「妄想コンプリート！」 あらすじ・感想その2 小野寺鞠編

２周目は小野寺鞠でした。

鞠は誠司の実妹。普段からお兄ちゃん大好き！を公言していますが、それは半ば予防線というかいつも冗談のように聞こえる風にして自分で逃げ道を作っています。なので、積極的に見えて誠司に迫られると途端に逃げ腰になるというヘタレ妹です。ヘタレなのは元々の性格によるものが大きいですが、他にも罪悪感があるからっていうのもあります。それは兄妹だからというだけじゃなく兄の記憶喪失に対しても。
普段の明るく元気な鞠というのは誠司の記憶喪失をキッカケに彼女自身が作り上げ演じている性格であり、素の鞠はとても大人しくて内向的な女の子だったりします。兄に対する想いも新しい自分になったときから変化しています。昔の兄への気持ちは父親に対するような感じの好きであり、今の兄への気持ちはちゃんと異性としての好きです。元々好きだったものが変化しただけですね。
父親を亡くした母子家庭で、忙しい母親に変わって家事をしているだけあって、料理はそこそこは出来る模様。ただ、誠司の方が得意っぽい？あとは作中ほとんど触れることはないですが、サボテンという変わった趣味を持っていますｗ

小野寺鞠編　あらすじ
夢の共有実験で鞠の夢を見ることにした誠司。その日の夜見たものは普段鞠が言っているようなお兄ちゃん大好き！という夢でした。誠司からすればいつもと変わらないことだと思っていましたが、鞠にとってはそうではなかったようです（鞠曰く“オ○ニーを人に見せるようなもの”らしいｗ）。
その日の夜、誠司が鞠を使ってオ○ニーしていることが夢の共有によって鞠やエリカに知られてしまった挙句、紗奈歌家の事情で来られなくなり、みあも去って、小野寺兄妹の恋愛感情が理解できないエリカも２人に関わることを止めたため、奇妙な集まりはこの日で解散となってしまいます。
その後、夕飯の買い出しに行った誠司が家に帰ってくると、鞠が部屋でオ○ニーをしていました。ドアを開けるかどうか迷っていて結局開けることはしませんでしたが、鞠が自分のことをどう想っているか思い知るようになった誠司は、鞠のオ○ニーを見てみたかったと後悔。その日の夜は夢の中で鞠のオ○ニーの記憶を見てしまいます。
翌朝。鞠がいつものやり取りを期待して、ふざけて誠司を誘惑しましたが、ここ最近ずっと妹に劣情を抱いていた誠司によって押し倒され、そのまま犯されてしまいます。鞠は最初こそ拒絶しようとしましたが、それがある意味自分の望む形だったため、最後は誠司を受け入れ・・・。２人はこういう形で恋人同士となりました。
その後はデートしたり少しずつ兄妹から恋人へ変わっていった２人。でもやはり兄妹であるということから、以前から鞠の気持ちを知っていた久々子には祝福されたものの、鞠は親友や周囲からは奇異の目で見られることを気にして、兄の気持ちに対しても「上辺の優しさなんじゃないか」と不安が募っていました。
その様子を見た誠司は、自分がずっと鞠や久々子には秘密にしていた記憶喪失のことと、記憶喪失になった後の初恋が鞠であることを話します（記憶喪失については鞠は最初から気付いていた）。そして、鞠もまた、自分がずっと抱えてきた罪悪感と積み重ねてきた嘘・・・兄が記憶喪失になったのは自分のせいであり、兄が記憶喪失になったことで昔の自分を知られずに済むからとこれまでとまったく違う自分を演じるようになったこと、誠司に対して身体を求める理由・・・全て打ち明けます。そして、お互いの気持ちを確かめ合い、鞠を安心させて将来を誓い合うのでした。

小野寺鞠編　感想
鞠がどうして誠司のことを好きになったのか、そしてどうしてエッチなことを求めるのか、そういった鞠の想いが伝わってきてそこは割と良かったと思います。最初の結ばれ方がロマンチックの欠片もないのは残念でしたが。
シナリオの内容としては、久々子編との対比になっていて、久々子編と同様に過去の話がメインになっています。こちらはあまり誠司のことには触れておらず、鞠の事が中心になってますね。そして、誠司が記憶喪失になった事故の真相も分かります。とりあえず、よく助けられたなって気がします。鞠の状況説明が正確だと仮定するなら落ちたのは橋の真ん中あたりのはず。そこから大雨で少し荒れた川に落ちた鞠を助けるって大人でも難しいと思うんですけど。
又、久々子編と同じ過去と向き合うというシナリオになっていますが、久々子が記憶喪失前の誠司を求めていたのに対して、鞠は今の誠司を求めているという違いがあります。その違いのせいか、誠司は普通に記憶喪失であることを鞠に打ち明けていますね。むしろ、久々子編とは逆で鞠の方が誠司に対して罪悪感を感じていたという形になっています。
それと、当然兄妹の恋愛というタブーについても少し扱っています。妹に欲情してしまった兄の葛藤とか。結局は性欲に負けた形でちょっと強引すぎる展開ですけど。周囲の人間にどう見られてしまうのかとかもありますが、最終的には自分たちが幸せならそれでいいっていう誠司に鞠も同意したっていう形に収束した感じですね。エピローグの様子だと、母親からも離れた様子でしたが、とりあえず幸せそうで何より。
Ｈシーンも悪くなかったかな。妹への気持ちに葛藤を抱いてる最中に妹のオ○ニーを・・・という妹モノの定番がありますしｗ　特に最後が良いですね。お漏らし（ｒｙ
一般ＣＧですと、やはりエピローグが良いかな。５年後の鞠はかなり大人っぽくなって性格も落ち着いてましたね。元々の性格と変わった後の性格を足して２で割った感じ。誠司が尻に敷かれてる感じがしますｗ

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さてさて、お次は冥加紗奈歌です～。