密厳供養塔建立のコンセプト、そのコンセプトに基づいた供養塔デザインや納骨スペースデザイン。
利用者の思い、住職の希望、デザイナーの感性、そして、法律との整合、すり合わせ。市役所の認可・・・などなど。
さらには、材料の一部を海外にゆだねるために発生する製作上の手違いや製品輸入のトラブルなど。
何事も手間ひまかかるものですね。面倒だからとそのプロセスをいい加減なものにしてしまうと、
後々まで後悔を引きずることになってしまいます。おっとりしているようで実は短気な私にとって、
たいへんシビアな修行でございます。
昨日より、供養塔本体が乗っかる基礎の上に、厚さ10センチほどの石版が貼られました。
いよいよ始動です。
石を接着するための強力な接着剤。キレイな色をしています。アイスクリーム屋さんをイメージしてしまいます。
この2種類の接着剤を混合して使用します。
この面積が仕上がるまでにほぼ一日。根気の要るお仕事です。
老眼鏡をかけて、白と黒の石材をよくよく観察しますと、とてもきめ細かい粒子の石材でした。
これまでに見たことのない石でして、この石でつくられる本体の完成が楽しみです。
ベース部分の石張りが終了しました。
おしゃれなデザインに仕上がっていますが、本体が乗っかりますと、外側からはほとんど見えなくなります。
やがて内側に住まわれるであろう精霊様方が喜ばれるためのデザインです。