和田裕美著 ポプラ社 P180より引用
ISBN978-4-591-10428-6 1100円+税
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51「足りない病」から抜け出す
「必要なものをすべて持って生れて
きていたら、きっともっと幸せだっ
たろうに」と昔、思ったことがあり
ます。人にはなぜ、生まれたときか
ら大きな差があるのだろうと思った
ことがあります。もっとお金持ちに
生まれていたらなぁとか、もっと頭
がよかったらなぁとか、もっときれ
いでスタイルもよくてモテモテだっ
たらなぁとか、「もっと○○だった
らなぁ……病」にかかっていたので
す。(中略)
けれどあるとき、鉄鋼王のアンドリ
ュー・カーネギーさんの言葉が目に
入ってきました。
「カーネギーさん、成功するために
必要なことは?」と聞かれ、彼は
こう答えました。
「貧しい家庭に生まれることだよ」と、
「どうしてですか?」
「貧しい過程で育った私は(大人に
なったら、両親を楽にしてあげたい)
と思っていました。そのために頑張
ったことで、今の私があるのです。(中略)
とりあえず、今あることに感謝する。
今日寝る場所に感謝する。(小さなベッドでも)
今日食べたものに感謝する。(カップラーメンでも)
今日の仕事に感謝する。(面白くなくても)
今日の自分に感謝する。(不満なところがあったとしても)
寝る場所も食べるものも、仕事も命も「ある」ことに
感謝出来たら、「よーし、なりたい
未来をつかむぞ!」と声を出してみる。
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▼今日一日が何事もなく過ごせたら良
しとしましょう。そんなに痛いところ
もとりあえずないし、美味しいものも
食べられたのだから感謝です。そんな
風に考えると、一年何事もなく過ごせ
たことにも感謝です。
突発的な病気もそれからは改善はしな
いが現状維持できてやはり感謝です。
相変わらず裕福ではないが、何とかや
っていけることに感謝です。(大変なのは分かっていますが)
ありがたいことです。