微笑庵(みしょうあん)」は妙心寺開山・関山慧玄をお祀りする山内最古の建物です。(重要文化財)



北庭には関山慧玄がその傍らで亡くなったと言われる「風水泉」と呼ばれる井戸があります。

井戸の奥に見える建物は、豊臣秀吉の長男・鶴丸の霊屋(おたまや)「祥雲寺殿」です。


また、開山堂の裏には武田信玄・勝頼、織田信長・信忠親子の石塔があります。

長篠の戦いで争った両者が隣りどうしの石塔にお祀りされているのも皮肉な事ですね。



玉鳳院内は撮影禁止なので掲載の写真はネットからお借りしました。











東本願寺 大寝殿・白書院 「京の冬の旅」①

2023年01月23日 07時49分00秒 | 日記
 今年も1月7日から恒例の「京の冬の旅」が始まりました。

毎年テーマも決めて、ゆかりの寺院や神社が特別公開されます。

今年はNHKの大河ドラマ「どうする家康」にちなみ"徳川家康と戦国武将ゆかりの地"が公開されています。

最初に拝観したのが東本願寺です。








唐門の檜皮葺の屋根も修復が終わり、3月には堀川通沿いに広場が新設されます。

今回の特別公開は大寝殿と白書院です。

① 大寝殿







東本願寺は創建以来4度の火災に遭い諸堂の全てを失っています。
大寝殿は慶応3年(1867)に上棟された境内で現存する最古の建物です。
主に公式行事や儀式に使われています。









昭和9年(1934)には竹内栖鳳により障壁画が描かれました。

本来なら、もう二羽雀が描かれていましたが、何者かに切り取られる事件があったそうです。

それ以来、障壁画の前にはガラスが設置され、反射で良く見えなくなってしまいました。

② 白書院





白書院の向かいには能舞台があり、大きな法要の際には能が演じられるそうです。











白書院は賓客の接待に使われ、明治44年(1911)親鸞聖人650年大遠忌に際して再建された建物です。

床の間や違棚、付書院、頂戴構えを備えた書院造です。









上段の間は金壁障壁画に彩られ、天井は最も格式の高い折上げ小組格天井が張られています。







御影堂門の柱根巻には立った獅子が彫刻されていますが、一ヶ所だけ、寝た獅子が彫刻されています。

ご存知の方はかなりの通の方ですね。





祇園八坂「SOWSKA」② ラ・ボンバンス」

2023年01月22日 09時28分00秒 | 日記
 SOWAKA(そわか)の館内ツアーを終えて、南隣に併設されている「ラ・ボンバンス」でランチを頂きました。





店内は黒を基調にしたシックな雰囲気です。



席に着くとテーブルには"謎めいた"この日のコース内容が書かれています。



① まx5  ふx10



ごま豆腐いくら添え

② 8  1口1口



小鉢いろいろ

③ 米白三十





粕汁

④ お○AB,OurB,⚫️”





オマール海老 あわび まぐろ

⑤ 倉”旦







グラタン

⑥ (株)ら 3流レ







かぶらみぞれ

⑦ mow 463♪ 7be



牛白味噌鍋

⑧ Basil (S+L)Xa+D



バジルのサラダ

⑨ 4胡座 と 根○△□−







フォアグラと大根おでん

⑩ VS5:30





鯛ごはん

⑪ おたのしみ♡



デザート

和食が基本とされていますが、グラタンがあったり、食材にフォアグラが使われるなど、また、粕汁の具材にタラの白子が使われるなど料理のジャンルにとらわれない料理の数々でした。

また、地元京都産の食材にこだわり、素材の味を大切にされているのに好感が持てます。

もちろん、味の方も一品一品に手の入ったこだわりをかんじます。
"謎解き"のメニューも面白い試みです。
自分で解いた答えの正否が、料理が運ばれると分かる試みも"楽しみ"があります。

それもそのはずですね。
2004年に東京西麻布で"ラ・ボンバンス"を開店され、型にはまらない日本料理が評価されている店をオーナーシェフの岡元信さんがプロデュースされている店です。

今回はランチコースですが、内容はディナーコースが提供されています。

"関東仕込み"の和食にも一目置がなければならないですね。
非常に美味しかったです。