久しぶりにコミックスの大人買いをしてみた。
野球漫画「おおきく振りかぶって」。
最近こっちでアニメ版の再放送が始まって、試しに録画して観てみたんだけど、面白かったんだよね。
この作品は創部1年目で選手が1年生10名しかいない西浦高校野球部たちの物語。
ちなみに西浦高校にはモデルがあって、作者の母校、埼玉県浦和西高等学校が舞台になっている。この学校は他に70年代に一世を風靡したテニス漫画「エースをねらえ」でもモデル高校になっているらしい。
野球漫画って巨人の星とかドカベンとかタッチとかメジャーとか・・・スポーツ漫画の中でも特に作品数が多くて、あらかたパターンが出尽くした感があったんだけど、「おおきく振りかぶって」は更に違った視点で描かれているのが良いです。
その特徴が試合の描写。最初の練習試合はやや省略している部分はあるけど、県予選の1回戦からいきなりコミック4巻も使う長い試合。
それもそのはず。一球一球の駆け引きがちゃんと描かれているのだ。他の野球漫画だったら重要な場面以外は省略されるのが普通なんだけど、この作品はそこまで細かに描かれていて、極端な話、1コマ1コマ駆け引きの緊張感が味わえるんだよね。
あと、スポーツ漫画では蔑ろにされがちな応援団や選手の親たちの会話までも細かに描かれているし、選手も漫画にはよくある超人的な能力を持ったキャラは1人もおらず(相手選手も同様)、すごく等身大な物語なんだよね。
こういうスポーツ漫画ってありそうで無かったので非常に面白いです。非常にオススメな作品です!
・・・私だって萌え系の作品ばかり見てるわけじゃないですよ?
こういう一般的な漫画の方が読んでる数は多いのです!!
ぃぇ、最近は萌えの方が多いかもしれませんけどー!!(爆)