こうふ取材日記

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方代の心に触れる(後半)

2020年08月11日 | 親子だるまくん
GO!GO!親子だるまくんが行く!!

甲府のおすすめスポットを親子だるまくんが紹介します!!

 

親だるま:前回(リンク)に続いて「山崎方代歌碑マップ」を見ながら歌碑を見て回るよ

方代のお墓のある円楽寺にいこう。円楽寺では毎年、命日を過ぎた最初の土曜日に方代忌が営まれているんだよ

ほんとうの酒がこの世にありし時に父もよいにきわれもよいたり

私が死んでしまえばわたくしの心の父はどうなるのだろう

 

親だるま:次に方代の母校、現:中道南小学校(右左口尋常高等小学校)に移動したよ

子だるま:ここにも2基あるね。

丘の上を白いちょうちょうが何かしら手渡すために越えてゆきたり

夜おそく出でたる月がひっそりとしまい忘れし物を照らしおる

 

子だるま:中道北小学校にもあるんだよね。

寂しくてひとり笑えば卓袱台の上の茶碗が笑い出したり

切り株に腰を引っかけ見ていると今日の夕日が笑っているよ

 

親だるま:茶碗が笑ったり、夕日が笑ったり、孤独の中に温かさを感じる短歌だね。

 

親だるま:小学校の次は笛南中学校に行こう

子だるま:ここにも2基あるよ。

担ぎだこ取れし今でももの見れば一度はかついでみたくなるのよ

まっ黒く澄みたる馬の目の中に釜無川が流れている

 

親だるま:次で最後だよ。健康の杜センターアネシスに行こう

雲雀子よ早く孵せよこの麦も少し早いが刈らねばならぬ

菜の花のような便りをいただいて腕こまねいてむせている

ひっそりと座っていると月が出て畳のへりを照らして去った

 

子だるま:27基、ぜ~んぶ回ったね

親だるま:短歌を詠んだ背景や山崎方代という人物について、もっと知りたくなったな

子だるま:亡くなって35年たっても、多くの人に愛されている中道出身の方代さんについて、僕ももっと知りたくなったよ。夏休みの自由研究で調べてみようかな。

親だるま:方代さんゆかりの地、中道地区の中道公民館図書館では歌集の他、方代さんに関する書物の貸し出しをしているよ。気になる方は借りて読んでみよう

「山崎方代 一行の詩形の中の人物」

 

 

 


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