木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

次はスイカか

2023年07月17日 06時27分23秒 | 耕作放棄地

先般、トウモロコシ被害をお伝えしたが、夏場は害獣被害が強烈な時期だ。彼らの活動時期でもあるようで、夜な夜な被害の発生に怯えねばならない。当地では熊、鹿、サル、イノシシ等の特定害獣はほぼ出没しないが、「アライグマ」や「ハクビシン」それに「タヌキ」や「イタチ」等の暗躍が激しいようだ。長老のトウモロコシ畑が襲撃され壊滅したことは上述のとおりだが、次に狙われるのは多分スイカ畑であろう。大きくて丸い玉が育ちつつある。連中は食べ頃の見極めが可能なようで、作物が完熟に近づくまでは見守るだけである。そして食べ頃と判断したら一斉に襲撃するのだ。戦国武将さながらで、潮時の見極めが見事なこと。下手な耕作人よりも有能かも。

次の被害者は失礼だが又もや長老では無いかと踏んでいる。現場がアライグマ等の通行路に当たるようで、例年被害が発生する場所でもある。経験知の積み重ねで記憶力もある模様、昨年はうまかった今年も・・・・・・との発想は人間同様なのかも知れない。通り過ぎた先には竹林が存在し、どうもこの竹藪の中に潜んでいるようだ。連中は夜行性、昼間の活動はほぼ見られ無い。夜な夜な徘徊しているのだろう。

何枚かの画像で長老のスイカ畑をご紹介しておくが、防備の程度はトウモロコシ畑よりも若干落ちるだろう。何もかもを完璧に防御出来るわけでも無い。側面の防御ネットと天井面は防鳥ネット、当然ながら隙間も存在する。連中の手腕から見たら、トウモロコシ畑よりも襲撃しやすい現場だろう。後は個々のスイカを守るのみかな。聞き及んだ手法では、実ったスイカを籠でカバーするという方法論で護れたとか何とか。

長老のスイカ畑では既に大きな玉が成長中だ。恐らく連中も気付いてはいるのだろう。そして、ジッと完熟のタイミングを見計らっているはずだ。連中が見極める収穫時よりも、1日前のタイミングを狙って先に持ち帰ってしまうか。施設防御が困難であれば、タッチの差を狙うしか無いのかも。微妙な判断で、時には完熟前の収穫とも為りかねない恐れは存在する。栽培者の技量が試される場面かも知れないな。

ともあれアライグマ等の暗躍はスタートした。夏場の定例行事みたいなもので、大坂夏の陣は始まったばかり、害獣達との攻防戦は続いていく。正直に見て、負け戦が多いのは認めざるを得ないかな。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする