平城宮いざない館の入口近くの休息コーナーで 何やら展示の準備作業をされてる方が居られました。
設営がほぼ終わっているようなので 断って少し見せて頂きました。
どうやら木の葉を用いた芸術作品のようです。
作業されていた方に話を伺うと この方が作品の制作者で 明日からの展示会に合わせて準備作業中とのことでした。
これは「葉っぱアート」いうジャンルで 元々は下処理した葉っぱに切り込みを入れ 何らかの形を作るところから始まったようです。
最初に作られたのは こちらの「ぞうり」だそうです。
展示作品に「魚」が多かったのですが これは夏休み中に「魚釣り大会」を開催し釣り上げた方に 作品を差し上げる為とのことでした。
催しの対象者は小学生限定で お盆に当会場で開催されるようです。
よく使われる材料はこんなものですが 葉そのものの模様を活かし加工しやすくするために 前処理には結構時間を要するとの事です。
色々と説明を聞かせていただいた中で 最近では切り絵より人形のような造形物に注力されてるそうです。
こちらは 松ぼっくりとタイサンボクの葉を組み合わせた「楽器演奏の人形」です。
そして「ムクロジ」の実も 中々上手に使われています。
今回は思いがけず展示会開催前に「葉っぱアート」の作品を初めて見ることができましたが 中々味のある芸術品でした。
製作者の方は 葉っぱの色や模様を見ていると作品のイメージが湧いてくるそうです。
忙しい中 丁寧に説明していただきありがとうございました。