
三宅庄二 平野顕良 竹内悠人 共著
京都修学社
ISBN4-900833-26-6 1200+税
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如雨露 じょうろ
庭の草木や植木などに水をやるための
道具。缶(桶)状の部分に水を入れ長く
出た缶状の先の面にあるたくさんの小
穴から水を出す器具。
「如雨露」はまるで雨か露が降るよう
だという意からでてきた文字だと思っ
たら、実はポルトガル語のjorro(ジ
ャルロ)の変化で借字(漢字を使う民族
が外国語などを聞いて、その印象に従
って写す時に用いた方法)である。
煙管 きせる
きざみタバコを吸うための道具。タバ
コをつめる雁首、それに吸うところ、
つまり吸い口、さらに雁首と吸い口を
つなぐ羅宇(竹の管)から成る。このこ
とから発車駅・到着駅近くだけの切符
で乗車するなどの不正乗車をキセル(
乗り)といいだした。
ついでながら「ただのり」のことを薩
摩守忠度をもじって薩摩守といった。
「らお屋」といって「らお(う)のすげ
替え」という商売もあった。なお「ラ
オ」とはラオスの国から伝わった竹を
用いたところから。
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▼呼び名とはいろいろあるものですね。
何時も水やりに利用している、じょう
ろはポルトガル語からきているとは知
りませんでした。ところで我が家のホ
ースですが中に藻が発生して水をじょ
うろに入れるたびに大量の緑色の藻が
出てきます。かなり古いホースなので
仕方のないことですが。今度買うとき
は藻の発生しにくい種類を選ばないと
私が子供の頃には、ピーーと音を立て
ながら煙管の修理屋が町内を流してい
ました。また包丁研ぎや鍋の修理、豆
腐売り、まるで江戸時代みたいですね。
そうそう紙芝居屋、それにオリエンタ
ルカレーの実演販売、信州リンゴをト
ラック一杯に積み込んで直販、いろい
ろあちこちからやってきました。日曜
日には教会からキリスト教を子供に解
かるように解説をしてくれて、トラン
ペットで讃美歌をうたった記憶があり
ます。