すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

終戦の日

2017年08月15日 | わたしがわたしが
終戦の日でしたね。 といっても、 戦争はパタッと終わったわけではなく、 わたしの母方のじーちゃんは シベリア抑留されて 数年生死がわからず、 いざ帰ってみたら こどもがひとり増えてたり、 オット側のばーちゃんも同様な状態で 生死が知れず しかたがないので ダンナのおとうとが いざ帰ってきたら 反故にするという条件で 兄の嫁さんと結婚したり、 戦後ってホント長かったんだとおもいます。


戦争は 終わったからって 終わるものではない。



いっぽう、 大学で仕事をしていたときに、 開口いきなり 年配者が 「学生の本分は いざ戦争となったら 戦争に行くことだ!!」 という 言いたいことだけ言って切ってしまう電話がけっこうあって、 新聞やテレビでは報道しないけれど、 戦争に行った世代がみんな戦争反対なわけではなく、 なかには 「オレたちは 選ばれて生き残ったんだ!!」 と信じている人々がいるということも知りました。


戦争は終わっても まだ戦争を終わっていない人々もいる。



「わたしの考え方で行くと、 いかなる理由があろうとも、 人間が人間を殺すのは厭なんだ。 その根本を守って、 無抵抗に徹して 遂に滅びてしまった国家があった、 かつてこういう素晴らしい国があったと、 それが人類の歴史に残ればいいという考えなんです。 それが出発点であり、 結論です。」

                                                     『山本さんのいいつけ』 山口 瞳


戦争が終わっても べつの戦争を戦っている人々もいる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする